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名月盃


満月珈琲

満月になると、つれあいがコーヒーを淹れて、隣の空地へ出かけます。カップに丸い月を映して楽しみながら飲むというものです。北国の古い友達に教わってから、すっかり満月珈琲のファンになっています。時にはコーヒーの代わりに野草茶だったり、黒豆ジュースだったり。

昨年の名月にも満月珈琲を楽しんでいたので、ではわれも、とむかし絵付けした盃を探し出しました。どうせなら、ふうらにも十五夜を遊んで貰おうと……

以下はその夜のブログ記事です(コーヒー・カップの写真を追加、盃の画像は大きくしました)。



ふうら名月盃

名月珈琲を仕立てて相棒が飲んでいるので、
こちらはふうら盃の記念撮影としゃれこんだ。
小さいのでなかなか月が入ってくれない。
やっと捕らえてもぶるぶる震えてむずかしい。
相棒はiPhone、こちらはiPad mini。
互いにミニライトでアシストしながら撮影したが、
カメラ性能はiPhone4Sに軍配が上がる。
で、画像は拝借した。
上の一枚は「月光術」と腹に書いてある。
下の一枚は「夢野の夢湖」と記してある。
撮影の後は、月光水をぐいっと呑ませてもらった。



iTunesではmoonの検索で出た47曲を連続再生。
さすが月の曲はいろいろある。
ジャズ・ナンバーがほとんどだが、
クラシックの「Moonlight Sonata」から、
ブルースの「Shine On Moon」、
レゲエの「Pablo In Moonlight City」、
一青窈「月天心」というのもあって、全50曲。
この日は正岡子規没後111年の日でもあった。
  大 い な る 照 り 物 あ り て 獺 祭 忌



中秋の名月

中秋の名月は昨年は19日。今年はそれより十日以上早い8日。二十四節気の白露と重なってしまいました。月齢上の満月は翌9日で、地球最近のスーパームーンだそうです。

今夜は晴の予報。満月珈琲にするか、満月水にするか。それとも、月下美人酒があるから、ちょっとだけ酔ってみるか。
小さな器に月を入れて、ぴたりと止める、そのまん丸い姿を鑑賞する……これが案外難しい。つれあいはさすが上手です。




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