亡き父の思い出〜父と一緒に働いた方々の言葉〜
久しぶりに父の思い出について語ろうと思う。これまで父の思い出話を幾つか書いたが、もし暇ならそちらもご覧下さい。
これまでの記事で、私の父が仕事人間で、しかもそれは家族のためとかではなく好きでやっていることだということが、読まれた方には伝わったのではないかな。
家族との時間より仕事が優先。『時と場合による』なんてことはない。例外なく仕事優先の人だった。
子ども心に『父さんなんか!』という気持ちが芽生えるのは必然だろう。
自分にほとんど目を向けてくれない父親を好きになれという方が無理な話だ。
子どもを愛していない訳ではなく、愛し方が私の考えとまったく違っていた。
父に対する気持ちは、幼少期の頃のまま大人になってしまった。
大人になって仕事を始めると、私の職種上 父と一緒に仕事をしてきた方々との交流をするようになった。
皆さん私のことをとても快く受け入れてくれた。
そして皆さんが口々に仰る
ろくくんのお父さんには本当にお世話になったよ。
あんないい人なかなかいないぞ。
子である私の 父に対するイメージとは真逆の父がそこにいた。
さすが仕事人間、そこに関してはしっかり信頼されていたみたい。
社会人になった私、初めて父を尊敬できたような気がした。
自分がどう生きるかなんて、それぞれ考え方が違っていて当たり前。
それを突き詰めると、やはりどこかで犠牲が生まれるのかもしれない。
それはそれで自分の信念を貫いたものは尊敬に値する。そんな気がする。
ただ......
前出の諸先輩方が語ってくれたエピソードには続きがあった.....
よくロッカールームに呼ばれたな〜(笑)
「今度のはすごいぞ」ってな。
それがほんとにすっごいの!
えっぐいの!
お父さんのコレクション、すごかったんだぞ。
ほんと、そういう方面でもお世話になったよ(笑)
はい、なんとなく想像できましたか?
そうです、その想像通りです。