知識と知恵
沢山勉強をして山ほど本を読んで
努力さえすれば
情報は無限に蓄えることができるけれど
蓄えただけの知識は脳に記憶され
使われることがなければいつの間にか
記憶から消去されていく
それが知識
僕は知識を蓄えることに
興味を持つことができない
蓄えた膨大な知識と知識をつなぎ合わせて
仕事にも遊びにも趣味にも生活の中でも
情報を生かし活かす
そしてそこに経験が付加されるとそれは
確固たる知恵となる
僕は思う
本当の意味で知恵を持つ人ほど
どんなことも乗り越えるし
そのための術を心得ている
そのための知識なら僕はいくらでも吸収したいと思う
知恵に変換することのできない知識なら
そんなものは初めから欲しいと思わない
それが情報の取捨選択
世の中に吐いて捨てるほどの情報が溢れている時代に
多くの知識を持つことにどれだけの意味があるだろうか?
ひょっとすると情報というのは
吸収することよりも捨て去ることの方が大切なんじゃなないだろうか?
捨て去って空になった脳の中に知恵を植え付けることができるから
知識は知恵を作るための原材料であり素材
知恵という製品に転換できないのなら
捨ててしまう方が賢明だと思う