【あつまれ!図録の沼】展覧会カタログについて熱く語ってきた。
千葉市美術館で開催された
「展覧会カタログ大解剖座談会」に参加してきました。
中高生の頃はお小遣いの限界で買えなかった図録たち。
社会人になり美術館で緩みやすい財布の紐と共にジワジワと増えた展覧会カタログ。
その中で悩みに悩んで究極の一冊決めて持参し語ってきた。
持って行ったのは…
「赤瀬川原平 芸術原論展1960年代から現在まで」のカタログ。
千葉市美術館開催展のカタログだったので学芸員の方から当時の話やちょっと目がウルウルしてしまう裏話まで聞けて大変感激しました。
図録を手掛けてきたデザイナー丸山晶崇さんのお話
・美術館側の協力どころ
・紙へのこだわり
・構成のあれこれ
・時代による写植とオンデマンドの変化
・フォントの影響などなど
特色印刷のお話は「こだわりすごい!」と驚きました。
学芸員さんのお話
・表紙デザイン案の悩みどころ
・掲載順序や構成
展覧会カタログを作る上での面白いお話がたくさん聞けました。
入手理由は十人十色
参加者10名限定でしたが、それぞれ入手経路に思い入れがあったり、展覧会に思い出があったり。
カタログ1つとっても色々と背景が違っていてそれも聞いてて楽しかった。
https://www.ccma-net.jp/learn/events/library/library-catalog-ws/
因みに…なぜ「赤瀬川原平 芸術原論展1960年代から現在まで」のカタログを選んだかというと…
・赤瀬川原平さんが大好きだから
・色んな活動をしている方のカタログって作るの難しそうと思った。
・紙面に使われている紙の種類が数種類ある、という凝った作りだったから
・千葉市美術館開催の展示だったので当時の話聞けるかな?という期待も込めて。
という理由でした。
この一冊を決めるのに実に1週間以上ああでもない、こうでもない、と悩みに悩み3日前までに14冊に絞り込み(絞ったと言えるのか?)そこから4冊に絞り…
やっぱりこれだ!と手に取ったのが赤瀬川原平さんのカタログでした。
次点は99年東京都現代美術館開催の「身体の夢」展のカタログ。大好きな展示だったので。京都服飾文化研究財団の展示は素晴らしかった…。