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仕事や信頼関係構築におけるフォロースルーの大切さを知り、きっちりやりきること。

フォロースルーといっても、ボールを投げ終わった後の動作などといったスポーツの話ではないです。

あくまでも仕事の話。


アメリカで働いていた時の上司に強く言われていたこと。

「フォロースルーをしっかりしなさい」


つまり、一度始めたことはきちんとどの様になったのか報告しなさい、ということ。


それには理由があります。

仕事を頼んだ上司としては以下のことをはっきりさせたいから。

・すでにそのタスクは完了したのか。
・それとも何かトラブルがあって進展していないのか


しかし、これが頼まれた側は

・すでにそのタスクが問題なく完了したから安心している
・思うように進展していないから怒られると思っている

というような理由から報告しないということがよくある。


これは大きな間違い。


上司からしてみたら、すでに問題なくタスクが終了しているのならば次の展開がある。

もしもうまくいっていないのであれば、それは指示が明確ではなかったのか、仕事量が多すぎるのか、それとも何か先方との間でトラブルがあるのか、などといった要因を知りたい。


理由はひとつ。

タスクを迅速に遂行し、全行程を完了するため。


多くの場合、このフォロースルーを行わない人は、トラブルが自分の手に負えなくなったときにだけ泣きついてくる。

もっと早く言えば傷も浅くてすんだのに。


こういうことをする人は、どうにか解決してもらえた後は喉元過ぎれば熱さを忘れる、で同じことを繰り返すんですよね。


これでは信頼関係は構築できない。


相談をした後のフォロースルーはしていますか?

直接的利害関係のある仕事仲間ということではありませんが、僕も良く進路の相談や起業に関することで相談を受けることがあります。


例えば僕の所有している身体に関する資格のアスレティックトレーニングやロルフィングというものは、アメリカで取得しているもの。

そのため色々な繋がりから、相談を持ちかけられます。

それは別に構いません、相談にのるのも嫌いではありませんし、自分の経験というのは誰かに伝えるからこそ価値が生まれるものだから。


しかし、相談にのるだけのって、その後の報告がないという人も驚くほど多いもの。


進学前から相談にのり、英文入学願書やエッセイの添削までしたにもかかわらず入学の報告もなければ、そのまま卒業の連絡がない人もいます。

起業に関しても、起業当初に必要なことやオフィスに関すること、人を紹介したり、場所を貸したり、その他相談にのったりもしたけれど、オフィスが決まったことやオープンの連絡すらない、というケースも1度や2度ではありません。

(現在は起業に関するものは仕事として受けているので、個別の詳しいことに関しては料金を頂いています)


別にね、いいんです。

多分そういうことをする人とは二度と関わることがないから。


ただ、そういうことをしていると仕事は必ずつまずきます。



困ったときにだけ声をかけていても、本当の関係性は築くことができませんし、それを繰り返していたら相手にしてもらえなくなります。


「仕事におけるミスの99%はミスコミュニケーションが原因。やったつもり、言ったつもり、わかったつもり。Don't assume.  Follow through.  You know what I mean?」

上司がいつも僕に伝えてくれていたこと。


日本酒と親の小言、そしてアメリカ時代の上司の言葉は後になって効いてくるものですね。


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森部高史(べぇさん)
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