革命だ・その6。日本も大統領制がいいと思うのだがどうだろう。政治とは、国民の生命を守り、国民が今よりも幸福な生活をする為にある。それを実現してくれるのならば、本質的には、どんな政体でもかまわない。
これは上の記事の続きです。
先の記事で、
国家があり、民衆が存在するのではない。
国家のために民衆が存在するのでもない。
民衆が存在し、その民衆の生活を守るために政治は存在する。
そして、政治が存在するところに国家がある。
民衆の生活の為、命の安全の為ならば政治形態など何度でも作りかえればいい。
今がその時なのだと思う。
と、書いた。
それが、この記事の主題の日本の大統領制のことだ。
ようやくだけど、この記事より、大統領制のことを書いていきたいと思う。
日本大統領の条件
人口が減り、高齢化で社会保障が増大し、大災害がほぼ確実に起きる国、日本。
その復興のために国債発行額はどれだけになるのかわからない。
財政破綻も起きるかもしれない。
そんな中で、国民の生活を成り立たせ、災害の被害を最小限にし、財政破綻を起こさせず、少子高齢化を乗り越える。
そんなことをやり遂げるリーダー、大統領と政治体制が必要です。
日本大統領に必要な能力
そのリーダーは、本当の意味での、最高の知性と品性と勇気を持ち、一般大衆と同じ目線で物事を見ることができて、一般大衆の考えや思いを理解し、感情に寄り添い、民衆に愛を持って接することができて、その上で、未来を見据えて、理解されなくても正しいことは苦しい決断を下してもやり通し、遠大な目標実現への計画性と身近な問題を解決する実行力があり、どんな困難にあっても計画を最後まで遂行していく行動力を持つ。そういう人が真のリーダーとならなければいけない。
そのリーダーは、月から地球を見る感覚を持って、世界を国家の集まりとして見るのではなく、地球という一つの星として、全体で見ることができる、そういう大きな視点で、これからの世界はこうなっていく。あるいは、こうなっていかなくてはいけないという地球という単位で物事を考えることができて、それを民衆に理解できるように伝え、その上で、日本はこうでなくてはいけない。国の形はこうでなくては立ち行かなくなる。豊かな暮らしを維持できなくなる。それを説明できる能力がなくてはいけない。
その上で、近代史だけでなく、人類史という長い歴史眼を持って、未来を描く哲学を持ち、現在というみんなが生きる今日という日常を作っていく。
これが日本の大統領に必要な能力だ。
今の日本はそれができるリーダーが必要で、そういうリーダーを生み出せる社会が必要で、そういうリーダーが活躍出来る政治体制が必要だ。
それが、日本の大統領制だと思う。
大統領制には憲法改正が必要
日本に大統領制を実現しようと思うと、憲法を改正しないといけない。
日本は、内閣総理大臣制で、知事選よりも狭い選挙区地域で当選した人が、国会議員となって、その国会議員の中から、国会で選ばれた人がリーダーになって、総理大臣となり、その総理大臣が、知事選よりも狭い選挙区地域で当選した人が各大臣を任命し内閣を組織する議院内閣制であり、選挙に当選するためには、地球という大きな視点は必要なく、人類史という長い視点も必要なく、哲学も特に必要ない
選挙区の人たちへの魅力的な政策と、任期中という数年の時間軸での成果の見える政策が求められ、地球の未来、人類の未来、日本の未来を見据えて、今を作っていく。そんなことは考えていないし、出来ないし、求められていない。
しかし、本当の危機を迎える今の日本には、国民みんなに目に見えるように今の日本の現状を説明し、これからはこうしなくてはいけないと納得の行く政策を打ちだし実行できなければいけない。
要は、議員内閣制に関する条文を変えなくてはいけない。
自分たちで選ぶ直接選挙による大統領制が必要になる。
憲法改正が必要というわけです。
この記事続きます。
参考文献
先日出版した自著で、日本大統領制について高校生が読書会で話し合うシーンや大統領に関する条文だけでなく、すべての条文書いています。合わせて読んでいただけると嬉しいです。