ロレックスマラソン指南書【本論】②会話編
はじめに
①服装編 で「見た目が9割」というお話をしました。しっかりとポイントをおさえて、見た目から転売ヤーではないことをアピールできましたか?これは「無言のアピール」です。先ほども述べたとおり、「見た目が"9割"」なので、 ①服装編 をしっかりと実践できたとしても、正規店の店員さんからの印象は、まだ「どうやら転売ヤーではなさそうだな」です。
正規店の店員さんは、来る人来る人全員をまずは「転売ヤー」だと警戒して接客をします。そして、見た目や会話、コミュニケーションを経るなどして、篩(ふるい)にかけていき、最終的に「売っても良いと思える人」を厳選していきます。売っても良いと思われた人だけが、"お客様"となり正規店購入の夢を叶えることができるのです。
先ほども述べましたが、購入希望の方は全員共通して、(転売ヤーでなくても)「転売ヤー」という"ポジション"からスタートします。自分は転売ヤーではないのに、なぜそのように見られなければならないのだ、とご立腹される方もいらっしゃることでしょう。気持ちはわかります。しかし、これに関しては正直仕方のないことだと思います。なぜなら、転売ヤーがとてつもなく多いから。理由としては、単純にこれだけです。凄まじい数の来店客の中から、「売っても良いと思える人」を見つけ出すよりも「転売ヤー」を見つける方が簡単だからです。石を投げれば転売ヤーの誰かに当たるでしょう。
「転売ヤー」からスタートしつつも、まずは ①服装編 をクリアすれば「どうやら転売ヤーではなさそうだな」というポジションに昇格します。次に、 ②会話編 をクリアして、「この人は転売ヤーではない」というポジションに昇格。最後に、 ③コミュニケーション編 をクリアすれば、「この人になら売ってもいいな」というポジションに昇格することができますが、まだこれだけでは買えません。 ④番外編 でお話する様々な条件をクリアして、晴れてお目当てのロレックスの正規店購入が叶うのです。正規店の店員さんがよく仰る「タイミング」はまさに ④番外編 でお話しする様々な条件のことを指します。
多くの方が、この「タイミング」を履き違えているのが現状です。商品が入荷してきたタイミングが合えば購入できると信じている方、残念ながらそうではありまさん。「タイミング」とはそういう意味ではありません。①服装編 から始まり、②会話編 を経て、 ③コミュニケーション編 を全てクリアし、「この人になら売ってもいいな」というポジションを獲得できて初めて、「タイミング」というものが出現してきます。ここを履き違えてしまうと、一生買えません。「タイミング」のごく一例を挙げると、個室が空いているとかそういったいくつものタイミングがあります。
①服装編 を失敗してしまうと、当然のことながら「門前払い」というポジションを獲得することになります。しっかりと ①服装編 をクリアし、「転売ヤーではなさそうだな」というポジションを獲得された方、おめでとうございます。2nd ステージ ②会話編 に進み、「この人は転売ヤーではない」ポジション獲得を目指してください。
会話をする上での注意事項
最初の会話がその後の方向性を決める
最初の会話って、相手に一番インパクトを与えます。これは、一発目からウケを狙いオモシロ話をして店員さんを笑わせて自分を印象付けさせようだとか、時計愛を熱く語り転売ヤーではないことを猛烈アピールして爪痕を残そうだとか、そういったことではありません。インパクトを与えると言っても、そういう意味ではないので、ここは絶対に履き違えないようにしてください。
では一体どういうことかというと、正規店の店員さんは常に"警戒"体勢で接客をしています。つまり、転売ヤー"アンテナ"をビンビンに張っている状態です。最初の会話でおかしなことを言おうもんなら、一気に「転売ヤー」方向に針が振れてしまいます。そうすると、その後の会話がスムーズに進まなくなります。常に疑いの目を向けられてしまうため、会話の端々に微妙な突っ掛かりが生じてしまう、といったイメージでしょうか。摩擦が生じているため会話が続かなかったり、そもそも会話を打ち切られてしまうこともあるあるです。そうなってしまえば、軌道修正に一苦労します。
逆に言えば、最初の会話で相手に一切の違和感を抱かせなければ、その後の会話はスムーズに進行するということです。会話も、店員さんの耳にすんなり入っていきます。だから、最初に何を話すかが非常に重要なのです。ここをミスるかどうかで、これからの方向性が大きく変わります。
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