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WASMINE [詞]


この先  行き違い
そう  間もなく

ねぇ  どこから
もう合わない

合図がなくても進める と思ってた

ただ 僕は手を離し
ただ 君は「意地悪だね」って黙った
恣意  WASMINE

僕にはわかってて
口にはできなくて
君は知らないまま
まだ明日を描いた

近すぎたら 崩れるから
続くことはできなかった
きっと一度きりなんだって
君の声も遮って

ただ ひとり僕だけが
終わらせて許される と信じてた
私意  WASMINE

誰もいなくなった
君はどこに行った
わかってたつもりの
僕だけが いたい よ

ねぇ  いくつ 時が過ぎ
あの頃の かなしい夢を見ていた

僕は少しだけ
少しだけ凍える  この季節の中で
思惟  WASMINE


こちらの歌詞、もともと20年前に原曲を作ってたものを作りなおすにあたり、合わせて新しく書きなおしたものです。

楽曲自体がマニアックな仕掛けを色々用意したものなので、そんなことを示唆するような内容に、物語的な世界を重ね合わせたような表現でまとめています。僕的には、説明的な「をかし」と、心情的な「あはれ」の掛け合わせで着地したような感じのイメージで、「楽曲ありきだからこそ、この歌詞」で成り立つ感じです。

まぁ、楽曲は現在映像含めでまとめ中なので、ここでは歌詞の言葉世界のみ見ていただいてるわけですが、言葉が紡ぐ物語として、読んでいただけるものになっているのかしら?…まぁ、お得意の陰鬱とした暗い世界ですね。僕が歌詞書くと、こうなります笑

noterの皆さまにお力をお借りしてできあがった前回制作楽曲が、美しく素敵にまとまったものだったので、比較してしまうと余計に落差を感じますね^^;

↑歌詞掲載されてるので、記事お借りさせていただきました* >千紗さん


この歌詞を書いたきっかけは、20年前に「しい」って読みの漢字を調べたときに、

「恣意」「私意」「思惟」=「遠からず、しかし異なる意味の言葉たち」

を知ったことでした。きっかけなんて、意外と単純だったりします。一個の小道具から着想して膨らませるコントとか、言いたいワード一語のために肉付けしてつくる漫才みたいな感じです。←例えがお笑い好きw


ということで、今回記事では「歌詞」を書いてみました。次回記事では、この楽曲自体のご紹介をさせていただければと思いますので、よろしければまたお付き合いいただけますと嬉しいです。

読んでいただき、ありがとうございました*

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久保田 友和
最後までお読みいただき、ありがとうございました!頑張って書き重ねていきますので、是非またお越しください。