連作#?? 水って水色じゃなくない問題
カッツェンシュプルング。
僕と君とが仲良くなるかもしれない距離。
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今回はポートフォリオの表紙のために描きました。
この連作を始めてから絵を描くことが尚のこと楽しくなって、宇宙服の彼と成長してきたので、表紙にしようかなと思い、いつも連作を描く時は横描きなのですが、今回は縦書きでポートフォリオ 用に描き下ろしました。Twitterでは、また別の加工をしてTwitterで見た人に楽しんでもらえるようにちょっと工夫してみたりしています。こっちではポートフォリオ バージョン。
草をいっぱい描いて頑張りましたね〜!
細い草、頑張りましたね〜!(自画自賛!)
ポートフォリオの編集も今頑張ってるので、たくさんお仕事できますように。
この絵は連作一作目。描いたのは今年の一月。比べるとだいぶ上手くなった気がします。偶然にも色味のバランスが似てますね(笑)こう言う色味が、本能的に好きなんでしょうね(笑)
今回のカラーラフがこちら↓
結構情報量多めでした(こっちの方が好きって人も絶対いる)
例えて言うと、カラーラフは味が濃ゆい料理みたいな感じで、いろんな人が食べても大丈夫なように、完成まで引き算していきました。
私はいつも、絵を描く時はカラーラフが一番のライバルです(笑)カラーラフのよさみを超えられたらとりあえず合格ラインにしています。
今回絵を描くにあたって、資料集めに加えて、取材をしました。
と言っても簡単なもので、
実際の自然を見て、それを絵に取り入れる、ということをしたのです。
写真だけでは掴みきれない自然の現象を直に感じてきました。
するとまぁ…自分の描けてなさに凹みますよね(笑)
反省だけして、凹んで投げ出しては仕方ないので、今の未熟な自分にでも取り入れられるものを取り入れていきます。ポジティブに吸収していきましょう!
中でも一番頭を抱えたのは川の色。
カラーラフでバリバリに水色で描いてますが川って水なので色としては透明なんですよ(当たり前)しかも水色って自然界ではめちゃくちゃ目立つ色なんですね。
だって見てください。川の近くに土砂を遮るために水色のブルーシートがあったんですけど…
(アタイが画面に描いてる川の色ってこのくらい違和感あることなのかい…??)
だって、この水色を「川だ〜!」とは思わないじゃない。
でも水を水色で描くって言うのは、見た人に「これは水ですよ〜」って言うことをわかりやすく伝える「優しさの水色」だと思うんです!子供の頃、プールや川を水色で描いたじゃないですか!!水が透明なことが「言葉」だとすれば、水が水色なのは「声色」とか「伝え方」、そういうもん、だと。。言い訳でしょうか。。
「水を水色で描くのがいい!」と思う自分と、実物を目の当たりにして「水を水色で描くのは幼稚なことなのか…??子供っぽすぎるのか…??」という迷い……すごく頭を抱えました。絵において、リアリティってすごく大事だってことは、わかってるんです。デフォルメ色の強い自分の絵柄においては尚更。リアリティを分かってないとデフォルメってできない。しかも子供っぽい色を選ぶのはかなり自分の癖(長所でもあり短所)であることも分かり始めていたので本当に悩みました。
そんな時、ふとテーブルのそばに置いていたノートを見たんです。そのノートの表紙がモネの絵だったのですが…
モネ、メッチャ水色で描いてんじゃ〜ん!!!!
あ、みんな大好きモネがやってるならいいじゃん。あのモネがやってるならいいじゃん、とすごく附に落ちました、ありがとうモネ(笑)
そう言うえば連作の#4で、子供っぽい表現に自信を持てず後悔したこともありましたね。
「子供っぽいも表現」
今日はこれだけ覚えておいてください。私も忘れません。
さて、その代わりと言ってもなんですが
・自分(カメラ)に近い方が川底が透けて見えること
・川にグラーデーションをかけること
・川の流れの向きは、物体にぶつかってできること
この三つを取り入れました。
あと草なのですが、すごく青色を吸収している感じが綺麗だなーと思ったので、線や影に鮮やかな青を入れました。(植物って結構光るんですね〜)
何をやるか、何をやらないの取捨選択が、絵は難しいですね。
今回のイラストについての振り返りはここまで。
8月は練習している時間も多くて、やっとイラストを初めて一年くらいが立ったので、そう言う振り返りができたらいいなぁと思ってます。思ってるだけかもしれない(笑)
色々やったので効果があった練習とか、どう練習したとか、まとめられたら見てくださる方の役に立つかなぁと思ったり思わなかったり…。
気が向いたら、また更新します!
あと、いつもいいねとか、スキとか押してくれる人、ありがとう!それでは!
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