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猫がいるバー 反省会

どもです。ろくないです。
去る2月21日は、イベントバーエデン福岡様にて
《猫がいるバー》を開催させて頂きました。
ご来店頂いた方々には沢山のお礼を申し上げます。

初めての試みということもあり、
正直いろいろとグダってしまったところや、問題点、課題点も多々ありました。
でも、総じて言えば楽しかったです。すごく。
いつも仲良くしてくださる方がご来店頂いたり、初めてお会いする方も満足していただけたり。
着ぐるみでバーをする、っていう中々ない体験をさせて貰えたことがなにより嬉しかったです。

また次回開催する(ときがくればいいけど)ための備忘録として、今回記事を残しておくことにしました。
この記事では

  • 開催までに準備してたこと

  • 良かった点

  • 反省点

  • 次回(?)に向けて

を綴っていきたく思います。


会場紹介

いろいろを語る前に、まずは今回の会場をご紹介致します。

イベントバー エデン福岡

イベントバー エデン福岡 様

「毎日店長が変わるバー」
をテーマとして、毎日異なったテーマでイベントが開かれる面白いバーです。
開催されたイベントの例として、
「ジャズセッションバー」「怪談を語るバー」
「ボードゲームバー」「初見歓迎バー」
など、公序良俗に反しないテーマで毎日楽しめることができます。

一番の魅力が、誰でも店長になれること。
申請すれば誰でもカウンターに立って、自分のやりたい事を思い通りに運営が出来ます。
食品衛生責任者などの資格がなくてもOK、売上ノルマもなくリスク無しで自分のやりたい事をやれるのは1番の魅力と思っています。

この界隈向けに言えば、「ケモノバー」とかがまさにそれです。
なんなら同じ系列のお店です。

ふとしたきっかけでこのお店の存在を知り、
やってみよう、と思ったのがきっかけでした。
様々な諸問題や懸念点はありましたが、
数回お店へ訪れて下見を行い、店舗内の雰囲気やルールを確認した上で申請を行いました。
内容について、オーナー様も快く了承してくださったので、開催することを決めました。

開催までの準備

申請を送ったのは1月の末。
というのも、会場の公式Twitterから「2月のイベントの空きは残り2枠です!!」と告知がありました。
その内、21日が仕事が午前で終わるので参加できるな…と感じたら

よし、申請すっか!

と、まるでチチと結婚する悟空のようなさっとした思い切りで開催を決めました。

さあ、開催を決めたところでバーの内容を決める必要があります。
実は、下見にこの店を訪れた時に「やろう!」と思っていた企画はありました。

それが、「ウミガメのスープ」のバー。
好きなことをさせて貰う、かつ自分に出来そうなこと…真っ先に思いついたのはそれでした。

あとは、「謎解き」のバー。
リアル脱出ゲームのような謎を店内に散りばめて、謎を解き進んでいく謎好きを唸らせるバー。

だったんですが。
なんとどっちも先に開催されていました。
なんならウミガメのスープバーがちょうど2,3週間前くらいに開催されてたそうでした。

二番煎じとなるのも、クオリティに自信が無いし、先駆者様になにか思われてしまうのも心苦しい。
となると、このふたつは選ばない方が良いと考えました。
となると、自分に残されたものってなんだろう。自分にしかできないこと、自分にしか持ってない物ってなんだろう。
と思うと

よし、着ぐるみすっか!

と、まるでチチと結婚する悟空のようなさっとした思い切りでコンセプトが決まりました。

これは誰もかつてした事ないだろう、仮に誰かがしたことがあっても越えてやろう。
と、謎の意気込みがあったのを覚えています。


と決まれば早速準備開始です。
イベント開催に向けて、様々な企画を練ることにしました。


準備したもの

まず、バーをはじめるにあたって、何をするかを考えることにしました。
営業時間は17時から22時。
その時間中、ただ単に着ぐるみ着て喋ってドリンク提供……となると絶対ぐだる。
なにか、楽しんでもらえる企画が必要だ。と、考えていくつか案を出してみました。

謎解き

店内を回って最初に決められた目標へたどり着くアレ。
正味、一番時間がかかりました。
謎の制作はもちろん、それによる必要物品購入、イラストは全て自分が手配。
総計……4000円くらいかなぁ。
謎解きゲームを作るのは久々でしたが、そこそこな難易度になったかと思います。
せっかく非日常にいるわけなので、その非日常を味わってもらう世界観で物語を進行させました。
オープニング動画も作ったんですよ。ほめて。

ウミガメのスープ

元々、このバーで企画しようと思ってたものなのでそもそもが意気揚々。
問題は全て自作なので、「見たことある!」的な進研ゼミ現象は起こらず安心なスープを提供出来ました。
問題は全部で7問用意。初めての人でも取っ付きやすいように、アニメやゲームから着想を得て問題を作りました。

カプリティオさんより発売しているウミガメのスープのカードゲームを参考に、問題カードをひっくり返すと解説が出るように設計。
着ぐるみのおててって細かいもの持ちづらいので、いちいち物を大きくする必要があるなって思ったんですね。見事に正解でした。

物販

今回のイベントに向けておオリジナルグッズを作ろうかと企画しました。
かといって、お金はそんなにかけらんないので手ごろに安くできるものはないか……
と模索してたところに、
「もうすぐ閉店するんで全商品30%オフです!!」っていう百均があったので、中を歩くと出会えるもんですね。
オリジナルキーホルダー作成キット。
写真やイラストを印刷して、適当な大きさにカットして作るアレです。
それをアレしてアレしました。

ゲーム類

一応、話題作りや沈黙防止、暇な人がでないためにSwitchを用意していました。
ラインナップはテトリス、スマブラ、ポケモン、スーファミONLINEなどなど。
とても趣味が出るものではありましたが、退屈はしないと思いました。
最近、プロジェクターを手に入れましたので、せっかくならと大画面でできるように持ってきました。

小冊子

来てくださった方に来場者特典として、ちょっとした冊子を作って渡すことにしました。
全8ページの、俗にいうコピー本。しかもフルカラー。
何気に人生初の同人誌作成でした
自分でかいて、自分でコピーして、自分でホチキス止めして、自分で配る。
ゲスト寄稿したことは何回かあれど、すべて自分でやるのは初めて。
そんな本が人の手に渡って読んでくれた、という感覚はむずむずでした。

宣伝

お店をするならまず集客が大事。
その目的で、毎日何かしらの宣伝をしてました。
イラストをかいたり、写真を載せたり。。
ただ、それだと飽き飽きすると思ったので、
Q&Aを毎日更新することで宣伝にすることとしました。

ちょっとした大喜利感覚もあったので、やってる身としては楽しかったのですが、周りから見る分はいかがだったんでしょう。
たぶん、目障りでしたでしょうか。


と、こんな感じで準備を進めておりました。
ここまでしておけばつまらなくなることはないだろう。
ひとまず、やる内容はこれくらいにしておいて、その内容について詰めていくことにしました。

結果

さて、準備を終えたところで、それぞれの結果です。

謎解き
どうやら難易度が高かった。

ほぼ全員が取り組んでくれましたが、エンディングに到達したのは1人。
謎自体のコンセプトや流れはよかった(?)ものの、
「わかる人向け」というジャンルとなってしまい、分からない方を置いてけぼりにしてしまっていた。

リアル脱出ゲームの世界観をリアリティに再現しすぎたせいか、
謎のクオリティ、答えの解釈、進み方が一方向へと定まらなかったり、
謎が分からない、ミスリードを起こしてしまう事態となってしまいました。

謎に詰まってしまった人にモヤモヤが残って
謎を解き進むという爽快感とは別物になってしまった。

よくある製作者の暴走ってやつですね

ウミガメのスープ
若干のぐだり気味。

問題は全部オリジナルということもあり、難易度調整は主観的な物。
とっつきやすくするために、見たことがありそうな物や、
アニメゲームを中心に作問をしていましたが、
内容を突き止めることに苦戦を強いられてました。
「それが楽しい!」っていう方なら楽しめてたとは思いますが、
場の流れ、空気を察すると、頭が疲れる時間だったんじゃないかなと

出題者のトークスキルがあれば場を持たせることができたんですけどね

物販
販売実績・・・0個。

撃沈しました。
逆にグッズをもらうという珍事が置きました。

お茶漬けミサンガ、美味しくいただきました

ゲーム類
switchがBGMを垂れ流すだけの機械に。

エデンの店長様がプロジェクタ用のスクリーンを
ご用意していただきました。ホントありがとうございました。

しかし、プレイしたのはスマブラのサウンドテストのみ。
それをランダム再生させて店内BGMにしました。
レトロゲーや懐かしいゲームのBGMで盛り上がったりしたのは良。

スマートブラウジング、略してスマブラ

小冊子
今回のバーで一番成功だったのでは

来てくれた方全員に無料配布しました。
内容について「すげえ」「フルカラーだ」「わー」といった感想をいただきました。
事あるごとに開いて読んでくれてたり、
ごまだれの知られざる設定にへぇーとなってくれたりしてくれた方もいて、
作った甲斐があったなと思いました。

この日初めてセブンネットプリントの偉大さを知った

宣伝
うるさいくらいがちょうどいい?

毎日、ツイートを追加する形で宣伝をしていたこともあり、
いいねやRTがぼちぼちと増えていってました。
「こんな方もしてくれるの!?」って方もいたり、
一度してくれた方がもう一度RTしてくれたり引用RTしてくれたり・・・
ほんと広めてくれた方、ありがとうございました。

当日は、Twitterの通知が20以上たまる等、携帯がうるさかったのを覚えています。初めての経験で戸惑っていました。
拡散してくれた方、ありがとうございました。

あと、目障りだった方、すみませんでした。
でも、CMって目障りなほどやるから意味があるんだと思います。
だからこそ、目障りに感じないほどのキャッチ―な作りが大事なんだな。
そんなことを感じました。

そう思うと、濃い濃いラー油マヨはCMとして成功してるのか否か

良かった点

ここからは、運営を行うにあたって、よかった点をいくつか紹介します。

事前準備に時間をかけることができた
来てくれた方からお金を頂くことになるので、生半可なイベントにさせるわけにはいかない。そう思うと、やっぱり準備の時間をふんだんに用意する必要があるなと感じました。
申請して、イベントが決まったのが開催1か月前。
この時から準備を始めててよかったと真に思います。
絶対1週間程度でちゃちゃっとやるんじゃ、絶対今回よりぐだってた気がします。

TODOリストも作成し、何が終わって何が足りないか、
イラスト作るなら何をかけばいいのか、どんな感じにかくのか。
持っていくものは何が必要か、忘れ物がないようにするには・・・
などなど、当日までにいろいろと管理して、下見もして、
準備を万端にしておきました。

なにぶん、当日は先生でお店を回すことになるので、
さまざまなシミュレーションも視野に入れて、当日までに準備を怠らないようにしていました。

その結果、特にトラブルなく終わることができました。
この問題が起きたらこうして・・・
こういわれたらこうして・・・
などの、トラブルシミュレーターを行ってたおかげでしょうか。

非日常をお届けすることができた。
今回、顔なじみの方が多くいらっしゃったんですが、初めて見る顔も多くいらっしゃました。
着ぐるみを初めて見る方や、自分の知り合いという方もいらっしゃって、普段のエデン福岡とは一風違った世界観をお届けすることができたのはよかったと思います。

お客様に恵まれた
ほんと協力的で、暖かい目を持ったいいお客様ばかりがご来店されて、
多少のミスやもたもたを許してくれる雰囲気でございました。
その節は、ありがとうございました。


反省点

ワンオペ営業は厳しい
先生が一匹しかいない以上、あっちに呼ばれこっちに呼ばれでした。
加えてカウンターが狭いのでいろんなトコぶつかったり、物を落としたりなどのトラブルが頻発。
10分に1回はぜーはー言ってました。

すべてのお客様に平等に接せられなかった
上記の状況もあって、ひとりのお客様につきっきりになったり、お話相手になったり・・・
上手く話を切り上げられれば良かったものの、上手くできずに話しっぱなしになってしまったりしました。
ただ、口数の少ない方にはこっちから出向いてお話を伺うことは何度か行っておりました。
「キャバクラみたい」と言われたのはちょっと笑いました。

運動不足
全てはこれに尽きますね。
普段から着ぐるみや、運動をしてないせいですぐに息切れ。
根性で乗り切った感が強いです。
息が続かないから、早口になったり、途中でぜーはー言ったり・・・。
もう少し、着ぐるみを着慣れて、呼吸を整える練習などをしないといけないないと反省点です。
・・・・昔取った杵柄はもう腐ってしまったか。

用意してたものが不発におわったものが多かった
ゲーム類はほぼ触れず、物販グッズの売れ行きは0。
裏メニューも準備してましたが、日の目を浴びることはありませんでした。
もっと日の目を浴びるような運用ができてればお客様の満足につながったかなと感じました。

後片付けの無考慮
お客様が帰った後で片づけを行うのですが、
沢山準備をした分、沢山片づけをしないといけないんですよね。
それを、4時間ぐらい着ぐるみを着っぱなしだったあとに。
それを頭からすっぽ抜けてました。

結局、お客様として来てた方々に7割以上の片付けのお手伝いをしてもらい、なんとか事なきを得ました。
本当に・・・ありがとうございます・・・・。。


総じて

総じていえば、楽しかったです。
主観的な感想になって申し訳ありませんが、ホントに楽しかったです。
着ぐるみで何かをする、それにみんなを巻き込む
ということをモットーにしたいやつなので、
今回のこの経験は、まさに自分のやりたい!でありました。
ほんと、付き合って頂いて、ありがとうございました、

いろいろと課題の残るバーではありましたが、
もし、第2回があったらこの点をブラッシュアップして、
さらなるお客様の満足に答えるために、精進してまいります。

次回は、猫、じゃなくて、別の動物さんが来るかもしれませんね。
また、楽しいを考えときます。
その時はまた、お付き合いいただければ幸いでございます。


それでは、またお会いするときまで。
ここまでのご清聴ありがとうございました。

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