文藝賞2次予選通過のご報告と応募作発行(同人誌/電子書籍)のご案内
Twitterではすでにご報告したのですが、文藝賞の第2次予選に通過しておりました。
10/7(昨日)発売の、「文藝」にてご確認いただけますので、よろしければご覧ください。
応募作についてなのですが、12月~1月を目安に、同人誌および電子書籍として発行しようと考えております。
文藝賞の2次予選を通過し3次予選を通過しなかった作品がいったいどういうものなのか、お知りになりたいという方もいらっしゃると思うのと、あとはまあ単純に、わたしが自作に思い入れをそれなりにもっていて、本の形で手元におきたい、というのがその理由です。
もう1点大事なこととして、同人誌として発行するにあたっては、レイティングをつけようと思っています(R18)。
あたりまえですが、同人誌は「出版社の責任において販売」するものではなく、「(主に)執筆者の責任において販売」するものです。
性描写に重きをおいた作品ではないとはいえ、自身の中の法務担当と相談した結果、「18歳未満の方にこれを堂々と販売するのはまずいのでは」という結論に、現段階で至っているからです。
早ければ、12月末~1月にかけてのText-Revolution Extra 2が初売りとなります。
こちらでもアナウンスいたしますので、18歳以上の良識ある皆様におかれましては、よろしければお手にとってください。
ちなみに、私定義にしたがえば、文学であるのと同時に、既婚の男性ふたりが俗にいう「ただれた関係」になるという意味で、BLでもあります。
冒頭はこんな感じ。
おんなじホテルを使いつづけると、いくらなんでも足がつきやすいのではないか。たとえばもし、ぼくが浮気調査を専門とする探偵だったら、これはずいぶんぼろい仕事だと思うのだろう。もっとも、性の多様ぶりが顕在化しつつあるいまの時代においても、「男同士でビジネスホテルに入る」ことと、「男同士でセックスをする」ことをきちんと結びつけられるような「有能な」探偵で、ぼくがあったなら、としての話だが。
よろしくお願いいたします。