ざんにょう
ある日、仕事から帰宅すると
おとうさん
これ、あげる♥️
3号ちゃんからの突然のサプライズ。
私へのプレゼントとして一生懸命作ってくれたみたい(笑)
なんとなく太陽はわかる。
それ以外がよくわかららんが、素敵な作品。
裏も見て!
そうか、そうか、うん、知ってる。
お父さんも君のことが大好きだよ。
何でもない日、バンザーイ!
最高な気分を味わったところで、作品の詳細を聞いてみた。
うん、それはわかった。
いろいろ工夫が見られて、元気いっぱいの太陽だね。
そうだったのか!
てっきり、ドラえもんの『ガリバートンネル』かと思ったよ。
(それもちょっと違うか)
確かに虹色に見える!
ん?雪か.....
ちょっと無理があるような気もするが、子どもの想像力の大きさに驚くよ。雪なんだね。
にしても、なんで最後に落ちてくる雪なのか疑問も残るが、3号ちゃんにとってはそこが拘りなんだろうな(笑)
と、ここまで台所で黙って聞いていた妻が一言
最後に落ちてくる雪か.....
おじいさんの残尿みたいだね(笑)
な、なんと!
どうして我が子の素敵な作品を『おじいさんの残尿』などと言うんだ!
笑えるが、それはちょっと.....
そのあと
ねぇ、ざんにょうってなに?
まっすぐな瞳で聞いてくる3号ちゃんに、しどろもどろな説明をして誤魔化したが、今はわからなくてもいいよ。
いや、むしろ わかってほしくない。
私の様子を見て ほくそ笑む妻に、ちょっとだけ殺意が芽生えた(笑)