なぜ私はわたしなのか-Rina side‐
メルボルンの日本食レストランで仕事終わり
1人で瓶ビールを飲んでいる私。
24歳フリーター(女)。
インスタの結婚報告、出産報告...
当たり前だけど24歳、社会人2年目の身として
友達と自分の人生って違うんだなということを実感している。
結婚はしていない。
田舎の医療系4年制大学の看護学科を卒業して、
就職で憧れの東京へ上京。
1年手術室看護師として働いた。
しかし大学へ入るときからずっと看護師を続けている気はなかった。
やりたいことが考えてもわからない。
小さい頃からずっと歯科衛生士のお母さんに
「看護師は1人で生きて行けるからいいよ〜」
って言われて育ったから、高校生で進路を考えるとき
まんまとお母さんの作戦通りに看護師になる道しか思い浮かばなかった。
看護の道に導いてくれたお母さんには感謝してる。
普通の大学へ行ってもどうせ遊んじゃうだろうし
お母さんの「何かやりたいことが見つけたら看護師でお金貯めれるよ!」という提案に乗ることにした。
自分には就活が向いてないから看護師だったら職に困ることはないだろうという考えもあったし
とりあえず何でもいいから東京に行ければよかった。
そして憧れの東京に晴れて上京できた私は
なぜか今、オーストラリアのメルボルンに住んでいる。
最初は看護師頑張ろう!と思って頑張っていた。
でも半年経ったくらいで辛いことがあると
「私はこのままずっとこういう日常を送る人生なのだろうか」という考えがよぎるようになった。
そして去年の11月くらいから転職活動をしてみることにした。
そんな私に1本の電話がかかってきた。
前の年に何気なくパンフレットを申し込んで無視してた留学会社からだった。
「うわっ、電話出ちゃったな〜」と思いながらも
話が盛り上がってしまって「新宿の本社に今度来てみてください。」と言われた。
そのとき私は偶然にも新宿のルミネにいて、
珍しく予定もなかった。
" これは神様は行けって言ってるのか? "
なんて思い
そのまま留学会社へ行って" ここで海外行ったら面白いかもなぁ "なんて思ってその場で行くことを決意した。
偶然を運命にすることにして。
きっとやりたいことがわからなくて、
根真面目だけどバカになりたくてなれなくて、
豆腐メンタルで感情の起伏が激しくて、
それでも冒険とロマンティックが大好きな" 私 "として
私は今世の人生を生きてみようと思って生まれてきたんだと思ってみる。
そしてこれから" なぜ私はわたしなのか "を
自信を持って好きな人に話せる日がくるように
自分のストーリーを生きているんだ!