新星の馬券師到来その名はジャッキー、馬券購入の真相と大胆な手口を一挙公開
まず冒頭にてお伝えしておきます
この記事ではとある人を取り上げておりますが、その人は2020年12月13日現在、記事を書いている段階で「詐欺行為」等は行っておりませんので、誰も金銭的被害者は出ておりません
ただし嘘をついている事は明白です
今回の記事ではその嘘とは一体どのようなものなのか、その嘘によって何をもたらすのか
そして何より、その嘘を疑いもしない人達が求めるものは何なのか、その先にはどのような結末が待っているのかというのがテーマとなります
1.新星の馬券師ジャッキー到来
みなさんはこちらのアカウントをご存じでしょうか
■Twitterのアカウント
https://twitter.com/7BWdc66UMxRAjMf
2020年8月からTwitterを開始している「ジャッキー」と言う人ですが、当初のTwitterを開始した時のツイート内容は以下のようなものでした
・既に著名であるが無名から開始するかのような書き方
・Twitter開始早々すぐさまカポ峯さんのツイートをリツイート
・白黒での著名人のプロフィール画像
・喋り方や言い回し
「カポ峯さん」や「新宿租界」を連想した人も少なくないのではないでしょうか?「カポ峯さんの裏垢ではないか」と言っている方が居ましたけど、詳細は後述しますがまずこのジャッキーさんは馬券購入を捏造している事、そしてカポ峯さんは基本的に英数字は半角で書く事でほぼ統一されていますが、このジャッキーさんは英数字を度々、全角で書いている点などから私は、このジャッキーさんはカポ峯さんの裏アカウントなんかではないと言い切りたいと思います
さてこのような形から始まったジャッキーさんのTwitterですが、こんな始めたばかりの新規アカウントが注目される訳がありません
注目集めの為の必然とも言える流れとしてこのジャッキーさんは「お金を持っている」「馬券を高額購入する」事をアピールし始める事で徐々に注目を集める事に成功します
スマホに自分のアカウントの画像を映して自分である証明を撮影しています
この時点でスマホを2台保有している事が確定している事は一応覚えておいてください
なおスマホの画面に薄っすら撮影しているスマホが映っておりますが、カメラの形からして機種はiPhone11Proです
そして更に知名度を向上させるべく、色々なインフルエンサーに絡みに行きます
「カポ峯さん」「Z李さん」「瀧川塾長」「競馬女子大生ゆづ」にリプライするも反応されず、また更には馬券甲子園の件でZ李さんにDMを試みるも完全シカトされたようです
このようにフォロワーが大量にいるインフルエンサーには無視されるものの、高額馬券購入の公開やプレゼント企画によって、このジャッキーさんは徐々にフォロワーを獲得します
また自分が現金を持っている事だけではなく、セレブである事もツイートしています
高級車に乗っている事、高級ブランド品を購入している事などをツイートし、自らがお金を持っている事をアピールします
正直申し上げまして私がこのジャッキーさんを調べた理由は、競馬女子大生ゆづ、そして吉田師匠ともしかして何か関係のある人物、もしくは本人なのではないかと少し気になったからです
1.お金や自分が資産家である事を見せびらかす行為
2.多額の馬券を購入するスタイル
3.プレゼント企画でフォロワーを集める行為
4.まずはインフルエンサーに近寄って自らの存在をアピールする行為
5.早速、瀧川塾長を嫌っており競馬女子大生ゆづを評価している事
6.iPhoneを使用
これらが一致しているからです
上記の6点が気になったので調査をしてみた形となります
そして先にその結論を申し上げておきますと、多分ですが別人だと思います
2.プレゼント企画の様子
そしてジャッキーさんは2020年9月3日に「馬券で的中したら利益をそのままプレゼント」とする企画を実施します
その賭け金はなんと30万円
まだフォロワー数がついてきてないながらも、そこそこの反響はありました
その時の様子は以下となります
見事的中でその利益はなんと21万円
さてでは果たして本当にプレゼントするのでしょうか
このプレゼント当選企画、当選者は以下の方です
(※なお現在、アカウント削除されてます)
このプレゼント企画が2020年9月3日だと考えると、アカウントを作った2020年7月は最近作ったアカウントだと言えるでしょう
「アディダス女子」が何を指しているのか、私はオッサンなのでよく解らないのですが、競馬初心者でTwitterをやり始めたアディダスが好きな女性という事だと理解しました
さて、それではそのプレゼントまでの一連の内容をご覧ください
以上のようにDMで当選通知
実際に振り込み、当選者が振り込んだスクショをツイート
これは一般的な流れと言えます、このプロセスに気になる点はありません
では続いて次のプレゼント企画の内容です
これは2020年10月30日の内容となり、約2か月ぶりのプレゼント企画と言えるでしょう
厳密には実はそれまでの間に何度も「この馬券が的中したらプレゼント企画をする」という企画の打ち上げはしていたのですが、肝心な馬券が的中しないのです
後出しと言われる馬券は当るのですが、先出しいう所謂レース前に公開した馬券の場合は殆ど当たりません
少しずつ盛り上がりに欠けてきた中、そんなジャッキーさんは「誰かにお金を振り込んで指定の馬券を買わせ、ハズレたら返金不要、もし的中したら利益分をそのままプレゼント(元金だけは返金)」という企画を立ち上げます
これは先出し馬券で的中したらプレゼントという内容と殆ど実態は変わらない企画なのですが、先に大金が振り込まれるという内容に熱狂する人は熱狂したようです
なおこのラッキーな企画に当選者は以下の人でした
こちらの人も競馬初心者のようで菊花賞で初めて競馬をした人のようです
今度の当選者はスニーカー好きなんだそうです
アカウントは2015年に作られたものなので最近作られたものではないです
では、それではそのプレゼントまでの一連の内容をご覧ください
そして馬券購入当日の様子が以下です
この当選者はiPATを契約して実際に10万円の馬券を購入したようです
そしてこのジャッキーさんも同じ馬券を40万円分購入して更にこの企画を盛り上げます
さて結果はというと、この先出は見事に的中する事となります
払戻金は410円の配当で、ジャッキーさんはやっと先出し馬券の企画を成功させます
この後もジャッキーさんは当たれば企画と言って先出し馬券を公開するのですが、とにかくこのジャッキーさんは馬券が当たりません
マイルチャンピオンシップでワイドの先出し馬券は的中し、80万円投資で240万円を回収するのですが、企画を宣言していなかったので少しフォロワーの伸びを欠いている状況です
3.プレゼント企画の疑惑
さて、ではこのプレゼント企画が本当なのかを検証してみたいと思います
まずプレゼント企画に当選した1人目の人ですが以下の言葉を残して残念ながら既にアカウントを削除済です
繰り返しますがこのアカウントは作って間もないアカウントでした
使用しているスマホはジャッキーさんと同じ iPhone です
如何にも怪しいアカウントですが、証拠がありません
こちらのアカウントについてはこれ以上、何かを見つける事はできませんでした
実際に現金が振り込まれたスクショを公開しておりますが、これは以下のような捏造も数分あれば可能です(特別なアプリも不要です)
ただ逆に捏造した証拠もありませんので、スクショだけでは証明にはなり得ないという事だけお伝えしておきます
そして次に2人目と当選者ですが、的中のツイートをして以降はその後にアカウントに鍵をかけてしまいます
(その後2020年12月あたりで鍵を空けました、2020年12月13日現在は鍵はかかっていませんが、当時のツイートは全て削除されています)
過去のツイートを遡って調べましたが、どうもツイートの日付が飛び飛びになっています
売買されているアカウントの性質と非常に似ていますが、それも確実な事ではありません
ご覧の通りこちらの方も使用しているスマホはiPhoneです
一旦ここで私の推測をまとめます
なお、この時点では単なる「言いがかり」のレベルである事は先に申し伝えておきます
1.当選者1人目のアカウントが利用していたスマホはiPhone
2.当選者2人目のアカウントも利用していたスマホはiPhone
3.ジャッキーさんも利用しているスマホはiPhone
4.ジャッキーさんはiPhoneを最低2台は保有している
5.1人目はアディダス女子、2人目はスニーカー好き社会人
6.1人目は企画当選前にの少し前に作られたアカウント
私はこの3名が同一人物なのではないか疑い、少し調べてみる事にしました
1人目のまゆさんは現金をもらっただけとなりますので何の証跡もありませんが2人目のTAICHIさんは少しばかり調査の手がかりになるものが見つかりました
それはジャッキーさんに指示されて馬券を購入したとされる以下の証明のスクショです
受付番号が「2」になってますね
これはジャッキーさんに指示される前に何かしらの馬券を購入したという事になります
もしかするとiPATを契約したので間違えないよう、試しに馬券を購入したとも考えられます
それよりも私はこの馬券が実際に購入されたものなのかを調べてみる事にしました
この購入馬券は2020年10月31日(土) の京都10R 古都ステークスです
ジャッキーさんは当日に買い目を指示するとツイートしており、実際に購入したツイートもレース当日、何より土曜日の前日発売は金曜日の14時には購入できませんので、この馬券は受付時刻が示す通り
この馬券は「2020年10月31日(土) 14:04 」に購入した事を示しています
では本当に購入したのか調べてみました
以下は該当レースの単勝の時間別売上とその累計推移表です
青枠が対象の購入馬券の番号とおおよその時間帯とその前後だとお考え下さい
赤枠はその時間帯の売上の推移です
1票は100円単位と捉えてください
この時間帯、2番のシークレットランの単勝は150万円売れています
しかし購入されたとされる14:04付近の時間帯に10万円の購入が見当たりません
そもそもこの前後の10分間の間に、2番の単勝に対しては日本中の人の購入額総額が10万円も売れていないのです
これは「TAICHIさんが実際に馬券を購入していない」事を示しています
果たしてTAICHIさんはジャッキーさんからお金を受け取ったものの、馬券を購入せずにノミ行為をしたのでしょうか?
今回は当ってしまい元金をジャッキーさんに返金しなければいけませんが、もしハズレていたら10万円は丸儲け、そう考えて馬券を購入しなかったのでしょうか
いいえ違います、真相はもっと闇深いのです
4.企画での多額の馬券購入はウソだった!?
ジャッキーさんはTAICHIさんに指示する馬券を購入させるのとは別に、自らも同じレースで2番 シークレットランの単勝を40万円も購入しています
しかし購入馬券の時間帯は解りませんが、購入した報告の時間は解りました
以下のツイートを見る限り、14:26 には既に馬券を購入している事になります
同じく単勝の売上を調べてみました
結果、前日の10月30日 21:00 から当日の14:26 まで単勝2番に対する40万円の馬券購入は存在しませんでした
上記の画像をご覧頂いたら解るよう、JRAでも締切30分前まではそれほど売上は上がらないのです
もうお解りになりますね、これは完全に茶番です
この2人が同一人物という証拠までは掴みきれていませんが、自作自演をした同一人物か、この茶番の共犯者であると考えるのが自然でしょう
今回のこの企画、登場人物の2人はいずれもこのような多額の馬券を買っていなかったのです
5.そして更に判明する数々の疑惑
こうなるとこのジャッキーさんの過去の馬券購入自体が疑わしく思えてきます
もしかすると今までの全ての多額の馬券購入はウソなのではないか…。
そんな疑惑を払拭できず、過去の馬券購入を調査しました
このジャッキーさんですが地方競馬でも多額の馬券を購入しています
しかし地方競馬は売上が少ないので、締め切り直前でない限りは多額の馬券購入が本当かウソかの判別は容易です
解りやすいものをピックアップしてみました
地方競馬の場合は、時間別の売上が解りませんのでオッズの推移や得票率でみて行きたいと思います
ちなみに2020年10月19日 浦和競馬の11R ですが単勝の総売上は640万円程度です
発走時間は15:55ですので、4時間近く前の12:11にその日の単勝総売上の13%にも相当する50万円を購入したとなると殆ど1.1倍に張り付きます
ではそのオッズをご覧ください
該当馬券、6番の単勝オッズは微動だにしていません
では続いて得票率も見てみましょう
一切得票率に動きがない事が解ります
得票率とはその総売上の中からの比率を意味しますので人気になればなるほど得票率は上がるはずですので、該当する時間帯はほぼ売上が動いてない事が解ると思います
したがいまして、この地方競馬においても多額の馬券購入はしてなかったと断言できます
これは今までの馬券購入は全てウソなのではないかと考え、ジャッキーさんの過去の馬券購入を全て調査してみました
ご覧の通りです
検証できなかったものを除けば、全てにおいて購入した痕跡がありません
当然このように馬券購入が全てウソであったとなると、プレゼント企画に多額を費やした等の行為は非常に考え辛く、馬券の多額購入は全てはウソだったと断言して良いでのではないか
ここまでご覧になって今現在、みなさんはそうお考えではないでしょうか?
もちろん私もそう考えていました
しかし、そんな我々の疑惑や疑念を一掃するような馬券購入の証拠をジャッキーさんは提示します
6.多額の馬券購入が本当である証拠動画
ジャッキーさんは多額の馬券購入が本当である証明する為、2つの動画をツイートで公開します
(※以下はスクショ画像なので再生はできません)
これは実際に操作して馬券を購入するまでのキャプチャー動画です
正直に申し上げまして私はこれを見た時に、自分の検証が誤りだったのだ思いました
自分が検証した数値は、実際の購入時間と連動しないのではないか、得票率の動きや総売上、時間帯売上に見落としがあったのではないかと考えました
この動画はどう見ても疑う余地がなく、本当に馬券購入している動画だからです
では実際にその動画の内容をご覧ください
<2020年10月20日 浦和競馬08R馬券購入動画>
<2020年10月21日 浦和競馬11R馬券購入動画>
動画に映し出されているスマホの時間、そして購入した結果の時間に矛盾はありません
改めてこの時間のオッズで検証したのですが、でもやはり売上の痕跡は見つかりませんでした
ではこの動画は捏造されたものなのでしょうか?
しかしそんな手の込んだ事が果たして可能なのでしょうか?
私はこの動画を何度も何度も観直しました
何かおかしな点はないか、どこかに矛盾はないか
それはどうしても売上やオッズに反映されないのは納得がいかないからです
他に多額の馬券購入をしている人のツイートを参考に検証してみても、しっかり売上やオッズに反映されているのにジャッキーさんの馬券購入だけは反映されないのです
私は捏造である事は確信しておりますが、この動画が捏造されたものである事だけは断言できずにおりました
そして何度も繰り返し動画を観ていると1点、気になる所を発見しました
そして慎重に検証してみた所、遂にこの動画のカラクリが解けたのです
しかしこのジャッキーさん、相当頭が良いです
単純だけど発想が凄い、私は完全に騙されていました
7.馬券購入動画、そのカラクリとは
少し解りにくいかもしれませんがご説明します
まず、2020年10月21日 浦和競馬11R馬券購入動画にご注目ください
比較するのは購入手前を購入後の状態です
<動画の抜粋①>
<動画の抜粋②>
<動画の抜粋③>
どうでしょう?
①から③の流れですがこの中におかしな点があった事に気づいた方はいらっしゃるでしょうか
多分、居ないと思います
それはこうやって見てもなかなか気づく事はできないからです
では並べて見て見ましょう
これでも解り辛いと思います
では重ねて見てみましょう
①と②、②と③で重ねて見てみたいと思います
単に重ねても後ろが見えなくなるので重ねた方の片方を透過にします
①と②では②が上で②を透過、②と③では③が上で③を透過にします
厳密に言うと透過100%と0%を繰り返して複写判定するわけです
少し解り辛いですが、動画にしましたのでどうぞ
解りにくいと思いますが、どうでしたでしょう?
①と②の場合、そして②と③の場合を良く見比べてみてください
文字の位置等で①と②は殆ど変わりないですが、②と③の場合だけ文字の位置というより文字の太さ(鮮明さ)が違う事に気づいたでしょうか?
このカラクリですが、②までが一連の動画スクショで最後の購入受付の③だけ捏造した静止画(静止画を動画形式で撮影)なのです
高画質スクショ③だけ文字が鮮明になってしまっており、このように複写で見比べると文字が不鮮明と鮮明が交互に入れ替わる事によって微妙にズレたように形で見えるのです
本当は③のシーンは以下のようになっていたはずです
(以下の画像は参考に私が撮った残高不足のスクショです)
残高不足で受付不能のシーンを動画から切り離して、捏造した購入成立の静止画を更に動画撮影してくっつけた
非常に単純な事ですが、私はまんまと騙されました
これがこの動画のカラクリです
8.今回の一連に件を検証して思った事(総括)
今回のこのジャッキーさんですが、褒めたいくらい非常に巧妙な手口でした
自作自演のアカウントの会話内容も自然であり、無意味な発言をいくつか挟む等、本当の意味でリアルなものでした
そして馬券購入の捏造も締切直前だった場合、絶対に判別は不可能でした
また購入動画も、最後の受付成立の画像の解像度を荒くしていれば判別はまず不可能でした
人からお金を騙し獲っていないのだから、私がここでこんな暴露をする行為の正当性はありません
しかしこのように人を騙して支持者を増やす行為は私は異議を唱えたいです
いま話題の競馬女子大生ゆづと同じだからです
このように人を騙して支持者が増えてある程度の影響力を持つと、自然と支持者が更に雪だるま式に増えてゆく傾向にあり、そしてその支持者はそのまま悪徳な商法の餌食となる人間となります
騙された人たちは言います
「あんな人だとは思わなかった」
「みんな凄いっていう雰囲気に自分も踊らされていた」
だからこそこのような人間に対して何の疑いもせず、ただただプレゼントだ企画だで熱狂し、そして崇拝して「凄い」と褒めたたえる人たちも私は罪だと思っています
そんな人たちの熱狂の声は更なる将来の被害者を生む声だと自覚してほしいです
今回のジャッキーさんに熱狂してる人たちの中に私が知ってる人が何名か居ました
過去に「○○○に騙された」等と言っていた人たちも居て正直呆れました
私は人を騙す人間も当然悪いと思いますが、このように人を騙す人間を疑いもせずただただ「凄い」等と囃し立てて熱狂する人間もまた罪であり、そんな人間たちの形成の結果、詐欺組織を生み出すのだろうと改めて思いました
その為、今現在詐欺や犯罪行為を行っていない人間であっても、その人間の不正に気付いた時には声を挙げて行く事が大事だと考えます
これをご覧になった皆様の中でこのような事の渦中にいらっしゃる方は、今一度冷静になって考えてみる事のキッカケにでもなればと願い、今回の記事の総括とさせて頂きます