Big Bang Theory S2Ep11 スポックの遺伝子とサトゥルナリアの奇跡
この記事のタイトルは、ドラマで取り上げられているネタからつけたものです。ドラマの正式なタイトルはこれ。
The Bath Item Gift Hypothesis:クリスマス・プレゼント選びの法則
ビッグバンセオリーを見ていて面白いなと思ったオタクネタで自分が知っているネタ、調べたネタをまとめておいておくために作ったものです。ざっくりとした背景はこちらもご覧ください。目次もかねて作成しています。
あらすじ
2008年12月15日の放送。時節柄どんなドラマもクリスマスネタを取り上げる時期ですね。ビッグバンセオリーもその例にもれずクリスマスネタが。ただしさすがビッグバンセオリー流。
カンドールのボトルシティ 再登場
冒頭のマクラのシーンはいきなりスーパーマンの衣装の汚れはどうやって落としているか?という議論からスタート。クリプトン星のマスタードやら汗やらクリプトン星のドライクリーニング店まで登場して議論しているけど、たぶん本場のオタクの鉄板ネタなんだろうと思います。(そこまで追っかけるほどのファンではないのですが、なんかやってそうだとは思います。)
ここでもカンドールのボトルシティが登場。よほど話題になってたんでしょうかね。シーズンを越えてネタにするとは。ビッグバンセオリーでボトルシティを取り上げているのは2回目。前回はこちら。
アメリカのスキーのレベルは難易度で表示?
超優秀な科学者デイブ・アンダーヒルとの約束を優先して、仲間とのボウリングゲームをすっぽかしたレナード。デイブが長身・ハンサム・スキーも上手でビンテージバイクも乗りこなし、バンドもやっている欠点が見つからない上にスティーヴン・ホーキング博士のネタをまた持ってきた。
ところでデイブが「ブラック・ダイアモンド・スキーヤーで」と言っているけど、どうもコースの難易度を示していて、それを滑る技術をもったスキーヤーっていう意味なんでしょうかね?スキーはあまり詳しくないのでよくわかりませんが、コースの難易度としては出てきますが、個人の資格のようなものは見つかりませんでした。
日本では全日本スキー連盟(SAJ)がバッジテストってのをやってて、たしか上級が1級だったと思いますが、これは個人の技術を評価するもの。
ちなみに、ブラックダイアモンドというアウトドア・スキー関係のメーカーもありますね。
ところで、デイブ・アンダーヒルって苗字でスキーヤーとか、なんか「ルーク・スカイウォーカーみ」を感じます。
クリスマスの起源:サトゥルナリア
ペニーがシェルドンのクリスマスプレゼントを置くため、クリスマスツリーを飾る?と尋ねた時、「異教徒のフェスティバル、サトゥルナリアを祝うつもりはない」と答えてます。
クリスマスはイエス・キリストがお生まれになった日とのことですが、12月25日のイスラエル地方は寒くて、羊飼いたちが野宿してたり、飼い葉おけに赤ちゃんを寝かしてたら凍えてしまうとか。
ローマへの布教のため、ローマで農耕神サトゥルヌスを祝うものという理由で受け入れのハードルを低くしたともされているそうですが、日本でも神仏習合があったようなものでしょうか。
スポック副長:レナード・ニモイ登場(間接的に)
最初、別なエピソードにメモしていたのですが、なんか場所を間違っていました。実際にはこのエピソード。
エピソードの最後に、ペニーがシェルドンにナプキンをプレゼントに渡すがそこに書かれているのは、
「シェルドンへ
長寿と繁栄を祈る
レナード・ニモイ」
(しかもレナード・ニモイが口を拭ったもの)
シェルドンが我を忘れて感激しているが、このレナード・ニモイがスタートレックのスポック副長をやった俳優で、スポック副長はシェルドンのあこがれだったのは非常にありそうな展開(笑。
また「長寿と繁栄を祈る」とは、スタートレックのバルカン星人のあいさつで、スポック副長がいろんな場面で使っていた、とても有名なセリフ。この時の手の形(ハンドサイン)が独特で、こちらも有名。自分も友達も、このサインの真似をしていた。スタートレックファンではなくても、そういう男の子は多かったんじゃないだろうか?
つい数話前、シーズン2の第9話でシェルドンがステファニーにこのハンドサインを送っていたのは既述の通りです。
最近では台湾のIT担当大臣(オードリー・タン)がインタビューなどの最後に、スポック副長のハンドサインと「長寿と繁栄を祈る」と発言したことでも話題になってました。
ちなみに、シェルドンはペニーがどんなサイズ・値段・意味合いのプレゼントを準備しようとも、それに対応するプレゼントをいくつも買い込んであって、ペニーのプレゼントを見てから何をお返しに渡すか決めることにしていましたが、結果として準備していたものをすべてペニーに挙げてしまい、さらにはあれだけ他人との接触を嫌っていたにも関わらずペニーにハグまでしちゃうという驚きの展開でした。ペニーの表情が傑作。
他の場面でも思いましたが、ペニー役のケイリー・クオコ、演技うまいですよね。
この記事も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本エピソードで他に見落としているネタがありましたら、コメントいただけると嬉しいです。