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ピアノ再開 譜読みやら初見演奏やら

つい最近、ピアノを30年以上ぶりに再開したワタシです。

さて、これだけの年月が経つと、もうものの見事に忘れていて、なんと楽譜の読み方すら忘れてしまっていました。ト音記号も、ヘ音記号も、もうどこにドがあるか、判らないほどになってしまっていました!ガチでわかりません。

弾いていた頃には、初見演奏なんていうシャレたことも出来ていた事が嘘のようでした。

(ただ、テレビでやっていた東大の人のクイズ番組で、楽譜を見せて曲名を当てるという問題を、数年前、私も正解していたことを覚えています。ということは、この数年の間に、突然わからない状態になってしまったということです。この突然さが、興味深いです。何を経て、あるいは何が原因でそうなったのだろう。)

が、子どものために私のピアノを持ってきて、習わせることになって、さすがに子どもの譜面もわからないほどではまずいと思い、子どもの導入教材を見て、どこにドがあったっけ、どの音符がどの長さだっけ、から、思い出しを開始しました。それでようやく、子どもの楽譜がわかる有様です!笑えるくらいのわからなさ。子どものために買ったバイエル(今は導入教材としては余り使われていないそうです)に、とても丁寧に説明が載っているので、すごく助かりました。

が、やはり、自分が弾きたくなり、再開しようと思いました。

私自身の楽譜は残念ながら全て捨ててしまってもう無いので、ネットで、サティのジムノペディの楽譜をとりあえず入手してみました。再開して初めての曲は、もう、音符を忘れているので、譜読みが大変でした。

そこから始めて、今、一ヶ月くらいなのですが、黒鍵が少なければ、初見演奏OK位にまで回復しました。

あと、指は、鍵盤の位置を覚えていました。手が鍵盤の位置を探れる感覚が段々戻ってきて、それのお陰で、譜面を見続けながら弾くことができるということに気付きました。(そういうことも、弾いている時には当たり前で気付いていなかったのが、長いこと離れていたおかげで、気付いたわけです。)

弾いていて思ったのは、ピアノって、自転車みたいだなあということです。身体が覚えている、というやつです。

なんだか、冷凍保存されていたものが、今解凍されているみたいで、とても面白いです。

正直、一回出来なくなったおかげで気づくことがあり、それらが悉く興味深いので、練習が二重に楽しいです(メタ的な視点で、演奏について観察するとか)。

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