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レンズがカビに食べられた!
こんにちは。Rome .photographのmisatoです。
人生ではじめてカメラのレンズがカビにやられることがあると知ったときの衝撃ったらありませんでした。
遡ること10何とか年前。随分前に亡くなった祖父の押入れからフィルムカメラが出土しました。
祖父は私が幼い頃、プロのフォトグラファーからフィルムカメラを習っていたそうです。
そういえば山の上で「じっとしていて!」と祖父の被写体をやったことがありました。
あの頃、私は祖父があまりに真剣な顔でカメラを操作していたから何にもおもしろくなかったけど、祖父は写真が楽しくて仕方なかったんだろうな。
きっとあのとき祖父が私にレンズを向けていた、そのカメラが出てきました。
祖父の趣味がカメラだったことは全く知らなかったけど(趣味は釣りだと思っていた)おじいちゃん子だった私は祖父が大好きだったであろうそのカメラで私も写真を撮りたくて見つけたその瞬間からうずうずしていました。
ただそのカメラは何の保護もなく、丸裸で押入れに。ファインダーを覗くもピントがうまく合わないような気がするということで信頼する写真屋さんにカメラを持って駆け込んだのでした。
そこで言われた「これはレンズがカビてるね」にビックリ。
ヘビーにお世話になっていた写真屋のおじちゃんが大事にしていたレンズを譲ってくれることになり、大好きな祖父とおじちゃんの大切なパーツが詰まった私にとってかけがえのないカメラに生まれ変わりました。
ただそのときに知ったカビってカメラの大敵という認識は強烈でそれ以降、私はカビ対策をするようになったというわけ。
今でこそ防湿庫を利用していますが、最初から防湿庫を持っていたわけではありません。
プラスチックの衣装ケースにシリカゲルを詰め込んで即席防湿庫を作ったことも。簡単だし、すぐできるし、カメラも守られるので意外と便利。
写真専攻だった学生時代も実は即席防湿庫で乗り切っていました。
職業がフォトグラファーとなったときに防湿庫を購入すると決めてから、もうかれこれかなり長く使っていますが(10年以上)未だ壊れず現役で頑張ってくれています。
ちなみに我が家の防湿庫は昨年DIY済。DIYしたらインテリアにも馴染んでかわいくなりました。
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