Joscho Stephanに教わる       左手よりも大事な ”右手”

『このフレーズを弾きこなしたい』
『かっこいい、このリック自分のものにしよう』

ギタリストなら推しプレーヤーの演奏を見て、誰しもこのように感じるはず

そんな時、まず目が行くのは左手の動きだ
『どの弦で弾いてる?』『指のポジションは?』

動画のスピードを低速にして確認、
自分の手元で指板を押さえて再現を試みる。

時間をかけて練習すれば、大抵の場合弾けるようになる。


マカフェリギターに出会ってからは、この方法は通用しなくなった。

左手を完璧に真似し、どれだけ巧みにかせても、、
スピード、正確さ、音の綺麗さ、厚み、テクスチャー、その全てに作用するのが、右手だったのだ。

今回は私の推しの中の推しの推し
Joscho Stephanの右手に注目したい

弦へのアクションの正確さとスムーズさ、そしてマカフェリギターの特有の弦の高さ(String Action)に起因する独特な手のフォーム

ジプシー独特の響きとロックさを兼ね備えた高速技
その速さとの両立は不可能にも思える一音一音のクリーンさ

Joschoサウンドの秘訣は右手にあり
その秘訣を解き明かしたいと、色々調べていると

Tory Grady「ギタリストの手博士」(私が勝手に呼んでいる)が、既にJoschoの右手の動きを分析していた

さらに、三連符に関しては本人の解説している動画も発見

これらの動画から分かるJoschoの右手の特徴としては

・ピックは人差し指第一関節と親指で固定
・弦は上斜めから打つように弾く
・レストストローク(弦を引いた後下の弦に触れる・レストする)
┗ジプシーギターで特有のダウンピッキングに起因
・6-5弦を弾く際、小指を弦の下側に入れ、右手を固定している
・3-1弦を弾く際、小指、(薬指)をボディに置いている

実際にマカフェリギターを演奏する際、どのように右手を意識すればいいのかこれらの動画は非常にためになります。

String Actionが高くないと、このような弾き方を再現するのは難しいですが、マカフェリギターをお持ちの方は是非Joschoの弾き方を参考にしてみるといいでしょう。

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