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ごあいさつ

ついにこの日がやってきた。


娘さんをください!


ってやつ。
彼も緊張しているだろうが、私も緊張していた 笑
彼とは何度も会ったことがあって、なかなか礼儀正しくてしっかりしてそうな男だからダメって言うつもりはないけど、すんなり許すのもどうなんだろうとか考える 笑
いや、1号ちゃんに叱られるから、すんなり許そうか 笑

にしても、こんな時に何を話せばいいのかさっぱりわからない私は、やつの力を借りることにした。
そう、お酒である。
ちょっと一杯引っかけて彼を待った。

そして、スーツ姿で緊張しながら登場した彼。
私の対面に座り、


1号ちゃんと結婚させてください!


正座して両手をついて、私の目を真っ直ぐに見ながら話す彼を見て、


えーっと、
本当に1号ちゃんでいいのか?


一言目にそんな冗談を言ってしまった 笑


はい、僕には勿体ないくらいの人です。


これまた私の目を真っ直ぐに見ながら話す彼。


そうか。
君も1号ちゃんもお互いの親兄弟を自分の本当の家族のように大切にするんだよ。
よろしくお願いします。


そう言うのが精一杯だった。

3号ちゃんに
どう?お姉ちゃん結婚してもいい?
そう聞くと、即答で、


ダメ❗


そう言った 笑
私以上に寂しいらしい。
お姉ちゃんを取られる気持ちなんだって。
3号ちゃんと彼とは仲良しで、会うといつも遊んでくれる。
彼がお兄ちゃんになるんだよ。
そう言っても


いらない!


だって 笑
まぁ、本気で言ってるわけじゃないのはわかっている。
寂しいんだよね。



そんなこんなで婚約が成立しちゃった。
これから結婚の準備やらなんやらでしばらく忙しいだろうけど、楽しいんだろうな。

長く一緒に居れば楽しいことばかりじゃないだろうけど、それも幸せの一コマ。


末永くお幸せに。

因みにその日は飲み過ぎました 笑


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