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ポートランド体験記~NPO視察~

シティリペア訪問


社会問題へのアクション

私は、以前から社会問題に興味があり自分にできるActionをいろいろ試していました😶😶

例えば…
コロナ渦で家から出られなかった高3の受験期に、ファストファッションについて学んだことで服の大量生産・大量廃棄の現状を知りました。

そこで、タンスの肥やしになっている服に目を向けるオンラインワークショップを開催し、有名な”こんまりメソッド”を用いて

こころときめくモノに囲まれて生きていくー
そして服の生産が与える環境問題を知る機会をつくりました。

それは、私自身が自分の行動・選択を模索していく一環として、周囲を巻き込みながら行ったものです。

そしてこの経験で繋がった人とのご縁から、SHIBUYA QWSのプロジェクトとしてバーチャルファッションショーの開催にかかわらせていただきました。

他にも、自分とは何者なのか?という問いをジェンダー(特に性自認)から紐解くお話会を開催し、自分のアイデンティティに向き合い続けました。

…とまぁ一言では伝わらないような個性的なことをして常にアウトプットをしてきたのです🙌

そして、社会課題について更に情報を得るため、ポートランドにある様々なNPO団体の中から、”地域で課題を解決する”「シティ・リペア」に訪れお話を聞くことにしました。

今回は私が頭の中を整理するためというのもあり、伝わりやすい文章ではありませんでしたが、経験の共有として読んでいただけたらと思います。

実際に見たもの、聞いたこと

ポートランドについて2日目!
みどりさんと他2人を含めた計4人で訪れた先には沢山の発見が待っていました。

課題①
夏に枯れてしまう芝生や植物たち!🌱

ポートランドの気候は地中海性気候で、特に暑い7~8月はほとんど雨が降りません。そして対照的に、10月から5月が年間量の90%を占めており冬は雨の日が多いようです。

日本では冬に草木が枯れるイメージがありますが、9月のポートランドでは手入れをしていない場所の芝生は枯れていました。

その問題を解決するために取り入れられたのが、道脇にあったこのくぼみです!✨

雨水がまず道路からこのくぼみに流れ込む

これの役割を説明すると…

  1. くぼみの中にある植物を介して下水に雨水が流れ込むため、薬品物質やオイルなど汚れた水が少し取り除かれた状態になる=下水処理の負担削減

  2. くぼみの下ではなく、地面と同じ高さに下水につながる筒があるため、くぼみから溢れる雨水のみ排水されていく。そして、そのほかの水は掘られた部分に溜まり、ゆっくりと地面に吸収されていく=水分をより多く含む土壌となり、雨が降らない夏場でものりきれる、枯れない

  3. 土が水分を吸収する場所が作られたことで、下水へ流れる雨の量が最小限になる=処理する量が減ることによって下水処理の費用削減

そして、私が素晴らしいと感じたのは、これを導入するまでのプロセスです。

まずコミュニティで問題を把握し、それをみんなでどう解決していくか話し合います。そこでは皆が平等で、発案が尊重されます。実際に、この穴を掘って水を溜めるという案は、小さな女の子が言ったそうで、そこから専門家や地域の人たちが考えた末、実際に取り入れたものなのです🤝

これが導入されてから、その取り組みに賛同した方が自分の庭に同じものをつくったケースを発見しました。

私はこの一連の流れと町の風景を見て、”案を出したり話し合える場が地域にあることが素晴らしいと思ったし、実際に町が変わっていく姿を当事者として関われる繋がりの重要性を感じました。

課題②
子どもが多い住宅街を走る高速車!🚗


視察した地域の住宅街には、子どもたちが遊ぶ場所が多くあり、道路脇にある木にはブランコもありました。

そんな場所を高速で走る車が多くなっているという現状に対して取り入れたのがこちら↓ 

地面に書かれている絵は、地域の人たちで意見を出し合い、そこからデザイナーが道路にフィットするようデザインし、それをもとにみんなでペイントしたもの
これは1週間前に書かれたばかりのペイント

このペイントの効果としては、
・地面の絵の効果で道路に関心を寄せたドライバーが、速度を落として運転する
・半年から1年で薄れ消えていくペイントを、その都度作り変えることによって、定期的にコミュニティでの活動がうまれる

そして、「ペイントが長く残ることは重要ではない。消えたらまた作ればいい」とのお話もありました。

実際にこれが取り入れられてから、車の運転速度が落ち、地域での繋がりが強くなったことで子供たちが安心して遊べる環境になっているそうです。

この取り組みを知った時、私はとても感激したのです!✨
社会問題をアートで、地域で解決する、その考え方があるのなら私はそれを学んで実行していきたい!と思いました。

実は、以前から国際問題の勉強をしているときに、ひとつひとつの課題の重さと複雑さにいつも心が苦しい状態でした。まだ見えていないはずの未来が暗くうつり、シリアスな表情で学ぶ日々…

その時に忘れかけていたのは、笑顔とプラスのエネルギーでした。そしてそれを生むのが私にとってはアートだと確信したんです。
なんだか上手く言い表せないのですが、これだっ!と感じたんですよ💫(感覚的な部分だから言葉で言うのむずい😇)

以上が私が聞き取れた内容と感想です!一応みどりさんがその場で和訳してくれたのですが、自分でも必死に理解しようと頑張ったので、聞き取りメモを見ながらこれを書きました🐥

思っていたより長く書いてしまったけど、読んでくれたみなさんありがとうございました🙌


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