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ノンアルおじさん
ども。ノンアルおじさんです。
まだおじさんではなくとちらかといえば
おっさんの世代に余裕で突入したあたりと
自負はしております。
オホン。
今日はみんな大好き
アルコールのお話。
お酒でも飲みながら。どうぞw
アルコールとの馴れ初め
僕がアルコールと初めて出会ったのは
あまり大きい声で話してはいけない年齢なので
ここはご想像にお任せするとして
シンプルにいうとまだ「クソガキ」の時だった。
そして初めて出会ったのが、なんと
『ナポレオン』というブランデーだった。
この時点で、カッコつけた感と
お酒に対しての何かしらのおかしなバイアスが
かかったのは否めないだろう。
たまたま家にあった『ナポレオン』を
父親から、どういうわけか譲り受けた。
子が子なら、やはり親は親だ。
だが父は確かにほぼ毎日お酒を飲んではいたが
ビール1本。
そんな感じなので、酔っ払った姿みたいなものは
ほぼ見たことはなかった。
初恋は実らない
初恋が黒星に終わることは有名な話だが
僕の『ナポレオン』との出会いは、結果実らなかった。
それもそうだ。
「クソガキ」に『ナポレオン』の魅力が
わかるはずもなく、
当時の僕には完全なオーバースペックな
『ナポレオン』とソリが合うわけがない。
そんな僕の初恋は、あっけなく幕を閉じる。
あの『ナポレオン』がどこにいったのか
今となってはもうわからない。
呑めば飲まれる
そんな僕も少し大人になり、公の場で
堂々と、そりゃもう堂々と飲めるようになってくると
飲む機会の増加に比例して
”失敗の数”も増加していく。
そう、呑んでも飲まれるな
ならぬ
呑めば飲まれるなぁ。だ。
失敗の数や内容を上げ始めると
到底2000文字では足らなくなってしまうので
今日はその話は控えようと思うが
いわゆる若い飲み方、みたいな飲み方で
自分の限界がわからないので
度々失敗をやらかしていた。
その度に毎回思うことがある。
『もう酒なんか、飲まねぇ』
これだ。
お酒で失敗をしたことがある方なら
1度や2度は口にしたことがあるのではないだろうか。
僕はおそらくっこのセリフを
少なく見積もっても、30000回くらい口にしたと思う。
すみません
それは言い過ぎでした。
だけど、そのくらい何度も何度もやらかしては
もうしない。と決めた3日後には同じ過ちを繰り返す。
なんてザラだった。
もう一度言おう。
呑めば飲まれるなぁ。だw
風向き変わる
そんな僕が最近ではほぼお酒を飲まなくなった。
一番大きな理由は、コロナだと思う。
圧倒的に外でお酒を飲む回数が減った。
そうすると、飲みに行くというマインドが
そもそもどこかへお行きになってしまい、
さらには、わざわざ出かけていくことが億劫になり
結果として飲まなくなったのだ。
そうすると不思議なもので、
家でもお酒を嗜んでいたのだが
家でもどんどん飲まなくなっていった。
今では1ヶ月に1度飲むか飲まないか。
そのくらいまで減った。
失ったもの
お酒を外で飲まなくなることで
失ったもの。
呑んだら飲まれるなぁという失敗だ。
失ったものという表現が正しいかは置いておいて
飲みに行かないから、お酒の失敗は
必然的に無くなった。
元々一人で飲む方が好きだから
飲み仲間的な人もほぼいない。
だから余計にお酒との距離ができたのも理由の一つだ。
得られたもの
逆に飲みに行かなくなり得られたものは
・お金が減らない
・時間ができた
・後悔をしない寝起き
・子供との時間
他にもあるが大きく変わったのはこの辺りだろうか。
こうやって書いてみると
一体なぜ僕は後悔することがわかっていて
失うものの方が多いのに
お酒を飲みにいっていたのだろうか。
と感じざるを得ないw
だけどきっと何か理由があったはずだ。
そうでなければ、時間とお金を読んで字の如く
水に流し、何が欲しかったのか。
僕が欲しかったもの
今なら少し当時の自分が何を求めて
お酒を飲みに夜の街に繰り出していたのかが
わかるような気がする。
理由は2つだ。
一つ目は、どこか満たされない自分がいたから。
当時の僕は常に満たされていなくて
その自己肯定感の低さを埋めるが如くお酒を飲んでいたと思う。
全くの逆効果だった。
2つ目は、そんな満たされない状態を受け入れて
くれている、そう感じることができる居場所が欲しかったんだと思う。
要するに、寂しかったんだろう。
なんて、ダサいんだ自分w
かわいそうを通り越し、愛おしさすら感じるぞw
僕が欲しかったのはこの2つ。
もちろん他にもたくさん理由はあるが
主にはこの2つ。
結果、それが見つかったのかは
もう説明しなくてもわかるだろう。
そう、どこにもなかったのだ。
もちろん誰もが見つけられない。というわけではない。
僕の場合は、見つからなかった。
宝物がないことが確定している島に
宝探しに行く海賊がいないように
僕の探し物は夜の街にはない。
だから、別の方法を模索し始めた。
それだけのことだ。
面白い話で、
ないとわかって、それをやめてたら
意外とすんなりと欲しかったものが見つかった。
本当にすんなりと。
今までの何十年はいったいなんだったんだろうかw
おしまい