見出し画像

「楽しみが待っている毎日をつくる」データで見るアイデア発掘の仕組み

「楽しみが待っている毎日をつくる」というミッションのもと日々サービス運営・新サービスの開発を行っているROLLCAKEについて不定期で情報発信を始めます。

noteでは、面談の際によく頂くご質問へのアンサーを始めこれまで公開していなかった情報についてお届けしていきます。

自己紹介

申し遅れました。わたし、ROLLCAKEのHRとして活動しているOKANOといいます。
このnoteをきっかけにROLLCAKEのユニークな会社経営について少しでも解像度を高めて頂けたらと思っています。

ROLLCAKEで現在提供しているサービス

今回の本題に入る前に簡単な歴史も含めてざっとサービスについてご説明します。
ROLLCAKEでは現在 toC のサービスを中心に提供していますが、その皮切りとして2013年11月の創業と同時期に「レター」の提供を開始しました。
その後2016年に「ALBUS」が誕生。2019年に「FLOWER」、2023年に「MUSEUM」と定期的に新サービスを生み出してきました。
※サービスについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

そんなROLLCAKEではこれからもメンバーがそれぞれ思う「もっとこういう社会になればいいのに」と感じるアイデアをもとに新サービスの創発に取り組んでいきます。

「新サービスの創発って簡単じゃないしどういう仕組になってるの?」

そう感じた方はぜひお目通しください。(ちなみにこれがカジュアル面談でよく出る質問オブザイヤーです)

新サービス創発の仕組み

過去様々な変遷をたどって現在のオーソドックスな仕組みが出来上がりました。以下の型にのっとって継続的な新サービス創発に取り組んでいます。

  1. アイデア研究会で発表

  2. アイデアの検証

  3. より詳細なアイデアの検証

  4. 場合によっては更により詳細なアイデアの検証

  5. 事業化に向けた提案 at 取締役会

アイデア研究会では、ROLLCAKE独自の "体験設計書" のフォーマットに合わせてメンバーが考えたアイデアを発表していきます。伝える内容がある程度定まっているので発表と質問も噛み合いやすいです。(タイトル画像はアイデア研究会が開催されている Gather town での一幕です)
審査員は主に経営陣が務めており頻度は週次で開催されています。発表されたアイデアは審査員による投票で1票以上を獲得すると次のステップに移ります。
体験設計書について興味のある方は取材記事で実際の運用内容も公開していますのでご覧ください。

また、直近ではとある国民的キャラクターの特性に着目して魅力的な提案をしやすいように工夫も重ねています。

アイデア研究会において提案したアイデアが票を獲得し、「さぁいよいよ事業化に向けて進めるぞ!」というところから急にざっくりとした書き方になってすみません。
「そこが知りたいんだよ!!!」という声を頂きそうですね….。

"アイデアの検証"のところは実は一律に同じ手法というわけではなく、アイデアによってそれぞれ「どうしたらそのアイデアを事業にできるのか?」仮説を考えていきます。
また、仮説を証明するために最小限の検証でステップを進めていくためステップ自体が小さく、いくつか段階を踏みます。
※こうした検証フェーズについてはいずれ触れていこうと思います。

データで見るアイデア研究会

実際にアイデア研究会はどのように運営されているのか、2023年の実績をデータでみてみましょう。

  • 提案数実績

2023年、実際に提案されたのは58件でした。
2024年は半期のデータですが、同等数かそれ以上(1週間に平均1本以上のペース)の着地になりそうです。楽しみがたくさん生まれようとしています。

2024年は半期での数値
  • 提案者の職種

続いて提案者の職種について。「プランナーやプロダクトマネジャーが多いんだろうな?」と思った方が多いのではないでしょうか?
驚くかもしれませんがROLLCAKEにはそういった職種のメンバーがいないのです。
そのため提案者についても独自性が出ていると思います。ここではメンバーの提案にフォーカスしてその割合を見ていきます。

上からエンジニア、デザイナー、マーケター、サポート、コーポレート
  • 提案部署

部署の傾向も見てみましょう。
既存事業部は4部署分のデータになっているので少し多めに見えますが、単独部署としてはLABO室が創発にむけて積極的に取り組んでいることがわかります。

上から既存事業部、LABO室、サポート室、コーポレート室

ちなみに全社員のうち3割ほどのメンバーが2023年にアイデアを提案していました。

LABO室の存在

アイデア発掘の点でリードする存在だと触れたLABO室。ROLLCAKEでは事業部制をとっていますが、事業を運営しない組織体を"室"として運営しており、そのうちの1つがLABO室です。

LABO室ではアイデアの種を実際にサービスとして成り立つかの検証を進め、アイデアの事業化を推進するという大きな役割を持っています。そうしたミッションを実行するために、デザイナー・エンジニアが所属し、実際にサービスを作っていくケイパビリティをもっています。

先述の通りLABO室のメンバーがアイデアを提案することも奨励されているので日々積極的に提案がなされています。

直近生まれたサービス

こうしたプロセスを経て2023年には3つの新しいサービスが生まれました。
そのうち2つのサービスは新たな事業責任者の誕生にもつながっています。事業化決定の情報共有を行った全社会議では激励のメッセージが多数寄せられるなど各事業は意気揚々とスタートをきれました。

ROLLCAKEでは事業責任者制度や子会社制度という仕組みがあり、これによってメンバーが新サービスを生み出すことを後押ししてます。

まとめ

今回はROLLCAKEの新サービス創発の取り組みを実際のデータをもとに紹介しました。特に「誰が」「どれだけ」アイデアを生み出しているのかイメージをお持ち頂けていればこの記事での目的は達成です。

ここまで生み出す際の仕組みとその結果について触れてきましたが、今後は生み出したその後や軽く触れた制度の具体的な利用状況についても情報発信していく予定です。
ROLLCAKEの取り組みにご興味をお持ちくださる方はぜひこの note のフォローしてくださいね!(スキもお待ちしております)

公式Xも運営しています。こちらもぜひフォローください!


We're Hiring

今回記事の中でご紹介していました LABO室のクライアントエンジニア(iOS or Android)のポジションを絶賛募集中です。
体験設計書を使ったユニークなサービス開発にチャレンジしたい方はぜひエントリーください。
それぞれ以下のリンクからご覧頂けます。

最後となりましたが、ここまでお読みくださりありがとうございました。
次回のお話もお楽しみに。