白山祭で売ったステッカーの解説
今年の白山祭では、時誘人の物販コーナーで二種類のステッカーセットを販売しました。イラストのステッカーと小説のステッカーです。
どちらのステッカーも同人誌印刷所おたクラブさんで印刷しました。セルフカットステッカーで注文しました。
展示した小説については、配布したコピー本のあとがきで簡単にお話しできたのですが、ステッカーの方のお話しはできていなかったので、このnoteで話そうと思います。
MABOROSHI STICKERS
『鵺girl』(6cm×6cm、5cm×5cm)
顔はサル、体はタヌキ、手足はトラでヘビのしっぽを持つ妖怪である「鵺」をモチーフにした女の子のイラストです。
鵺をキャラデザに落とし込むのが一番大変でした。
茶髪で「顔はサル」、虎の手の形のグローブで「手足はトラ」を表現しました。
白山祭当日に「なぜセーラー服なんですか?」と聞かれたんですけど、これは単純に私の好みですね。
『幻湯』(5cm×6cm、5cm×3cm)
ステッカーを物販でやろうと思ったきっかけのひとつに、いろんな銭湯に行ったときにその銭湯のステッカーを買っていたというのがあったので、そうした銭湯へのリスペクトも込めて、銭湯をモチーフにしたステッカーを作りました。
この架空の銭湯「幻湯」は新しく作ったスタイリッシュなネオンの看板を使いながらも、昔から使っている暖簾も大切にしているという設定で、二種類のステッカーを作ってみました。
『マボロシカイジュウ』、『NUE WATCHING YOU』(4cm×4cm)
この2つは漢字をかわいい感じにしようと描いてみたものです。
「幻」の方は右の部分を怪獣の顔、左の部分を怪獣が吐いているなにかを表現しました。
『マボロシカセット』(5cm×3cm)
ここ数ヵ月、Spotifyのプレイリストに使うアイコンを自分で描くのにハマってたんですが、このイラストもそのうちのひとつでした。
それを「幻」バージョンにしたものです。
「MABOROSHI」って書いてあります。
小説ステッカー
文庫本の見開きの状態をステッカーにしたらいい感じのステッカーになるんじゃないかという思い付きから作り始めたステッカーです。
ステッカー自体のサイズや文字サイズ、余白などのバランスを決めるのが一番大変でしたが、一番楽しい作業でした。
元々、イラストを描く人はポストカードで比較的気軽に物販ができる一方で、小説書きにはそんな比較的に気軽な物販の手段が無いから、新しい形態を考えたいなという考えがあったので、このステッカーを思いついたときに、いろんな人バージョンの小説ステッカーを作るためにサークル内で募ったところ、3人の小説書きがこの計画に乗ってくれました。
どちらのステッカーも無事に形になって、当日販売できて、とても良かったです。
最後になりますが、白山祭で買ってくださった皆さん、同人誌印刷所おたクラブさん、ステッカーのカットを手伝ってくれた皆さん、白山祭で物販に携わった皆さん、小説ステッカーに協力してくれた3人、本当にありがとうございました。
2023年11月9日 六原