【時差日記7.16 スウェーデン🇸🇪 】スペシャリティコーヒー/近代美術館
旅も残すところあと一週間。
違う文化、違う言語。各国で電車やバスの乗り方が違うことにもようやくされてきたところ。
とはいえいつまで経っても話しかけることには慣れず、ずっとドキドキしっぱなし。
せっかく小規模で距離が近いこのホステルの人たちとも仲良くなるまではいかず、挨拶したり、
キッチンでこれどうやって使うの?あれはどこ?なんて会話で終わってしまう。
会話のキャッチボールができるまでの英語力がない。もどかしい。
でも、日本語を翻訳して英語を話すのではなく、英語を英語として話す感覚がなんとなくわかって来た気がする。
1センテンス3ワードから4ワード5ワードと組み立てることが『訳す』ではなく『感覚』でできるようになってきた。
そんな全く日本語に触れない環境で久しぶりに日記を書こうとした時に
日本語の言葉の多さと汎用性の高さに少し混乱した。
もちろん日本語の方が知っているからその分選択肢が多いだけなのもあるんだろうけれど、
言葉の順序を入れ替えても通じてしまうだなんてなんて難しい。
英語もままならないのに日本語まで綺麗に書けなくなっていて笑うしかない。
__以上7/16 手書きの日記より。
今日は朝から気になっていたスペシャリティコーヒーのお店へ。
ヨーロッパは浅煎り文化らしく浅煎りが多め。
でも私は中深煎りくらいが好きなのでエルサルバドルのこちらを選択。
ジャケットが可愛いのも推せる。
ダークすぎず華やかさもある。キャラメルっぽい感じ。シンプル。
珈琲を飲みながら日記を書いていたらわんちゃんと男性が来店。
お隣のソファー席に着席するやいなやわんちゃんがお腹を出して甘えてきた。
きゃわいい〜〜〜〜!
いい?って許可とってわしゃわしゃ遊ばせてもらった。
今まで来た国はどこもペットフレンドリーでこうやって普通に飲食店に入ったり、同じソファー席に座っていたりする。
本当に癒し。日本もこうなればいいのに。
男性が注文を済ませている間遊ばせてもらった。
エスプレッソとわんちゃん用のお水が運ばれてきて同じ席でブレイク。
お互いサクッと飲んでまた散歩へ出て行った。
私も日記を書き終え、お土産にコーヒー豆を購入。
おすすめを聞くと、エスプレッソ?ハンドドリップ?どんなフレーバーが好き?とたくさんヒアリングしてくれた上に豆の特徴も全部丁寧に教えてくれた。
選ばれたのはこちら。
やっぱり浅煎りがおすすめらしくこちらのコロンビアを選んだ。
ジャケットも可愛い。
まあ浅煎りらしくフルーティーで明るくて〜なんだろうな。と思っていたけれど、これは本当に美味しかった。
今まで飲んだ浅煎りの中でもトップレベル。
明るいんだけどツンとした酸味がなくてものすごく焙煎が上手なのがわかる。
なんといっても香りがいい。
絵柄のようなピンクで華やかな香りと南国のようなフルーティーな香りが次々と鼻を抜ける。
フレーバーがジャケットそのもの。この味を的確にデザインに落とし込めるのもすごい。
浅煎りの苦手なところが上手に焼けてないと頭が痛くなって目がチカチカするからなんだけど全くそれもなかった。
(まだお店にあるのでぜひみんなに飲んでほしい。
販売はしてないので飲みたい〜!と言ってもらえれば淹れます!)
絶対に他の豆も美味しいはずなのでもう一つくらい買ってこればよかった。
ECサイトもあるので是非見てみてね。
このあとは近代美術館へ。
ヨーロッパの美術館はカラフルで自由。
体験コーナーが多いのも魅力的。
子どものうちから気軽に芸術に触れられるっていい。
折り紙コーナーがあるのは日本人としてとても誇らしかった。
なんの説明も見ずにテキパキ折る私を見て教えてよ!とこの親子。
一緒に鶴を折ったけど、几帳面に折るのはどうやら難しいらしい。
社会的、政治的なプロバガンダもちらほら。
オブジェとなると迫力がすごい。
この男の子、本物だと思ったらオブジェだった。
かなりリアル。
反対側の絵にはおじさんが立っていて、
ほんとリアルだな〜と思ってみていたら、
なんと、おじさんは本物の人間だった。
微動だにしなかったのに急に動くもんだからびっくりしすぎて声もでず、
猫くらい後ろに弾き飛んだ。
おじさんも周りもびっくり。恥ずかしかった。
ショップには絵本や知育玩具など子どものためのものが多かった。
日本に持って帰って使ってもらいたいなと思ったけど、やっぱり荷物の関係で断念。
こういうお土産を見た時はもちろん、スーパーでもカフェでも、
これはこの人に渡したら喜んでもらえそうだな〜って自然と人の顔が思い浮かぶ。
ほとんど持って帰って来れなかったけれど、人の顔を思い浮かべることがやっぱり好きなんだと思う。
自分のためのお土産は各美術館でのポストカードだけ。
海外に来てちょうど2週間。
ひとりでひとりに向き合う時間がとても多い。
それでも私は私のことがなかなかわからない。
だからこうして何を見て何を思ったのか言語化したがるのだろう。
さて、大好きなストックホルムの滞在もあっという間に今日でラスト。
明日はフェリーに乗ってゴッドランド島へ。
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