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第1回:根性マラソンは不要。心理学を利用した計画。

いい大人になったら1本くらいは高級時計を持つべき?

社会人としてそれなりの年収になり、経済的にも余裕が出てきた。
普段はApple Watchを愛用していたが、ふと「そろそろ1本くらいは高級時計を持つべきでは?」と考え始めた。

もともとApple Watchを選んでいた理由は、時計マウントの戦場から逃れるためだった。
腕時計の世界はマウントの取り合いが多く、「どのブランドをつけているか」「どのモデルを選んだか」で無駄な比較をされることがある。
その点、Apple Watchなら「ガジェット」としての立ち位置で、時計の格付け競争とは無縁でいられた。

しかし、社会人としてのステージが上がるにつれ、
1本くらいは高級時計を持っておくべきでは?
せっかくなら資産価値の落ちないものがいい
と考えるようになった。

調べるうちに、必然的にロレックスの「デイトナ」に行き着いた。
• 人気があり、資産価値が落ちにくい
• むしろ価値が上がる可能性すらある

「これしかない」と思った。
しかし、デイトナは正規店で簡単には買えないことを知る。

デイトナマラソン開始 – 〇〇での訪問は不要だった

ネットでは、「夫婦や家族で通ったほうが良い」というアドバイスがあった。
転売ヤーではなく、「時計を本当に欲しい人」と認識されるためには家族と一緒に訪れるのが効果的という話だった。

そこで、最初の1ヶ月は女性に付き合ってもらいながらマラソンを開始
週末ごとにロレックスブティックを巡り、「デイトナはありますか?」と尋ね続けた。

しかし、週末は並びの人数が20組以上いることもあり、時間的にはかなり無駄だった

また、並んでいる人の中には、
ベビーカーを押した夫婦
子供を連れている家族

といった、「転売ヤーではないアピール」を意識した人も多かった。

しかし、店員と話す中で、「高級ブティックにふさわしい行動をできる年齢でないなら連れてくるべきではない」という意見を聞いた。
実際、子供が騒ぐ場面を何度か目撃し、場違いな印象を受けたこともある。

ましてや、真夏の炎天下でベビーカーを押して並ぶのは、虐待行為に近いのではないかと思うことすらあった。

こうした経験を経て、「夫婦で行くこと自体はあまり意味がない」と気付く。
結局のところ、店員が見ているのは購入者本人の印象であり、「誰と来ているか」よりも「どんな人物か」のほうが重要だった。

そこで、単独での訪問にシフトし、週に1〜2回のペースで通うことにした
また、抽選店舗への応募も毎週続けた

毎日通い続ける根性マラソンは不要

デイトナマラソンを始めた頃、「毎日通えば買える」という根性論を信じている人が意外と多いことに驚いた。
しかし、実際には毎日通う必要はなかった。

店員が「この人は本当にロレックスが欲しい」と感じるかどうかが重要
ただ何も買わずに通うだけでは、転売ヤーや冷やかし客と変わらない
ブティックの販売戦略は「信頼」と「印象」に基づいている

「毎日通えば、そのうち優遇される」という話は、単なる噂に過ぎなかった。
むしろ、適切な頻度で、スマートに通うほうが好印象を持たれる

結果として、
週に1〜2回の訪問で十分だった
抽選店舗の応募は毎週行うことでチャンスを広げた
時計に詳しく、落ち着いた雰囲気で店員と話せる人のほうが良い情報を得やすい

つまり、無駄な時間と体力を消耗するようなマラソンは不要だった。

次回予告|〇〇の法則を交えたデイトナマラソン戦略

次回は、心理学の観点から効果的な「〇〇の法則を交えたデイトナマラソン戦略」について詳しく解説する。

店員は顧客の何を見ているのか?
「この人に売りたい」と思われるためには?
第一印象を良くするための具体的なアクション

訪店するなら、ただの「冷やかし客」ではなく、「時計を本当に愛している人」に見せる必要がある。
そのための考え方を、次回じっくり解説する。

デイトナは ただの時計ではなく、一つの挑戦
無駄な時間を使うのではなく、最短距離での購入を目指そう

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