53歳、職業訓練学校で、学生やってます。その1
介護の職業訓練学校
8月より介護の職業訓練学校に通い始めました。
今年の5月に30年勤めた飲食業だったんですけど、コロナで大量閉店でコロナ離職しました。
ハローワークで職業相談を受け、介護の職業訓練学校に通うことにしました。全く経験のない職業です。
職業訓練学校は、ハローワーク経由で新しい職に着くための学校なので、無料です。コースはいくつもあり、期間もいろいろあります。
僕の通っている介護のコースは、半年間コースです。
毎日6時間みっちり勉強です。
基本、卒業すれば介護の業界で働くことになります。もちろん就活を行い、就職試験に合格した上ですけど。
30名程度のコースなんですけど、みんな失業者なんですよね。
みんななんらかの理由で退職したんですよね。一人ひとりにそれぞれの人生がある。みんなそれぞれに思うところもある。
ほとんどが介護未経験の人です。
年齢層も40代から60代が多いですね。
長らく働いた仕事を退職し、未経験の業種へ。
辛いでしょうね。苦しいでしょうね。でも、みんなそれぞれの事情を抱えて、必死に頑張っています。
その姿を見て、僕も頑張らないと。って思います。
しかし、僕は53歳。
この歳で新しい業界に転職は大変です。
まず、教科書の載っている言葉がわからない。全く使っていない始めて接する言葉が多いので、一度聞いても覚えられない。教科書を読むのも大変です。言葉がわからないので読んでも理解できません。
先生の授業を聞いて、一語一語、線を引いて、言葉の意味をノートに書いて覚えています。でも、一日たつともう忘れていて、年だなあと思います。同世代の人が多いので、みんな同じようなものなので不安顔だらけです。
でも、先生の話しを聞いていて思うのは、介護業界って本当に人が足りていないんだなということ。そして、その人手不足はこれからもずっと続くと言うこと。
高齢者の人数は今後人口の一割まで増え続けること。それは今の倍以上の人数だと言うこと。だから、先生たちも現場に人を送りたいと思っていて、必死に教えてくれること。
頑張らないと。
でもね、この歳で学校で机を並べ勉強するってすごく楽しんです。こんな機会を得るなんて思っていなかったので、わからないことだらけだし、6時間机に座るのはしんどい。
でもね、ホントにね、大変だし、不安だらけだし、でも、毎日が貴重な体験をしているようで充実していて、すごく嬉しんですよ。勉強して覚えていくことが。
あぁ友達が欲しい。
せっかくみんなで一つの教室で勉強しているので、もっとみんなと話したい。
でも、勉強が大変で、休み時間も教科書開いて勉強しています。
しかもコロナで、ずっとマスク生活で、必要なこと以外は会話も控えないといけなし、ご飯も黙食だし。
それに、3日に一度くらいテストあるんですけど、それが想像以上に本格的。小テストくらいのものを想像していたら、全然違いました。
60点以下は再テストになります。
60点取るの結構厳しくて、知恵熱出るくらい勉強しないと再テストになります。
舐めてました。
必死に勉強して、この業界で再就職したい。50歳を過ぎてこんなに頑張ろうって思えるってある意味幸せなこと。
あのまま仕事を続けていたら、60歳までなんとなく働いて、そのまま人生終わっていたと思います。
確かに経済的には、苦しくなったけど、この貴重な時間を体験できているのは、失業という経験があったから。感謝するのはおかしいけど、何年か後、就職し、生活が安定していれば、貴重な人生経験として懐かし思い出すと思う。
いや、そう思えるようにしないといけない。
頑張ろう。
そして、いい友達も作りたい。
50代の人生のリアル。
この先も書き続けていきたいと思います。
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