見出し画像

【後攻1キルデッキのススメ】サイバー・ドラゴン編

割引あり

※この記事は試験的に、マスターデュエルに実装されていないカードの解説部分のみ有料記事としています。
マスターデュエルに実装後、順次公開していきます。

2024年に発売されたタクティカルトライデッキ。
「これ一つで戦える実践級デッキ登場!」という売り文句で販売され、その内容がかなりのガチ向けで、新規プレイヤーにも既存プレイヤーにも嬉しい商品でした。

この記事では、そのタクティカルトライデッキの中から、後攻1キルがかなり行いやすい「サイバー・ドラゴン」デッキについて、1キルまでの展開と、相性の良いカードたちを紹介します。
さぁ、勝利をリスペクトしろ!


そもそもサイバー・ドラゴンとは

アニメ遊戯王GXにて丸藤亮(ヘルカイザー)が使用するテーマです。
彼は学園随一のデュエルの腕前を持ち、遊戯王GXの主人公遊城十代を負かすほど。
そんな彼が扱う「サイバー・ドラゴン」はアニメではサイバー流というデュエルの流派(?)の者が扱えるカードで、特に3体融合の「サイバー・エンド・ドラゴン」の攻撃力4000は当時としては圧巻のステータスでした。
更に彼は機械族専用の融合魔法「パワー・ボンド」を使い、その攻撃力を倍の8000で出すのが日常茶飯事
そのため当時から「サイバー流は高い攻撃力で相手を叩き潰す」というのがデュエリストの共通認識でした。

遊戯王GXが終わった後もちょくちょく新規カードが出ている息の長いテーマでしたが、前述のとおりタクティカルトライデッキとして発売されたことで相性の良いカードがここ最近さらに増え、高い攻撃力で相手を叩き潰すそのパワーは今でも健在です。

初動および1キルまでの展開

サイバー・ドラゴン・コアと任意の魔法・罠カードの2枚初動から1キルを取ることが可能です。

サイバー・ドラゴンの素体
ここからサイバー・ドラゴンの展開は始まります。

サイバー・ドラゴン・コアを召喚し、召喚時の効果で「サイバーダーク・ワールド」をサーチします。

サイバー流には裏サイバー流といえる「サイバーダーク」というテーマが存在します。
詳しくは遊戯王GXを見るのだ!

サイバーダーク・ワールドを発動し、発動時(1)の効果で「サイバー・ダーク」モンスターである「サイバー・ダーク・キメラ」をサーチします。
そして続けて(2)の効果により、サーチした「サイバー・ダーク・キメラ」を召喚します。

「キメラ」の名の通り、イラストを見ると少々歪な姿をしています。
よく見るといろんなサイバー・ダークモンスターが組み合わさっており、
そういう意味でも「キメラ」です。

「サイバー・ダーク・キメラ」の(1)の効果により、手札から任意の魔法・罠カードを墓地に送って「パワー・ボンド」をサーチします。さらにこのターン墓地のモンスターも融合素材に出来る効果を得ます。

機械族専用の融合魔法。
エンドフェイズに融合召喚したモンスターの攻撃力分のダメージを受けますが、
このターンで倒しきってしまえばよいことです。

パワー・ボンドをサーチしたら、「サイバー・ダーク・キメラ」と「サイバー・ドラゴン・コア」で「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」をリンク召喚します。

「ズィーガー」はドイツ語で「勝利者」という意味
丸藤亮が一時期「勝利」にこだわっていったことから、
この名前が付けられたのだと思われます。

「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」を召喚した後、「パワー・ボンド」を発動します。召喚するのは「キメラテック・ランページ・ドラゴン」です。

サイバー・ドラゴンデッキのフィニッシャーの1体。
魔法罠カードを破壊する能力と、複数回攻撃できる能力を持っています。

召喚条件は「サイバー・ドラゴン」モンスターが2体以上。ここまでの展開でフィールドに「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」、墓地に「サイバー・ドラゴン・コア」がいるので、この2体で出すことが可能です。
元々の攻撃力は2100ですが、「パワー・ボンド」の効果により攻撃力は4200になります。

「キメラテック・ランページ・ドラゴン」の(1)の効果により、素材の数まで魔法罠カードを破壊して相手の備えを崩した後、(2)の効果を発動します。
デッキから光属性・機械族のカードを2枚墓地に送り、このカードに+2回の攻撃を付与します。

あとはそのまま攻撃すれば、攻撃力4200の3回攻撃でライフポイント8000を削り切るという算段です。

これがサイバー・ドラゴンデッキでの基本の1キルとなります。

採用できる後攻捲り札

サンダー・ボルトおよびハーピィの羽根箒

いつの時代でも強いカード

1キルまでのルートを見ればわかる通り、確定で除去できるのは魔法罠カード2枚までで、モンスターは破壊できず、魔法罠カードも全部破壊できるほどではありません。
そのため他の除去手段が必要になります。
サンダー・ボルトやハーピィの羽根箒、ライトニング・ストーム、大嵐等の除去手段は複数用意した方がいいでしょう。

壊獣

このデッキで使うなら、光属性機械族が共通しているジズキエルがオススメです。

モンスターの除去手段としてこちらも入れておきたいカードです。特に破壊耐性をもつモンスターはこれで処理したいところ。
残念ながら通常召喚はコアに回したいので、ラヴァゴーレムは使うことが出来ません。

超融合

絶対無敵!究極の力を解き放て!
発動せよ!超融合!

相手フィールドのモンスターも素材に出来てしまう融合カード。しかもチェーンする事が出来ません。
基本的にはガルーラやドロゴンに変換する除去手段として使用し、場合によっては自身のサイバードラゴン融合として使用する事が見込めます。
ただ環境によっては相手にさっぱり刺さらないこともあるため、流行りをみて採用を決めましょう。

月女神の鏃

最近注目されだして、OCGだとちょっと高いカードになってきました。

EXデッキにある程度余裕があるので採用が見込めます。
あわせて採用したいEXデッキのカードについては以下の記事をどうぞ。

後攻1キルを安定させるカード

サイバー・エンド・ドラゴン

かつては正規召喚が難しいカードでしたが、
サポートカードが豊富に増えた現代ならば、
出すのはある程度容易になりました。

キメラテック・ランページ・ドラゴンとの択として用意しておきたいカードです。
こちらはパワー・ボンドで出せば8000という高火力と貫通効果を持っています。
ただしサイバー・ドラゴン3体が融合素材に指定されているので、手札運が悪いと出せないことも。
ですが出せる状況ならば、ワンキルの成功率が上がります。高い攻撃力でないと倒せない相手にはこちらを出しましょう。

キメラテック・メガフリート・ドラゴン

EXモンスターゾーンの除去という唯一無二の性能を持っています。

「サイバー・ドラゴン」モンスターとEXモンスターゾーンのカードを墓地に送ることで出せる融合モンスター。
仮想敵はアポロウーサ。サイバー・ドラゴンおよびメガフリートの特殊召喚は条件を満たしての特殊召喚であるため、アポロウーサの無効には引っ掛かることがなく除去が出来ます。
なお、「サイバー・ドラゴン」モンスターであればいいので、「サイバー・ドラゴン・コア」等
でもOK。
ただし、「墓地に送る」ことが条件なので、墓地に送ることができない状況や、ルール上墓地に送れないペンデュラム相手では使えないことは覚えておきましょう。

無窮機竜カルノール

無限に使いまわせそうでできないモンスター
熱力学の「カルノーサイクル」が元ネタだそうです。

キメラテック・ランページ・ドラゴンの(2)の効果で墓地に落とす際に有用な一枚です。
このカードは相手がデュエル中に手札か墓地の効果を使った場合、手札か墓地から特殊召喚出来る効果を持っています。
現代の遊戯王においてこの条件は非常に容易く、実質3000打点がお手軽に出せます。
ランページの横にそえることで、良い打点補助になることでしょう。
ランページを出せず、墓地に送れなかった状態でも、「エマージェンシー・サイバー」でサーチが可能なことは覚えておきましょう。
更にこのカードはレベル10であるため、他にサイバー・エンド・ドラゴンかメガフリートがいれば、ランク10の「超弩級砲塔列車グスタフ・マックス」に繋げることが出来ます。バトル後に2000バーンを飛ばせるため、それまでにライフ6000を削ることが出来れば、ワンキルが可能になります。

このデッキの弱点

特殊召喚封じ

融合召喚のみならず、デッキの中のモンスターも特殊召喚を多用するので、特殊召喚を封じられると非常にきつくなります。サモンリミッターのような回数制限を受けるのもつらいです。

除外系ギミック

墓地を活用するデッキであるため除外もキツい相手です。汎用系の魔法で何とか除去したいところ。

タクティカルトライデッキ発売後に出たカードと組み合わせよう

ここまで読んでいただきありがとうございました!
ここから先は、タクティカルトライデッキ発売後に登場した、サイバー・ドラゴンデッキと組み合わせると強いカードたちを紹介します。

マスターデュエルにはまだ実装されていないカードを扱っているため、有料記事区間になります。
マスターデュエルに実装後、順次公開していきます。

ここから先は

2,222字 / 10画像

いただいたサポートは、何かしらのゲーム購入に使わせていただきます!