フリーランスで仕事するためのパソコンについて

フリーランスとして仕事をする際、パソコンの選び方は非常に重要です。事務作業からデザイン業務まで、用途に応じて適切なパソコンを選ぶことで、仕事の効率を大幅に向上させることができます。以下では、ノートパソコンとデスクトップパソコンの選び方について解説し、さらにパソコンのスペックやOSについても詳しく説明します。

ノートパソコンかデスクトップか？

ノートパソコン

 ノートパソコンは携帯性に優れており、移動が多いフリーランスにとって便利です。特に事務作業や軽めのグラフィックデザイン、ライティングなどには十分です。しかし、性能面ではデスクトップパソコンに劣ることが多く、重たい作業には向きません。

デスクトップパソコン

 デスクトップパソコンは性能面で優れており、特にイラストレーターやフォトショップを使ったグラフィックデザイン、動画編集などの重い作業には最適です。また、拡張性が高いため、マルチモニターを使用して作業効率を大幅に向上させることができます。デスクトップパソコンにマルチモニター（ディスプレイを2枚、3枚繋いで画面を増やす）を導入することで、作業の快適さが一層増します。

パソコンのスペックとは？

パソコンのスペックは、パフォーマンスを左右する重要な要素です。ここでは、初心者にもわかりやすく、主要なスペック項目について簡単に説明します。

CPU 中央処理装置

 パソコンの頭脳部分であり、処理速度を決定します。多くの作業を同時にこなすには高性能なCPUが必要です。

RAM メモリ

 一時的なデータ保存場所で、作業のスムーズさに影響します。8GB以上のメモリを推奨しますが、デザインや動画編集などの重い作業には16GB以上が望ましいです。

ストレージ

 データの保存場所です。SSD（ソリッドステートドライブ）が高速でおすすめです。案件のジャンルにもよりますが、最低でも256GB以上の容量はほしいところです。動画編集もしているので、私のディスクトップはSSDとHDDが増殖し続けています…w

GPU グラフィック処理装置

 グラフィック処理を担当する部分で、デザインや動画編集には必須です。専用のGPUがあると作業がスムーズになります。

OSの選び方

Windows

 ソフトの安定性と互換性に優れています。特に事務作業やビジネス用途に向いており、Word、Excel、PowerPointなどのオフィスソフトの動作が安定しています。不具合が生じた時にユーザー数が多いので、ネットで検索して解決するパターンも多い。

Mac

 クリエイティブな作業に強く、デザインや動画編集に向いています。Apple製品間でのデータの共有が容易。同じソフトでもMacとWindowsでは、機能や挙動が違うことがあります。Macユーザーのクライアントから、Mac特有のソフトであるNumbersやKeynote、Pagesを要求される場合があるため、対応できる環境を整えておくと便利です。

Mac特有のソフトについて

Macのみで使用できるソフトです。
これらは標準で搭載されている為、MacユーザーはMicrosoftのWordやExcelを購入しなくても、同等のソフトが使用できるので、クライアントによってはこれらのソフトで作成してほしいと要求されることがあります。

Numbers

 Appleのスプレッドシートアプリで、直感的な操作が特徴です。Excelと似ていますが、異なる点も多いため、使い慣れておくことが重要です。

Keynote

 Appleのプレゼンテーションアプリで、美しいデザインのプレゼン資料を作成できます。PowerPointと同様の機能を持っていますが、独自の特徴があるため、クライアントの要求に応じて使いこなせるようにしましょう。

Pages

 Appleのワープロアプリで、文書作成やレイアウトデザインに使われます。Wordと似ていますが、独自の機能や操作感があるため、クライアントの要求に応じて使いこなせるようにしておくと良いでしょう。

まとめ

私は、WindowsのデスクトップパソコンとMacBookを併用しています。デスクトップパソコンは主に自宅での作業に使用し、マルチモニターで効率的に仕事をこなしています。MacBookは移動中やクライアントとの打ち合わせ時に使用し、どちらのOSも使いこなすことでクライアントのニーズに柔軟に対応しています。

稀に遭遇するトラブルで、Windowsで作成したWordやPowerPointのデータを納品後、クライアントから「文字の位置がおかしい」「レイアウトがおかしい」とご指摘を受けることがあります。
これはクライアント側のMacのWordの状態や標準フォントの違いで起こります。
作成時に注意していても遭遇することがありますので、クライアントによっては、Windows⇔Macで最終確認し納品する事で防いでいます。

パソコン選びはフリーランスとしての成功に直結する重要な要素ですので、自分の作業内容に最適なパソコンを選びましょう。