The 体癖論スターターキット
・前置き
恐らくこの記事を読んでる人は私の書いているシャニ体癖から飛んできた人がほとんどだと思います。そしてその人達が持つ共通する疑問。
体癖論ってなに?怪しいスピリチュアルで閉鎖的な宗教じみた文化じゃないの?これでしょう。
安心してください。私も最初は同じ気持ちでした。今も半分くらい疑ってます。安心してください。
何分この体癖論の半分はスピリチュアルな内容のものです。ただ日本でスピリチュアルと言えば占いや幽霊、パワースポットといった目に見えない「オカルト」めいた確実性のない物を定義すると思います。
一方この言葉は海外では「普遍の真理」や「法則」を表すことがあり、脳神経科学や心理学などの学術の研究対象になっています。分類でいえばそっちに該当する、いわゆる「科学」から派生したものなんです。
段々壺を売りつけたくなってきましたが大丈夫です。安心してください。
先ほど体癖論の半分はスピリチュアルと言いましたが、その実は感受性である事を指します。もう半分の要素は肉体、つまりどのような行動を行うかに注目し分析していきます。
さらに細かく言えば身体の重心の偏り・腰椎のゆがみ等を事細かく分析し身体的な特徴から10種に分類したものです。
ざっくり言えばこの重心でこの体つきでこの体の動き方をする人は性格にどういう特徴を持っておりこんな価値観を持っている傾向があるという診断が出来る。逆もしかり。というのが見ただけあるいは聞いただけである程度予測できる学問です。ただの根性論や精神論とは違います。この前立ち読みした自己啓発本で全く同じ事が書いてありましたが。
中学生がやりがちな趣味:人間観察ではなく「大人の人間観察」の立ち位置に当たる物だと私個人は思ってます。
・体癖論とは何か
前置きが長くなりましたね。体癖(たいへき)とは、野口整体の創始者である野口晴哉がまとめ上げた、人間の感受性の癖を表す概念。身体の重心の偏り・腰椎のゆがみと個人の生理的・心理的感受性(体質、体型、性格、行動規範、価値観など)
が相互に作用していることを野口は診療から見出し、その傾向を12種類(10+2種類)に分類したもの(wikiより)です。この野口先生は「整体」という言葉を日本で初めて作った人らしいです。
この+2種類というのは、始祖である野口晴哉先生の研究においても非常に見た目から分かりにくい体癖とされており、現代では省いて研究される事も多いので基本は10種を前提として話を進めて行きます。
↓wiki サラッとでも良いから目を通しておいて欲しい
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%93%E7%99%96
↓大学での研究もある
https://igakkai.kms-igakkai.com/wp/wp-content/uploads/1986ky/ippannkyouyou12)029-039.1986.pdf
↓私が体癖に興味を持った始まり 精神科医・名越康文によるデトロイトの心理分析(※楽しく学ぶならここから?)
https://www.youtube.com/watch?v=hQiVYWZPwCk
↓超オススメ、感受性を細かく話している本『トリココ』https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%82%B3/
↓全ての始まり、野口晴哉先生による本『体癖』(ほぼ必須)
https://www.amazon.co.jp/%E4%BD%93%E7%99%96-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%87%8E%E5%8F%A3-%E6%99%B4%E5%93%89/dp/448043044X
・分類
基本的には10種ありますがそれを奇数番号、偶数番号(奇数系、偶数系と呼ぶ)に分けるところから始まります。
その違いとは!つまり!「鬱散」と「鬱帯」です!!!……?急に何?ってなりますよね。鬱散とは怒った時や十分に休息を得た時の余剰エネルギーをすぐ行動に起こして外に放出する奇数系に見られる現象です。
逆に鬱帯とは余剰エネルギーを体に溜め込んでしまう偶数系に見られる現象の事を指します。ここらへんは正直体癖ごとの具体例が無いと分からないと思います。
他の呼び方で言えば、能動的と消極的、陽キャと陰キャ、よく話す人とよく聞いてる人、……と人によっては呼び方が違ったりしますしどちらが良いという訳ではありません。そもそもこの特定の体癖だから良いという話ではないのです。
私の分類の仕方で言えば「質問をした時にすぐ返事が返ってくる人、ワンテンポ置く人」で分けたりしてます。要は返事する時のスピード感を見てますね。「~~件どうなってますか?」奇数系「あぁそれね、~~~だよ」「その件その件、すぐ発注しますよ!」偶数系「……あぁあの件ですね……ちょっと待ってくださいね」「……んー……あー、すぐ行けますよ」といった感じで。これは個人的な感覚ですので悪しからず。
そしてさらに10種類を一種と二種、三種と四種、……といった風にエネルギーが集中する部位?臓器?の2種セットで分けます。2×5の表を思い浮かべて頂ければ分かりやすいですね。
まぁ体癖の分類とその内容は長くなるので軽く流してましょう。それは私の役割ではないのでリンクを貼ります。体癖ごとに貼りますがこれらは特徴をさらに分析して深い所まで掘り下げているので必須ではないです。
興味が出てきたら読んでくださいの温度感で貼ってますので(それなりに高い)
↓名越式性格分類ゼミ公式テキストVol.1 体癖の基本
http://yakan-hiko.com/dc.php?no=16
上下型(頭脳型)首に特徴がある。脳が活発に動くため知的に見える。
・一種体癖
太い首が特徴。真面目で博識であり、非常に倫理的で正しいことや真実を求める。
↓名越式性格分類ゼミ公式テキストVol.11 1種体癖
http://yakan-hiko.com/dc.php?no=26
・二種体癖
頼りない首が特徴。ルールや規則を一番に考える義務的な感覚を持つ。
↓名越式性格分類ゼミ公式テキストVol.10 2種体癖
http://yakan-hiko.com/dc.php?no=25
左右型(消化器型)消化器の活動に特徴。好き嫌いの感受性を中心とする。
・三種体癖
肩がどちらか上がっており食べる事が大好き。感受性が豊かで愛されキャラ。
↓名越式性格分類ゼミ公式テキストVol.3 3種体癖
http://yakan-hiko.com/dc.php?no=18
・四種体癖
あまり一度に量を食べる事が得意ではなく、感情表現が弱い。
↓名越式性格分類ゼミ公式テキストVol.8 4種体癖
http://yakan-hiko.com/dc.php?no=23
前後型(呼吸器型)肩に特徴。利害損失を行動の基準とする。
・五種体癖
胸板が厚く肩が張っている。合理的で損得に過敏。
↓名越式性格分類ゼミ公式テキストVol.4 5種体癖
http://yakan-hiko.com/dc.php?no=19
・六種体癖
猫背で三白眼。ロマン主義で妄想的。
↓名越式性格分類ゼミ公式テキストVol.7 6種体癖
http://yakan-hiko.com/dc.php?no=22
ねじれ型(泌尿器型)腰を中心とした動きに特徴。勝ち負けが全て。
・七種体癖
上半身をねじる。誇張表現をしたり勝つことに執着する。
↓名越式性格分類ゼミ公式テキストVol.5 7種体癖
http://yakan-hiko.com/dc.php?no=20
・八種体癖
下半身をねじる。斜に構えており慈悲的で負けない事に執着する。
↓名越式性格分類ゼミ公式テキストVol.6 8種体癖
http://yakan-hiko.com/dc.php?no=21
開閉型(生殖器型)骨盤の開きに特徴。愛憎を重要視する。
・九種体癖
小柄に見え骨盤が締まる。高い集中と興味へ執着が非常に強い。
↓名越式性格分類ゼミ公式テキストVol.2 9種体癖
http://yakan-hiko.com/dc.php?no=17
・十種体癖
大柄に見え骨盤が開く。全てを受け入れる広い愛情を持つ。
↓名越式性格分類ゼミ公式テキストVol.9 10種体癖
http://yakan-hiko.com/dc.php?no=24
以上の10種です。世の中の人全てがどれかに分類できるようになっています。例えば米津玄師の夢想的な歌は六種だったりオードリーの春日の金に汚い所や骨格は完全に五種ですよね。
しかしあの人は~種だ、とそう単純に行かず複合体癖と言うものがあり、~種と~種の2種類の体癖が混ざっていたり下手すると3つの体癖が混ざっていたりする場合があります。めんどくせ~~~。
そもそもどの人にも全ての体癖は混ざっていて、傾向が強い1つ2つが表面に現れるとされています。ある体癖の特徴が一つ出た時に決めつけてしまうのは早計ですしバイアスがかかってその後の診断が困難になります。
出た特徴をしっかり把握してないと間違う原因となります。例えば「前に体重がかかっている」という特徴を、二種の「頼りない首」や五種「体が前のめり」、六種「猫背」、九種「前傾姿勢」のどれかか判断出来ない場合は他の特徴を見つけるしかありません。
複合的かつ多角的な視点を持たないと相手の体癖を取り違えてしまう場合もありコミュニケーションの不和の元になりかねません。色々と小難しい言葉を並べましたけど、要は沢山勉強して頭柔らかく考えなさいって事です。
話は戻りますが複合体癖を上半身と下半身で分けたり、或いは全ての人は複合体癖だという前提の元独自の診断を行う方もいます。ここら辺になってくると超上級者の独自の進化を遂げた文化という雰囲気が漂ってくるので私も見上げるしか出来ません。すごいね。
とにかく基礎がしっかりしてないとどうしようもない話です。
↓分かりやすくまとめてあるブログ類
http://nambuhirokazu.com/?p=524
https://koumotojirou.com/archives/2047
各々の解釈の仕方に差があるのは書き手の体癖なりの調べ方、まとめ方、書体に特徴があるからではないでしょうか。最初の根本から長文で書き始めるのは九種、分かりやすく読みやすい文章は二種、短く要点だけ簡潔な文章は五種といった感じで。
文字からでもある程度の体癖を予測できるのは面白いですね。ちなみに私は六種です、堅苦しさが嫌いなので所々ふざけたり砕けてるでしょう?これ自分で言っててこの後の文章書きたく無くなってきましたね。
あと言い忘れてましたが私は名越康文先生(九種)の元で勉強しています。一から解説を行ってくれるのでやっぱ勉強するなら九種からなんだと常々思ってます。
・体癖の勉強の仕方
さて、ここまでダラダラとした書き連ねを読んできた皆さんには少しでも体癖に対して興味が湧いたのではないでしょうか。でもどうすれば良いか分からないですよね。
めちゃくちゃ我流ですが体癖の勉強の仕方を書いていきます。
1.まずは自分の体癖から
体癖を知るためには一人の行動をじっと観察する必要があります。かと言って一人の人間を四六時中調べ続ける事には限界があります。行き過ぎると気味悪がられたりストーカー扱いされる危険性があります。
じゃあ一番身近な人間は誰でしょうか。自分です。自分の立ち方や歩き方、感受性を詳しく調べていく事で当てはまる体癖はあるはずです。知人に自分の体の特徴や癖を聞いてみるのも良いでしょう。
客観的に見てもらう人がいないと「自分はこうなりたい、この体癖で生きていきたい」というバイアスがかかって沼にはまってしまう可能性もありますからね。
先ほども言いました通り一つの特徴で判断してしまいその体癖の特徴だけを追い続けるといつか自分の中で矛盾が生じてしまい体調不良や心身に悪い影響を与えてしまいます。自分と違う体癖の振りをする事を「擬態」と言いますが生き辛い人生を歩むことになります。
自分の事を今一度多角的な視点で振り返る事は人生を豊かにする為に必須です。何を求め何を得意とするかを理解しているだけである種の無根拠でも確固たる自信に繋がって今後のパフォーマンスの上昇が伺えるでしょう。←なんか翻訳したみたいな文章じゃないですか?
2.知人の知人を分析する
自分の体癖が分かったらじゃあ次に近しい人である友人や家族、恋人に行きたい気持ちも分かります。しかし近すぎるがゆえ関係性の中で生まれた自分という体癖を通した感情や思い出などのバイアスまみれではまともに診断できますでしょうか。
そこで距離感が適切な他人という存在に着目する事が大事です。最初は奇数・偶数で絞り、話したり立ち姿を見たりして少しずつ絞っていきます。ふむ……何となく姿勢が正しいから六種ではない、痩せ型なので三種や十種でもないと消去法で進めていくとかなり楽ですね。
知人の知人である以上、そこには知人という者が存在するのでその人に印象を聞いてみるのもオススメです。そして「じゃあこの人は~~~な人なんですか?」とあなたが予測した体癖の知識でもう一つ込み入った質問が出来ればそこからズルズルと情報を引き出す事が可能でしょう。
これはとにかく沢山の人を見て体癖の特徴を自分の体に染み込ませる練習でもあります。ぱっと見でその人がどんな人物かを当てる感覚は病みつきですので癖になりますね(体癖だけに)。すみません今の無しで。
3.直近の人間関係の問題を体癖で解決する
さぁここまで来たら中級者、いよいよ体癖の本領発揮です。体癖の本質は体や行動の特徴から感受性を分類する所にあります。相手が何を大事にし、逆に何を不安にしているかを分かっているだけでグッと人間関係が楽になります。
少し私の話をさせて下さい。私には七種の上司がいました。毎日その人を苛つかせてしまい怒られる日々を過ごしており、何故自分ばかり怒られるのか、仕事量や接し方は他の人と変わらないはずなのに……と思っていました。
そこで体癖を勉強していくとそこに「七種は不安の感情が大きくそれが攻撃性に繋がっている。報告をこまめにして安心させてやれば良い」と書いてあり、確かにあの人はこまめに人と連絡を取り合う節があるなと感じて実践しました。
するとどうでしょう、表情が和らぎみるみる内に関係性が向上していきました。(その人は上司との衝突ですぐ会社を辞めましたが)
この様に相手が大事にしている事を尊重してあげるだけで人間関係の不和を軽くする事が出来るのが体癖です。逆に相手がどうでも良いと思っている事に自分が執着していると気付ければ自分のストレスを軽減出来ます。
私の母は三種なのですが怒らせても甘い物を買って帰れば許してくれると思ってますからね。人間関係って意外とそんなものです。
我流の勉強の仕方を書いてきましたが本当に自分の見解しか書いてないのでむしろ有識者の方の意見を伺いたいくらいです。全員が共通して言うのは特定の体癖の人をずっと追い続けてその体癖の人の癖を感覚的に勉強し自分の中で納得させる事である、という事です。これは絶対に念頭に置いておきましょう。
・体癖を学ぶ事のメリット
ここまで来たら皆さんが体癖の勉強に手を出すまでもう一押しです。もうほぼ最後ですのでお付き合いください。一応ここでは体癖を学んだ時のメリットを超超個人的な範囲で語らせてもらいます。
人間関係が良くなるかどうかは皆さんの技量と態度次第なのでそこはもう語りません。私の脳内で起きた事を喋らせて下さい。それでは。
1.人をバカだと思わなくなる
いきなりハードなヤツが来ましたね。これは相手の感受性を理解する事で発生する現象です。例えばレジで店員に感情的に怒鳴っている人間を見て抱く思考が変化したりします。
目の前でやいやい行ってる子供連れのお父さんを見て、体癖を勉強する前は「あぁ、後ろの人が待っているのにわざわざ、それも子供が見ている前で怒鳴り散らすなんて自分の現状を客観視出来ないバカなんだなぁ」と思っていました。
しかし勉強した後だと「おや、七種のお父さんが怒鳴っているぞ。これは恐らく客と店員の上下関係を崩されて舐められたと感じたに違いない、そして後ろに並んでいる人を観客と見立てて自分の怒りこそが社会的な制裁だと思い込んで正義のショーをやっているんだなぁ」となります。
ここで私は相手の自尊心を満たす事と相意見に同調し怒りを鎮める事を念頭に置いて話しかけ、なんとかその場を収めた経験があります。偉い!六種って基本平和主義なので近くで人が揉めてる所を見るとうんざりするんですよ。
すみません話が逸れました。ほかにも明らかに三種が怒っていたらあぁ空腹なんだな、とか。一種が起こっていたら論理的におかしな点があったんだなとか色々考えられます。一種は怒るというよりも説明を求めたり懇々と正論を言ってる場面が多いですけどね。
怒っている人すら研究対象になるのは面白いですね、ただイラつくではなく相手の行動の原因を一時的でも理解してストレスを軽減させている効果は確実にあると思います。相手方の立場に立って思考を読み取る、感受性を理解するという事はそういう事なのです。
まぁそもそも人前で怒るのもどうかと思いますが。
2.他人に興味を持てる(フリが出来る)
これは人を選ぶ話です。インターネットで飛び交う悩みの中にこの様な物があります「私は人に興味を持てなくてコミュニケーションが上手くいかず人間関係が続きません」と。この気持ち、私個人は痛いほど分かります。
エピソードとしては研究室の後輩の名前が覚えられず「後輩A」「後輩B」と本当に口に出して呼んでいました。一応言いますが仲はめちゃくちゃ良かったですしかなり慕われてたつもりですよ!?
(私のいるネットのコミュニティでこのエピソードを話したら「マジもんのカス」「死んだ方が良い」「女を殴る典型的なタイプ」と言われました。言いすぎじゃない?)
はい。気分を害してしまい申し訳ありませんでした。そもそも人に興味が無くて悩むという人の本質は、最低限の人間関係のパイプラインさえ繋がっていれば良くて、プラスアルファの関係性は上辺だけでも全然良いと思ってるんじゃないかと勝手に思ってます。
ですが人間は集団社会ですので他人と多く接しない人は異常だと判断されかねません。そこで体癖です。体癖を学んでいる間は他人がどう言う行動をするか気になって仕方ないと思います。
もちろん対象の人を診断している途中もそうですし、診断を終えた後でもその人が持つ体癖の研究するなら引き続き一緒にいても損はありません。人は一緒にいる時間が長ければ長いほど自然と勝手に親密になってくるモノです。
オススメは飲み会に行く事です。個人的にお酒が入っていると人の体癖が強く表れる傾向を感じます。酔っぱらっていればある程度突っ込んだ事も聞けますからね。
ちなみに六種はすぐ一人になりたがる傾向がありますので、勉強している内に人に興味がない側の心理もある程度理解できるかもしれません。
色々言いましたが結局は自分が良ければそれで良いので周りを欺くための表面的な人間関係でも立派な縁の一つですし、あれこれ考えて体や今後の関係に支障をきたすよりはきっぱりと割り切って考えるのも手の一つだと思います。
3.本当の意味で人と人は分かり合えないと知る
皆さんは生きてきた中で「この人は全く別の生き物だ」と思った事はありませんか?すぐ怒る人や非常に理屈っぽい人、100%人の為に動き続ける人や何にも心が動かない人。世間はそんな人らと「きっと分かり合えるはず」と歌い続けています。
でも薄々気付いてるでしょう?そんな事は絶対にありえない事を。他人と全く同じ感受性を持ち、同じ事で泣き同じ事で笑うというのは夢物語の様に思えます。体癖を学んでいるとそこである種の諦めがつくのです。
諦めと言ってもこの人と付き合っていくのは無理だと決め付けて壁を作るのとは違います。もちろん相手を尊重せずに傷つけたりしてしまう人とは離れた方も良いのは当たり前です。
では諦めるとはどういう事か、それは無限に近づく事を諦める事。適切な距離感を把握し、相手の呼吸と自分の呼吸が丁度良くなる、つまりは互いにストレスフリーな関係がベストなんです。
世間では人間関係は近づけば近づくほど良いとされていますが体癖を学んでくると違ってきます。
4.自分の伸ばすべき所を知れる。
私はこの学問を知ってから「あぁ、自分探しの旅が半分終わったな」と思いました。今まで自分の中に渦巻いていた自分の行動の不合理性に対する疑問を言語化できずにおり、そのせいで自分に向いていない作業や下手に人の真似をして失敗ばかりしていました。いっその事誰も知らない場所で一からやり直そうとかバカな考えが浮かび上がったりもしました。
ですが体癖論を学び始めてからはあらゆる事で合点がいったり、あらかじめ起こるであろうリスクを回避出来るようになりました。なにより自分と同じ感受性を持つ人が一定数世間にいる事を認知し始めてからグッと気持ちが楽になりました。現実的な話で言えば就活や逆に面接をする側にもってこいなんじゃないかなと思います。意識してなかった自分の長所を自覚して自己アピール出来たり、口では嘘付けても体つきは嘘付けませんからね。なんかここまでの文章怪しい宗教勧誘みたいじゃないですか!?まぁ間違ってないかもですけど。
自分探しの旅に出る人って大体はやりたい事が見つからない、自分の欲求と上手く向き合えない等の悩みを抱えてる人ばかりだと思うんです。私は実際勉強し始めてから人生のコンセプトが決まり始めてきたのでインドに飛ぶ前に勉強する事をオススメします。これで180°世界観変わった後に海外で180°世界観変わって元に戻ったら面白いですね。なんの話?
・最後に
色々言いましたが別に無理に体癖論を勉強する必要はないです。ウソ、無理にでも勉強して欲しいくらいなんですが私がここで無理やり押し付けてしまうとその人がまた別の人に押し付けてしまう負の連鎖が起こり、結果的にこの界隈の評判を下げてしまう事になりかねませんので無理強いはしません。ですが人間関係の新たな常識と言えるポテンシャルを秘めてると私は思います。
一応私個人の浅はかな思考で生まれたデメリットとしてはその人を理解しようとして体癖を分類した時点である程度の満足感を得てそこで止まってしまったりするわけです。これを別に言う必要は無いんですがフェアに行きましょう。
色々言ってきましたが勉強するかしないかはあなたの自由なんです。ですが、少しでもあなたの人生が良い方向に行きますようにと自己満足ですが祈らせてください。どうせこんな生き辛い世の中なんです。人生のほとんどを人間関係でなくもっと有意義な悩みで埋めた方が良いと思いませんか?
それではどこかでまた会いましょう。
ほな……👋