蓮舫氏叩き

私は女性問題の専門家でも社会学を専攻したわけでもないけれど、2024年7月7日の都知事選後の蓮舫氏への誹謗中傷が度を越していることを知り、非常に憂慮しています。
この蓮舫氏叩きに対して蓮舫氏自身が応戦し、火に油を注ぐ状況となっています。
ご家族は蓮舫氏を止めたそうですが、「自分が我慢したら次の世代が影響受ける」(2024年7月14日の瀧波ユカリ@takinamiyukariさんのXポストより)と考えてのことだそうです。
蓮舫氏と同世代の私も #MeToo 運動が広がったときに同じようなことを考えました。
自分たちがへらへら笑って流してきたから、今の若い子たちが苦労してるって。
できれば世間にこの問題について啓蒙するメディアを作りたいけれど、そんな力はありません。
それでも、言うべきことは言わなければなりませんし、できれば女性同士で連帯したいです。
ポツポツと記事を書いていくので、フォローやコメントで繋がっていただけると嬉しいです。

その第一弾としての「蓮舫氏叩き」についてです。

最初のショックは、リベラルだと信じていた元朝日新聞記者の鮫島氏でした。
もともと男尊女卑の匂いがしなくもなかったんですけど、それを表に出さないぐらいの知性はあるだろうと思っていましたが、蓮舫氏出馬表明とともに「女帝対決」などとゴシップ風に煽る記事を出したんですよね…。
その後も票を対立候補に集中させて小池氏を落とすという理由で石丸氏を推していました。
彼は以前、れいわ新選組への支持を表明していましたが、そのれいわ新選組代表の山本氏が石丸氏を自分らとは最も遠い候補と評していたにも関わらず、です。
そもそも、少し調べれば石丸氏が安芸高田市で何をしてきたかがわかるはずなのに。

そして選挙後、テレビでもXでも蓮舫氏への人格否定ともいえる非難の嵐。
男性だけではなく、女性からも。
それを女性蔑視ゆえの誹謗中傷だと言えば、小池氏だって同じことをされている、小池氏も女性だ、という反論がくる始末。
小池氏は2期8年の政策と学歴詐称問題、企業との癒着、裏金疑惑などを批判されたのであって、都政と関係ない人格を攻撃されたわけではなく、蓮舫氏への誹謗中傷とはまるで意味が違います。
これを同列視することは、立派なトーンポリシングです。

蓮舫氏が都知事選で掲げた公約への批判ならともかく、今行われている人格否定を見過ごせば、蓮舫氏が言った通り、次の世代の女性が影響を受けます。
忖度なしに意見を述べる女性が選挙に負けたから叩いて処罰しようというムーブメントは明らかにミソジニー仕種です。
この事にははっきりと、「やめろ!」と言っておきます。


ついでですが、蓮舫氏も辻元氏も弱い立場の人への目配りをお持ちです。
一度騙されたと思って積極財政を学んでいただきたいです。
緊縮財政ではいつまで経っても貧富の差は縮まりません。

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