有翅昆虫の祖 カゲロウ
カゲロウはお好きですか?
今日は冷たい雨が降っていますが、我が家の庭に羽化したカゲロウを見つけました。
羽化後、多くは1日しか生きられないといわれるカゲロウ。
儚さを象徴するイメージを持たれることも多いと思います。
人間や農作物に危害を与えることはなく、むしろ豊作の年に大量発生する「豊年虫」として喜ばれている昆虫。
そんなカゲロウには透き通った翅があります。
どこか古風で中国的な印象を受けるのは私だけでしょうか。
美しい翅を持つチョウ、そしてバッタやカブトムシ。
昆虫には翅のあるものが多くいますが、その進化の中で、カゲロウは初めて翅で空を飛んだ昆虫とされています。
有翅昆虫の起源が生態を大きく変えることなく現代に生きる。
カゲロウを「生きた化石」と呼ぶことができそうですね。