自由詩「君と僕のカレーライス」
こんにちは。ローランです。
今日も自由詩です。
最近、春なのでウキウキな気分のお話が多くなってきたかも。
今日は、初めて彼女の手作りカレーライスを彼氏が食べに行くお話です。
何だかちょっと羨ましいぞ…と思ってしまいました~(笑)
自由詩「君と僕のカレーライス」
「ゴハンを食べに来ない?」
初めて君の部屋にお呼ばれした
僕には人生最大のイベントで
胸は高鳴り血圧が上がる
おみやげを持っていこう
君の好きなケーキを買う
小さな花束も付けて
心ウキウキ足どり軽く
ピンポンピンポンインターホン
「僕だよ」
「はーい」
ドアが開いて君の笑顔に癒される
「いらっしゃい」
「お招きありがとう。ケーキを買ってきたよ」
「わあ!嬉しい。花束まで!」
君の喜びは僕の喜び
おみやげを渡して
君の部屋にあがる
カラーボックスにはぬいぐるみ
これも僕からのプレゼント
君はその横に花束を飾ってくれた
「座って」
「うん。手伝うよ」
「大丈夫だよ。準備は出来てるから」
今日のメニューは
君の手作りカレーライス
アパートの外からも
いい匂いがしていた
僕の大好物を作ってくれて
僕は感激で胸が一杯だ
「はい召し上がれ」
「ありがとう」
一口食べてビックリする
「牛肉!」
「私の実家ではカレーは牛肉なの」
「僕の家では豚肉だよ」
「豚肉の方がよかった?」
と心配気味に話す君
「すごく美味しい」
君が作ったカレーライス
おいしくないワケがない
絶対美味しいに決まってる
そこから始まるゴハン談議
肉じゃがの肉の違いや味噌汁も
正月の餅の形まで
同じ料理や食材なのに
生まれ育った地域や家庭で
違って楽しい
二人の出会いで食文化が広がる
「何だか新婚みたいだね」
僕の言葉に
君は顔を真っ赤にする
そんな君を見て
僕の顔も真っ赤っ赤だ
「次は僕が作るよ」
新たな喜びを分かち合える
君と僕のカレーライス
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