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アドレナリンで走るな

どうもこんにちわ。
いつも読んでくださりありがとうございます。

今日のお話は
今からおよそ6年前の2018年の夏のこと。
僕の師匠の、そのまた師匠から言われた
一言をきっかけに、

今に至るまでの僕の変化を綴ろうと思う。



・時は2018年

あの頃といえば
僕は某外資系営業会社を退社し

無謀にも独立をして
日々奮闘していた。

勧められるままに
異業種交流会に参加したり

スキルアップのための
セミナーや研修に時間とお金を
投下していた。

そんな時に
僕の人生にとてつもない影響を
与えた研修があった。

・初日から衝撃

当時は研修やセミナーというと
まだまだ怪しいとか、宗教だ!とか
あまりいい印象がなかったように思う。

だがその頃の僕といえば
とにかく成功してお金を稼ぎたい!の
一心で、とにかく勧められたらできる限りの範囲で
参加をしていった。

なので、セミナー慣れのような状態でもあり
その研修に対しても
言われるがまま参加した感じで
そこまでの期待をしてはいなかった。

結果は

初日から雷に打たれたような衝撃。

他の研修とは圧倒的に何かが違い
とにかく異常なまでにテンションが
狂ってしまったw

・とにかく寝る間を惜しんで

その衝撃から、3段階の難易度で
順にレベルが上がっていくコースを
ストレートで受けることを初級で決意して

迷うことなく最終コースに突入したのである。

その最終コースの期間はおよそ3ヶ月間。

研修と、日常生活の中での実践を繰り返し
理想の自分を手にいれる。的な内容で

この研修を走り切ったら何かが変わる!
そう信じて、寝るまも惜しんで
日々奮闘した。

この時起こったフリーズが
#6の記事に詳しく書いてある。

そう、メンターのはげおやじのあの話だ。


・そんなある日、それは突然やってくる

無事フリーズを抜け出し
止まっていた遅れを取り戻そうと
以前にもまして、走りまくっていた。
そんなある日。

のちに僕の師匠になるAさんの
そのまた師匠K先生から

ある言葉を投げつけられた。

・アドレナリンで走るな

あなたは、アドレナリンで走るな

師匠の師匠

がむしゃらに走る僕に
師匠の師匠はこう告げたのだ。

「アドレナリンで、走るな?」

薄々自分でも気づいてはいたが
あえて言葉にされ

またまた衝撃が走る。

だって、その時まさに

”アドレナリンで走っている真っ只中”
だったから。

・頭では理解ができるのだが

言われていることの意味はわかる。

頭でも理解はできる。

陸上競技なら、
短距離走じゃなく
マラソン選手のように走れ。

ということだよな?

意味はわかる。

でもそれができていたら
僕は困っていないのだ!

それから僕はどうしたらアドレナリンで走らずに
成果を上げることができるのかを
考えるようになった。

・イメージはマラソン

42.195kmを走るためには

序盤からフルスロットルで走るわけには
いかない。

だが、ゆっくりすぎてもいけない。

頭ではわかる。

でもそれができていたら
僕はすでにそうしている!

普段の癖というものは恐ろしい。

パターンとして、自分の体に染み込んでいる
アドレナリンで走ってしまう体を
何とか抑えようとするが

油断するとすぐに
アドレナリンで走り出してしまうのだ。

まるで
走っちゃダメ!と怒られても

きゃ〜っと走り回る3歳児のように。

・結果反発

何度も挑戦、というよりも
調整を試みるも
簡単にうまくいくわけもなく

いよいよ「アドレナリンで走るな!」を
呪ってやろうと思っていた頃

ふと気がついた。

ん?そうか、
アドレナリンで走ることの
何がいけないかというと

走っても、すぐに休憩をしてしまうから
なのではないか。

だったら、インターバルを短くして
すぐに走り出したら

結果的にマラソンよりも早く
走り切れるのではないか!?

そう都合のいい解釈をして
あらぬ方向へと向かっていく。

・あれから6年の月日が流れ

あれから時は流れ
気がつけば6年という月日が流れた。

常にあの言葉を意識しているわけではない。

だがふとしたときに、あの言葉が
僕に問いかけてくるのだ。

いっそのこと忘れてしまいたい。

だが深く突き刺さっているあの言葉を
そう簡単に忘れることができるわけもなく、

僕は
いまだにアドレナリンで走ってしまうw

困ったものだ。

だが最近少し様子が変わってきた。
ここ1、2年の間に少しづつ
アドレナリンで走らなくなってきたのである。


・走ってしまうワケ

どれだけアドレナリンで走るな!と言い聞かせても
気がついたら走ってしまうどうしようもない僕。

僕の意思が弱すぎる。
これは間違いがないのだが、

実は他にも走ってしまうのにはワケがあった。

その理由は2つだ。

一つ目は
走るな!を分解すると
走る+ない
となり、この時僕らの脳は

「走る」を認識するらしい。

つまり、「走るな!」は『走れ!』
という指令になって脳から命令が下る。

結果、走るw

もう一つは
これはかなり恥ずかしい話なんだが

単純にゴールの距離が短い。ということだ。
50m走を走っている感じだ。

そりゃあすぐにゴールに辿り着くから
マラソンのように走り続けることなんか
不可能に近い。

・アドレナリンで走らない僕

そんなこんなで、最近の僕は
やっと、アドレナリンで走ることを辞め
マラソンを走るようになってきた。

だがまだ油断は禁物だ。

気を抜くとすぐに…。

だからこそ
僕にとってのマラソンのゴールを
しっかりと定めて

そこに向かってコツコツ努力を
継続していこうと思う。

成果はすぐにやってこない。

大切なのは、たどり着くまで
諦めないこと。

そう自分い言い聞かせ
今日もキーボードを叩いている。

アドレナリンで走るな。


おしまい

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