脱毛でとんでもない目にあった話
みなさんは脱毛してますか?
最近は性別問わず髭脱毛、脇、脚、VIO…
いたるところを脱毛している方が多くなりましたね。
私はどうかって?
脱毛しておりません。
時間が経てば毛虫になる仕様です。
正確に言えば過去に脱毛経験はある。
ただあまりにも珍しい出来事だったため、
今日はその時のお話をしようと思う。
体毛について
私はハーフだ。
ハーフだと言うと気になる人もいるのではなかろうか。
体毛は何色なんだろう…と。
よく聞かれる質問のうちの一つだが、私は全身真っ黒のお毛毛ではなく、部位によっては金髪の毛が生えている。
ロマーシアのロマーシアはどうなってるか?
さらに興味を持つ人もいるがこれはトップシークレットである。
手脚は露出の多い部位なので日頃からカミソリで処理をしていたこともあり、黒いチクチクしたお毛毛たちが元気に生えてくる。
私の周りの女性陣は医療用脱毛や光脱毛をしている人が多く、脇がつるつるぴかぴかしていた。
ノースリーブを気兼ねなく着用していて私も脱毛したいな〜と思っていた。
契約について
医療用脱毛は物凄く激痛を伴うと聞いて怯えていたこともあり、沖縄県内のとあるエステサロンで行っている比較的痛みがない光脱毛を受けてみることにした。
どの部位を脱毛したいのか、毛質などもみてもらい丁寧なカウンセリングを受けた。
私はVIOも含めた全身脱毛10回コースに20万円を支払い、カウンセリング時に脱毛1回目の予約を行った。
初めての光脱毛
脱毛の際、前もって自分の手が届く範囲で電動シェーバー等でお毛毛を処理していないといけない。
エステサロンへ行く前にシャワーを浴び、
見えうる限りのリトルロマーシア達のお手入れをした。
そしてエステサロンへ到着し個室へ案内され、つけてる意味が全くない紙ショーツに履き替えてベッドにうつ伏せのまま寝そべった。
この状態で10分以上待っているがスタッフが来る様子がない。
この日は脱毛後特に予定はなく、脱毛がどれぐらい時間かかるものなのかすら分からない。
人生初めての脱毛。
ドキドキしながら待つことしか私にはできなかった。
ようやくスタッフが来たと思ったら2人組でやってきた。
『全身脱毛の時はスタッフ2人で対応してるんですよ〜!脱毛の準備していきます』とのこと。
私のお毛毛たちがきちんと処理されているかチェックされ、剃り残しがあったらその場でスタッフが剃ってくれたのだ。
物凄く恥ずかしい気持ちでいっぱいだった……。
そして待ちに待った光を照射するその時だった。
『あ!!!!!
ジェルがない。ごめん◯◯さん、奥から取ってきて欲しい』
そう言ってスタッフのうち1人が部屋を出て行った。
脱毛する際は照射する前にジェルを塗る。
なんの効果があってそうするのか分からないが
ジェルなく光を照射することはできないのだ。
「前田さんお待たせしてごめんなさいね〜」
残ったスタッフと世間話をしながらジェル待ちをしていた。
ジェルを取りに行っていたスタッフが帰ってくるなり
『前田さん!!大変申し訳ございませんっつっつつつっ!!』と大きな声で謝罪をしてきた。
私と残されたスタッフでポカーンとしていたら
全身脱毛する分のジェルがないと。
なんてこった。
せっかく予約したのに全身脱毛できないのか…
と正直残念に感じていた。
すると
『ただ…全く脱毛できないわけじゃなくて出来る部位分は光照射当てたいんです…』
おおお!多少残ってるジェルがあるのか。
やったぜ。
ぜひ出来る部位でいいのでお願いしますと伝えたところ
『肛門分しかないんですけど…それでもいいですか…』
と小さい声で言われた。
肛門分しかない?????
今まで生きてきた中でそんなフレーズ聞いたことねーぞ。
前もってカウンセリングも受け、わざわざ別日に予約をし休みをとってまで来た脱毛。
初めての脱毛は肛門しかできないんだ…。
少し悩んだがすでにほぼ裸の状態で
スタッフと3人きりの密室の中。
はい…。お願いします。
そして私は肛門だけ光照射されることになった。
毛があるのかないのかも分からないのに。
脱毛後
2人がかりで私のピーチは光照射され30秒もかからないまま終わった。
痛みとか熱さも感じず、ただただ人に見せてはいけないところをお披露目しただけだった。
サロンからは謝罪されたものの、
始めての脱毛で肛門のみ脱毛をされたことは
私に多大なるトラウマを植え付けたのであった。
次回予約をしたがそのサロンに2度と行くことはなかった。
私は肛門に光を一度当てるために20万円払った女であった。
おわり
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