Week5 雨季
タイの雨
雨季に入ったらしく、5月半ばくらいから雨が降ることが多くなりました。
爆発したのかと思うような激しい雷と雨音のせいで、夜中に目が覚めることもあります。
学校の行き帰り、あるいは授業中に激しい雨が降ることもあります。
タイの雨は突然激しく降ってきて、わりとすぐに止みます。日本のしとしと、だらだら、という雨とは違います。
突然降るといっても、予兆はあります。辺りが少し暗くなり、涼しくなってきたなと感じたら雨の合図です。
バケツをひっくり返したような雨が建物の屋根を叩きつけ、もの凄い音をたてます。
ノーンおじさん
学校の帰り、辺りが薄暗くなり涼しい風が吹きました。
屋台の方々が手早く商品を片付け、避難の準備をしています。
さすが!なんて感動していると、あっという間に大粒の雨が降ってきて、辺りのトタン屋根を叩きつけ、もの凄い音をたて始めました。
これ以上前に進むのは不可能と判断した私は、小さな食堂の軒下に入りました。
店主のおじさんはお皿を洗っていましたが、軒下に入った私と目が合うと、ニッコリ笑って、椅子を持ってきてくれました。
私は雨宿りをさせてもらいながら、おじさんとしばらくお話をしました。
おじさんの名前はノーン。私はナムワーン。
自己紹介をして、天気やタイ語の話をしました。私のタイ語は50%くらいOKだそうです。それって喜んでいいのかな。
雨の勢いが落ちてきたので、おじさんにお礼を言って、再び帰路につきました。
この日以降、私は学校の行き帰りにノーンおじさんとお話をするようになりました。
蚊と闘う
雨季には蚊が増える、と先生がおっしゃっていましたが、その通り。私は雨季に入ってから、20箇所近く蚊に刺されました。
蚊に刺されるとデング熱にかかる恐れあり、とのことだったので、絶対蚊に刺されないようにしようと心に誓い、日本を出発しました。
そして、虫除けスプレー使用、肌の露出を避ける、などの対策を講じてきました。
しかし、知らないうちにどこかで刺されてしまうのです。
今のところかゆいだけで、デング熱の兆候なしです。不幸中の幸いです。
気をつけなければ……。
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