誰か助けて！

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どうしてみんな、たえられるんだろう。

おかしいものがこんなにいっぱいあるのに。

よく、笑いすぎだっていわれる。

けど、どうしようもないんだ、
だって面白いんだもん。

ママがいってた、
ワライジョウゴなんだって。

今日だって、たかしま先生が、
みんながふざけてるっていきなり、
大きな声でおこり始めたんだ。

先生はいつも落ち着いてるのに、
いきなりあんなに大きな声を出したから、
びっくりした。

なんだか、前におばあちゃんたちと、
旅行に行った時の、
おみやげのコーナにあった、
大きい声をだすと、マネしながらあばれだす、
あのサルのおもちゃを思い出して、
おかしくって笑っちゃった。

そしたら、叩かれた。

痛みは面白くなかった。

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やっぱり、先生のせいだ、
初めて恐怖したんだ。

それまで面白かったはずのサルの顔が、
いきなり、鬼の顔に変わったんだ。

なんでこんなもの読んでしまったんだ、
中学生の頃のブログなんて読むんじゃなかった。

それにしても、小学２年生の出来事を、
よく覚えていたものだ。
いや、今でもおぼえてるじゃないか。

昔は何でも楽しめた、
ボールがあれば、その日は満足に楽しめた。

それに比べて、最近の楽しみなんて、
ネットで悪口を見たり書いたりするくらいだ。

こんな人間を、世間では、
ダメ人間やニートだ、と罵られる。

別に、俺も望んでなったわけじゃない。

楽に生きられんるんだったらそれでいい。

というか、社会が俺を見放したんだよ、
だから、俺を社会が養うのは当たり前のことだ。

やっぱり、ネットはいいな、
楽しそうな人生を送っている奴らに、
制裁を加えることができる。

また、この芸能人、旅行してやがる、
顔がいいだけでちやほやされてるだけだ、
幸せになるなんて許さない。

昔に比べ、馬鹿が増えたから、
制裁を加えるのにも一苦労だよ。

最近はふざけたことをしている奴が多くなった、
そういうやつの個人情報はすぐ回るから、
それを使って制裁だ、簡単なことだ、
社会をなめた罰を負わせるんだ。

馬鹿は痛い目を見ないとわからないからな。

けど、困ったこともある、
かしこぶったやつも増えたことだ。

こういうやつらは決まってきれいごとばかり言う。

そんなもんで、だまされるほど馬鹿じゃない。

誹謗中傷をやめろ、だと？
それを誹謗中傷で返してやるよ、
それが俺のやり方だよ。

こいつらは知らないから、
そんな綺麗ごとばっかり並べれるんだ。

心を壊された人間のことなんかわかっちゃいない。

いじめられたことがないんだ、
人間の恐ろしさを知らないんだ。

先生に怒られてから、俺は、
先生にいじめられるようになった、
みんなの前で馬鹿にされたり、
俺は昔はずっと笑っているような人間だったから、
いじめられても笑うしか知らなかった、
みんないじめられている俺をみて笑っていた。

きれいごと言ってるやつも、その場面に遭遇したら、
笑ってるだろ、どうせ、
クラスのやつらの中で誰一人、
俺を救った奴なんていなかった、
だからそう確信している。

綺麗ごとだろ、全部、
誰かが幸せになると、
誰かが不幸になる、
それが世の中の仕組みだろ。

幸せ者分際で、幸せになろうとすんな。

その不幸はどうせ、俺が受けるんだろ、
だから、おすそ分けしてやるよ、俺の、
悲しみを、
孤独を、
怒りを、
鬱憤を、
恐怖を、
醜さを、
汚さを、
不幸を、

味わわずに生きていくな。

あの時、怒られなかったら、
こっち側にいなかったのかな。

どうせ、望まぬかつ望まれぬ人生だ、
自分がいいように生きていくんだ。

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彼を支えているのは、実現されることはなかった現在。
では彼を救えるものは、
優しい社会？
心を許せる友達？
快楽？
死？
生？
愛？
幸せ？

それは、彼自身にもわからない。