30代になって思う話
半年後に32歳を迎える立派なアダルトレディー
前田ロマーシアだが、30代に入って一番に感じることは微妙なお年頃ということだ。
私より歳下の世代には大人として見られたり、 時にはおばさん扱いされるのに歳上の先輩達からはまだまだ若者と扱われる。
その板挟み状態がなんとも歯痒い。
20代までの私は30代の世代に対して、大人だなぁという印象を持っていたし、20代に比べてしっかりしている人が多いと思っていた。
30代になれば勝手に大人になれるものだと、漠然に思っていたのだが、いざ自分が30代に突入し、想像していた大人の理想像とは全くもって異なっていたのだった。
ロマーシアのロマーシア
30代にもなれば勝手に大人になって世界情勢、株価、政治などに興味を持つかと思い気や、私は今だにSNSできんたまだの、包茎だの下ネタ話をしている。
見た目や体型は年齢を重ねるごとに変化していったが、中身に関しては高校生の頃から正直変わりがない。
周りの30代を見渡すと結婚して子どもを授かっていたり、はたまた離婚していたり、それなりにライフステージは変わっているものの、想像していたような“大人”ではなく、昔と変わらないまま年齢だけ重ねた人が多いような気がする。
現在の私はというと、若かりし頃に比べてさらなる豊満ボディーを手に入れているのだが、見た目と反して最近はご飯を食べすぎると胸焼けを起こしたり、年々食べれる肉の量まで減ってきている。
今まで白髪なんか生えたこともなかったのに、
30代入って数本の白髪があることを発見した。
しかも頭だけではなく、ロマーシアのロマーシアにまで白髪が生え始めてる始末。
Oh……………………
これが老いなのね…………。
アラサーにさしかかるとやたらとアラサーであることをアピールし始めていた私だったが、実際は年重ねたことをあまり実感はしていなかった。
ロマーシアのロマーシアがグレイヘアーになり始めてようやく自分の身体で身をもって老いを感じ始めたのだった。
似合う似合わないについて
20代までは好きなお洋服着て、やってみたい髪型を色々チャレンジしたりして、似合うとか似合わないとか気にすることなく、お洒落することがとても楽しくて生きがいだった。
上京して30代に入り、今までは何も気にすることなく、自信を持って身につけていた服や持ち物が急に子どもっぽく感じるようになりはじめた。
芸能の仕事とは疎遠になり、会社員として働きだしてオフィスカジュアルというものを意識するようになったのだ。
白いシャツやブラウスばかりが増えていくものの、カジュアルの線引きが私はイマイチまだ分かっていない。
足元だけでも大人っぽくと思い、ヒールを履こうもんならすぐ足が痛くなるし、控えめで可愛いバレエシューズのようなぺたんこ靴を履いたとしても70キロもある私の重さに足裏が悲鳴をあげ、結局痛くなってしまう。
そのため私は歩きやすいコンバースや、オニツカタイガーを愛用しているが果たしてそれがオフィスカジュアルとして許容範囲なのか今だに謎である。
モノトーンよりカラフルな色合いのお洋服を好んで身につけているが、近頃ベージュ系を身につけるとオシャレというより年寄り感が滲みでてる気がする。
今まで似合う色、似合わない色など気にせず
可愛いと思ったものだけを選んで身につけてきたが、そろそろ似合う色を意識して身につけた方がいいお年頃になってきたようだ。
これから30代になる君たちへ
冒頭にも話した通り、20代までの私は30代はしっかりした大人たちばかりで、年齢を重ねれば自然に大人になっていくものだと思っていた。
実際は歳を重ねて、経験と知恵が増えただけの中身は学生の頃とあまり変わらない。
20代の頃、年上の事を簡単にオジサンだの、オバサンだの思っていたけど30代に入って自分がオバサンなのかよく分かっていないし、簡単にオバサンと口にしていた言葉のブーメランが今になって自分に返ってきてるように感じることもある。
老婆心ながら…
年上に対し年齢でのマウントや、歳を重ねることへのネガティブな言葉というのは、未来の自分に対しての言葉でもあるということを忘れないで。
まぁ、私がオバサンという言葉に抗いたいだけかもしれないけどね。
30代に入ると老いることの恐怖より、人の目を気にせず、今まで以上に自分らしく過ごせるようになって私はもの凄く生きやすくなったよ。
今まで生きてきた中で今が一番幸せ。
だからね、20代以下で生きるのが苦しいって思ってる人がいるのであれば、確かに今苦しいかもしれないけど、30代は肩の力が抜けてとても楽しくなるよ!
この調子で私は40代になっても下ネタ言い続ける予定。
おわり