降り積もる。

わがまま全部晒して、
泣いたっていいんだよ。

昨日の約束忘れて、
素直に悪ぶったっていいんだよ。

包み込んでくれる胸は
あたたかいものだった、って

少しかすめてすぐ消すように
とけてったっていいんだよ。

冷たく澄んだ夜の空に、
ため息がどこまでも流れた。

本当の僕はいつになれば、
ねぇ、きっと上手にわらえるかな?

寂しさ紛らすように、
抱いたっていいんだよ。

もう真っ白く塗りつぶして、
何に怯えているんだろう。

強くきしんだ靴の音が、
足跡にかわって残った。

あの時の痛かったところは、
少しは見えなくなりました。

僕は言葉を日毎重ねて、
君より大きくなれるかな?

もうはみ出すことのないように、
すべての声をこぼさぬように。


深々と降り積もる、

音もなく降り積もる。

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久保田 友和
最後までお読みいただき、ありがとうございました!頑張って書き重ねていきますので、是非またお越しください。