飾るサイズから考える家族写真の選び方
「自宅に写真を飾ってみよう!」
そう思い立ったときに考えるのは
・どの写真を飾るのか
・どこに飾るのか
・どうやって飾るのか
ということを考える必要があります。
今回は"家族写真"をテーマに「どの写真を飾るのか」という写真の選び方とバランスの取り方について考えてみましょう。
Romeでは以前「はじめてのフォトフレーム」という商品をリリースしました。
これは、独身の時には写真を飾る習慣がなかった私自身が結婚して初めて夫婦2人の写真を自宅に飾ろうと思った時に、どうすれば簡単におしゃれに飾れるようになるのかということから商品化したフォトフレームです。
このフォトフレームの商品ページに【プロカメラマンが提案するフォトフレームに入れる写真の選びかた】として紹介した写真の選び方がこれ。
その具体例になるような写真も併せて商品ページに掲載しています。
何故、このフォトフレームではそのような紹介をしたのかという話をもっと掘り下げて紹介していくことにします。
まずフォトフレームのサイズ感にぜひ注目してみてください。
このフォトフレームのサイズは36cm×36cmの正方形。
フォトフレームにしては少し大きめのサイズです。
つまり、中に入れる写真も大きめになることが予想されます(実際に中に入れる写真のサイズとしておすすめしているのは六つ切サイズです)
仮に顔がアップの写真を六つ切サイズにプリントしてみましょう。
プリントされた写真に写っている顔が実物の顔と同じくらいのサイズに見える…というのはさすが言い過ぎですが、それでもちょっと圧迫感を感じるサイズ感に仕上がるのではないでしょうか。
そこで全身が写っているような、いわゆる引きの写真を入れてあげることでまるで風景写真を飾っているような広がりのある、圧迫感のない写真になりますよ、という提案をしたわけです。
フォトフレーム自体のサイズが大きい場合には、このように写真に写る人物のサイズを小さくしてあげることでバランスを取ってあげるという方法をおすすめしています。
あくまで、これは自宅に写真を飾る時に周りのインテリアと馴染むように、という目線での写真の選び方なので、結婚式のウェルカムスペースに飾る写真のように「ここを見て!」と注目してもらう必要がある場合は上半身が写っている写真など、もう少し距離感の近い写真を選んであげると写真自身がしっかり主張をしてくれると思います。
では、次に人物の顔がアップで写っている写真を飾りたいときはどうしたら良いのでしょうか。
この場合は写真の面積に対して顔の占める割合が多くなるので、先ほどの逆で写真のサイズを小さくしてあげるという方法はいかがでしょうか?
写真のサイズ自体が小さいと顔がアップで写っていても、そこまで圧迫感は感じないので自宅に飾りやすい存在感になりそうです。
どれくらい写真を主張させたいかによって写真の内容とサイズは変わってきますが、インテリアに馴染むように家族の写真を飾りたいという場合はこのようなバランスで写真のサイズを決めていただくと飾りやすいのではないかと思います。
ちなみに私はあまり自分たちの顔がバン!と写っている写真を飾るのがあまり好きではないので(カメラ目線の写真だと写真にいつも見られてる感じがしてちょっと苦手です)風景写真に近いのでは…と思うくらい引きの写真や後ろを向いている写真など、顔がほぼわからない写真をインテリアとして飾ることが多いです。
では、お気に入りの写真がカメラ目線の写真だったらどうするの?ということですが、顔がわかりやすい写真はアルバムにまとめることが多いです。
このアルバムにまとめるという話は、また改めて詳しくお話ししたいなと思います。