第4回逆噴射小説大賞・セルフライナーノーツ
募集期間が終わり、まだ結果は出ていませんが、ひとまず各位お疲れ様でした。
二次創作はぽつぽつやっているものの、一次創作をネタ出しだけで終わらせず、ちゃんと書くところまでやるのはn年ぶり。しかも1発目はともかく2発目以降は慌てて装填して狙いも定まらないうちに撃った、みたいな感じでしたけれども。返り血は浴びたしまあいいかなって。
INVOKE!
今年の頭にちょろっとGrim Dawnを再開したりしたんですよ。その時思いついたネタがエーテルドリヴン・ネクロテック・ファイト、フレッシュゴーレム同士の殴り合い競技。要はロボコンをはるかにグロテスクにしたやつ。技師の死霊術師と操縦者と、そしてゴーレムのインターフェイス相当の魂とのトリオでなんやかんやする。
ゴーレムの出来はもちろんのこと、エーテルは操縦者の気合に感応するので最終的には気持ちの強い方が勝つ、という出来の悪い熱血ロボものみたいなお話を考えていたんですが、既に拙作をお読みいただいていればお分かりになるでしょうか。如何せん普段の文体に合わない。
なので、「エーテルは思いを実現する」「肉体保有者と魂とのバディ」だけ抜き出しました。最初はおっさんと少女の魂とのバディのつもりだったんですが、逆でやった方が叙述トリック的引きができて面白いのでは、という発想が沸いたので入れ替え。地の文は基本的に男声で脳内再生する勢なので、そのせいだと思います。
タイトルはご存じWizardryはカント寺院での蘇生時のテキスト、「ささやき―いのり―えいしょう―ねんじろ!」から。
この後ちょっと股旅ものみたいなことをやって親子の来歴や社会のありようを描きつつ尺を稼ぎ、教団か異端者か、親子関係かに決着をつけて〆、みたいな感じでしょうか。未来のことは何もわからない。
深宇宙より
まずおっさん同士が口論する場面が書きたかった、などと供述しており。仲良く喧嘩しな。
遊星からの物体Xやキャビン終盤、あとMIBあたりを念頭に置いた、コメディ寄りモンスターパニックものを目指して。最後は脱出艇に乗り込んで月面を離れ、コロニーを爆破してスタッフロール、明けて脱出艇のスラスターに張りつく金属片のようなものを映して終了(予定)。
Descended on 薬師岳
環境アセスメント会社の調査員と自称現住エルフとが開発予定地でばったり出会い、土地の所有権、いやその前に外交上の問題なのでは、ってなるお話をやろうと思った。締め切りの関係で下調べをする時間はなかった。
なので一旦、「山中でエルフと出会う」ところだけ抜き出し、異世界が転移してくるお話にしました。名もなき語り手の勇気が、いずれ世界を救うと信じて(未完)。
〆
改めて並べてみると、化け物と戦う話しかしていないな、ということに気がつきました。そういうネタも久しく扱っていなかったので、飢えていたのかもしれません。
この3発の行方はわかりませんが、とりあえずまた来年お目にかかれるといいなと。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?