マガジンのカバー画像

らかんノート

36
謎に満ちた北条石仏についてのノート
運営しているクリエイター

2020年4月の記事一覧

春闌けて

春闌けて

酒見の森にクロツグミの歌を聴きながら羅漢寺へ。
阿吽の仁王の間を入って一曲りすると、鮮やかな紅。もうシャクナゲの花。大輪である。

薬師堂で疫病退散の祈願をして、羅漢場に向かう。
春は闌けたが、悲しみも深まる。
今日はこの羅漢が印象に残った。

ぐっと……言葉にならないものをこらえて……ひと口開いても吃るだけで先を語れない。それでも悲しみには潰されない。なにを……どうすれば……いいのか……。

もっとみる