ize テミンインタビュー② 翻訳

記者:『ACE』の活動前にMnet『サガジショー』へ出演した際、ひとりでも上手くやれることを証明してやると言った。十分に証明したようだが?
テミン:これは本当にとても主観的なことだが、その「証明してやるよ」という言葉は自信が不足していたために自分自身に向けての言葉だった。自分への決意のようなものというべきか。欲のためか、今回のアルバムはただ惜しかった。一生懸命やったが惜しい部分がない訳がなかった。

記者:しかしステージだけでなくステージ以外でファンと疎通するのがとても自然になったようだが?
テミン:SHINeeのメンバーがいる時は5人なので個々人の考えを伝えるには時間が足りない。話が上手いメンバーがいるので僕は言葉を慎む方だが、ソロのような場合は僕ひとりでファンと共感して疎通しなければならない。だから、出来る限り正直にテミンの姿で近づいていくようだ。

記者:音楽番組で1位を獲った時もしきりに観客席に下りていたね?
テミン:僕が感じることがある。パフォーマンスというのは’お見せするもの’といのが正しくはあるが、とにかく音楽と歌詞、ダンスの感性を人に伝えるものが歌手だと思う。ダンスが上手い人は沢山いるが、観客とどれだけ疎通できるかによってアーティストか平凡な歌手かが分かれると見ている。僕は自分が考えるミュージシャンの理想郷を目標にして、それに対してとても神経を使う。僕が曲に入り込みながら観客にもやはりその感じを伝達できるようにしたい。

記者:KBS「ユ・ヒヨルのスケッチブック」のようにファンより一般の観客の方が多いステージでもそれが上手くいくだろうか。
テミン:確かに、一般の観客の方は声を上げて熱狂するというよりは落ち着いて見てくださる。そういう部分がちょっと大変だ(笑)僕がエネルギーを発散した分、フィードバックがあってこそ表現が上手くいくのに…本物のプロになろうと思えば、そういった部分の感情まで引き出せるようにならなければいけないようだ。永遠の課題だ。

記者:カムバックVアプリの放送で緊張しない方法を身につけたと話していなかった?
テミン:どうしても今回のアルバムは最初のアルバムより準備を沢山することができたので、緊張が少しほぐれたこともある。それから、僕の性格が元々内向的なので「緊張しない方法が分かった」というのはおそらく自信をもってやらなきゃという言葉だったのだろう。

記者:自信はどのように得たのだろうか?
テミン:歳月ということを無視することはできない。性格が元々内向的ながらも、SHINeeの活動とソロ活動を少しずつ少しずつ積み重ねながら僕なりの自信が生まれたようだ。ステージにしろ何にしろ、自分ひとりでやるものではなくその時の状況、そして観客の方の反応が合わさるものなので。tvN「SNLコリア」出演も以前であれば、不細工なイメージになったり笑える記事が出たりすることに対して心配をしていたが、今は開放的になったというか気楽になった。壊れるときは壊れて、ちょっと正直になる必要があると感じた。イメージ管理よりは状況に合った姿をお見せしたい。

記者:失敗に対する自責の念はすぐに払いのけることができる?
テミン:できない(笑)これが問題なんですが…僕が小心者な性格で、失敗したり気に入らない部分があるとそれを繰り返し繰り返し考えてしまう。この癖のおかげで自ずと成長することが出来た気もするが、違う点では辛かったことも多かった。

記者:それでもデビュー9年が経ち自分で作るステージを掌握する気分というのは特別だと思うが?
テミン:実は僕が見るに、まだ本当に不十分だ。自分では残念な部分がすべて見えているのに、ファンや周囲の方が掌握力が素晴らしいという話をたびたびしてくださる。とてもありがたい。良く見て下さったんだなあと思いたいが、共感することはできない。それが苦しい。

記者:見ている立場としては「あんなに完成度が高いステージを作ったら次は一体何をするんだ?」と気がかりだが、むしろ本人はやることがまだまだ残っている気持ちのようだ。
テミン:音楽的な部分やパフォーマンス的な部分でそれぞれ最高の地位にのぼった人々がいるだろう。そんな人々と自分を比べながら絶えず足りない部分を見ている。

記者:今回のアルバムに対しても「前回より自分のスタイルが少し掴めた」程度の意味しか置かないのか。
テミン:実は、僕が目標にしていたことがもう一つある。どこにも話したことがないことだが…今の歌謡市場にはどうしても聞きやすい音楽に焦点が合っている気がする。それが悪いということでは決してないが、今回のソロ活動を契機にパフォーマンス中心の見る音楽、ソロパフォーマーに対する関心をもっと水面上に引き上げたかった。

記者:今日、不十分だという言葉を沢山口にしたが(笑)もしかして自分で褒めたい点はないのか。
テミン:本当に個人的な考えだが、あ、僕の口からこんなこと言っていいのかな?(笑)周りの方が僕は人を惹きつける何かがあるようだと仰っていた。とても優しいスタッフの方が多いが、僕の場合にはあえて沢山取り揃えたり何かを買って差し上げたりということより、ひとりひとりに心から感謝の気持ちをもっている。それを沢山感じとって下さっているのでより誠実になることができている。

記者:ファンも似たようなことを感じているのではないか。
テミン:ファンの方々にも感謝したいのが、本当に僕を沢山愛してくださる。いつでも一生懸命応援して下さるのでファンの方々のエネルギーを僕がいっぱい享受している。音楽番組のステージに立つ時もそうだし、特にドームコンサートの時はファンの方々の歓声が大きすぎて体で感じることが出来たほどだ。その戦慄を忘れられない。

記者:そんな観客席をステージから見渡すのはどんな感じ?
テミン:観客席が見えた時…これだからやめられない(그 맛에 한다)笑

https://www.ize.co.kr/news/articleView.html?idxno=22894

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