見出し画像

【時差日記】7.14 スウェーデン・ストックホルム編🇸🇪


昨夜22時頃にストックホルムに着き、土砂降りの中宿に到着した。
今回は地下にある小さなホステルだ。

前2カ国のホステルはかなり大きな建物で多くても6人部屋。
ロビーにはカフェやバー、プレイルームなんかがあったりしたが、
今回は数部屋ほどの小さな建物になんと12人部屋。

フロントとロビーは一体化していてかなりアットホームな感じ。

入ってすぐ「Welcome」と言ってくれたのだが
かなり訛っていて2回も聞き返してしまった。(ごめん)

他の宿とは違いひとつひとつ案内しながら説明をしてくれる。

案内された12人部屋は男女混合。
だが綺麗で問題なし。
部屋どころかシャワーもトイレも共用。無問題。
あんまり気にしないタイプ。

日本で泊まった男女混合のホステルの方がよっぽど男臭かった。

23時過ぎまで明るいけれど地下なので一筋の光も入らない。
少し怖いくらいに真っ暗。
睡眠が下手くそな私でもあっという間に寝落ちしてその日を終えた。


翌朝、目覚ましで目覚める。やはり真っ暗。
良い宿なんだけどam8:00なのに真っ暗すぎるのは少し怖い。

早々に準備を済ませて外へ出た。

あれ、なんかいい。
空気がなんか良い。

オランダ、デンマークよりなんだか合う。
根拠もないし、なんか良い。以外に言いようはないけれどなんか好き。

土地が肌に合うとはこのこと?

もう9:00前だというのにまだ街が起きかけなのも良い。

自分の朝と世間の朝が噛み合う感覚が、
久しぶりに置いてけぼりにならずに済んだ気分。

ずっとずっと何かを追いかけながら生活している感覚が抜けなくて、
それがスウェーデンに来て急に無くなった。

自分と流れる時間が似ているとこうも楽なのか。

不思議な感覚に揺蕩いながら歩き始めると、すぐのところにカフェを見つける。

まあでも他にもあるかもしれない。と思ってスルーしようと思ったけれど
なーんか気になって入ることにした。


なんとなんと、私の大好物
カルダモンロールをはじめ、シナモンロール、キャロットケーキ
絶対に美味しいパンやペイストリーたちが並んでいるではありませんか。

直感に感謝。

ホットサンドとフラットホワイト、おやつにカルダモンロールを買う。
朝だしな〜と思って買ったホットサンドも
パンからサラミからチーズから何から何まで美味しくって拍手大喝采。


その後は毎国恒例となりつつある教会へ
まずはストックホルム大聖堂。

黒壇と銀の祭壇。圧巻。

外観からは想像できないくらい豪華で荘厳。
日本語のパンフレットもあって絵画や彫刻、祭壇、燭台について
大聖堂の物語を理解しながら歩けるのがとても良い。

そしてこちらが大聖堂の時計台!

「わたし!ここに決めた!」
そう、魔女の宅急便の舞台!

わ〜!キキが降り立ったところ!と一人で大興奮。

この周辺「ガムラスタン」は「古い街」という意味でストックホルムの旧市街。

石畳の道とカラフルで背の高い建物、大きな窓、細い路地が特徴的。

この日はほとんど分厚い雲で覆われていて
あまり綺麗な光が差し込む時間がなかったけれど、

低い太陽の光が窓を反射し、細く透き通る姿や
暖色の壁に揺らぐ木漏れ日なんかはもう最高に綺麗だった。

(写真には収められなかったです。)

朝の「なんか良いな」の感覚が「わたしここに決めた!」
に変わるくらいガムラスタン散歩でこの街が好きになっていた。

お昼頃、どこからか聞こえてくる音楽につられて進むと宮殿に到着した。

どうやらちょうど衛兵交代式の時間だったみたい。
すんごい近くで見れたよ。


この街、大好きになったのは良いのだけれど、
あまりの浮かれっぷりで財布の紐がゆるゆる。

朝、大きいホットサンド食べておやつにカルダモンロールを買っていたのに
吸い込まれるようにカフェに入ってしまった。

まずショーケースがカラフルで可愛いのよ。

このメレンゲが立ってるタイプのものに目がないわたし。
中身はレモンタルト?って聞いたらパッションフルーツパイとのこと。
ドリンクはチャイティラテにしました。
どちらも大好き。

ただこの大きさ伝わりますかね。

フォークがそもそもメインディッシュ食べる時のものくらい大きくて、
となるとこのお皿から溢れんばかりのパイも相当大きいわけ。

というわけでお待ちかね(?)

美味しい美味しい!
美味しい美味しい…

…減らない。

が始まりました。

半分を過ぎたあたりからかなりの休憩時間を要したものの、なんとか食べ切りました。

ジャパニーズサイズの胃袋なわたしにはどこで外食しても多すぎる。

ぽんぽんのお腹を抱えながらお散歩再開。
次に可愛い古着・古道具のお店を発見。

食器に関しては5枚や10枚のセット売りが多かったものの、
破格すぎない!?ってくらい安くてまだ最後の国じゃないことを悔やんだ。
(ここで荷物を増やしてしまうと、これから行くフィンランドまでの飛行機が荷物超過で追加料金を払わないといけなくなる。)

ここが最後の国ならきっと買い漁っていた。

購入◎
諦めた
購入◎
購入◎

このポット破格すぎて買おうか本気で悩んだ。

諦めた

今度ちゃんと仕入れに行きたい。

バックパック1つできたのにいくつか購入。
どうやって詰め込むのかはまだ決めていない。

おわかりだろうか…
もう朝から財布の紐がゆるゆるなことに…


だめだよくない。

ガムラスタンを後にし、何もない道をふらふらと歩く。

すると霊苑にたどり着いた。

午後の暖かくて柔らかい空気と影、緑。
ああ、やっぱりこの街が好きだとまた思わされた。

空気が体に馴染むってこんなに心地がいいものなのか。

光や空気は柔らかいのに風は乾いていて澄んと鼻に抜ける。肌が冷える。
冬凍てつくような乾いた空気が大好きな私にとっては何もかも完璧だった。

他の国とそんなに違う?と聞かれると正直あまり変わらないと思う。

だけどスウェーデンは意識をしてしまうくらいなんだか好きだった。

この日は旅の中でもトップ、27,000歩あるいていた。

次回は
「庭園の中のレストラン」
「レインボーフラッグのこと」などなどお楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?