HITOTOWAインターン記(2/4)~ネイバーフッドデザインがもっと好きになった半年間~
つづき)
まず、週2~3くらいで「守人」スタッフとしてお仕事をさせてもらったとなりの.
ここには、カフェやレンタルスペース、ハンドメイド雑貨などを販売できるレンタルボックス「となりの. おはこ」があります。日常の中で、本やPCを片手にコーヒーを飲みに来る人、子連れでランチを食べに来る人、ドリンクをテイクアウトしに来てくれる人、レンタルルームやレンタルボックスの利用者さん、などなど、様々な人が訪れます。
その中で日々、無理なく、でも少しでもコミュニケーションが生まれるように意識しながらお客さんと接していました。日々小さな幸せに出逢えるような感覚が嬉しかったです。
「となりの.があってよかった」と特に思えた、印象深い出逢いもいくつか。
ある日台湾出身の交換留学生のお客さんと出逢い、留学中訪れた場所や、私の留学時のルームメイト(彼女も台湾人)の話で盛り上がりました。その数日後、なんと、となりの .に彼女からのポストカードが届きました。そこには、「留学中訪れたどのカフェよりも人の温かみを感じられた。小さいことかもしれないけど、おかげで留学の残り数日がとっても幸せで思い出深いものになりました。」というようなことが書いてありました。自分自身留学中はかなり孤独感に悩んでしまったこともあったため、一人似たような境遇の人の力になれたことにとても感動しました。
もう一つは、少し外に出るのが苦手なスタッフの娘さんと、仲良くなれたこと。私は、その子がとなりの.に来てくれることが嬉しいな、と思いながらお話していました。ある意味それだけ、だったのですが、「今まで出会った、どんな人よりも、娘の話に向き合ってくれた」と、そのお母さんでありスタッフである方が、最後、伝えてくださいました。となりの.が、その子が来れる居場所になっていたこと、自分の何気ない、素直な行動が誰かの支えになり得ることに気づかせてくれました。また会いたいなあ。本当に嬉しかったです。
他にも、たくさんのお客さん、住民さんとの出逢いがありました。みなさんいつも温かく、逆にとなりの.を見守ってくださっているようでした。
そして、個性豊かで、地域の方々とコミュニケーションを取るのがすっごく上手なスタッフの皆さんとの出逢いも宝物です。いつもとなりの.がどうしたらもっといい場所になるのか、一見穏やかだけど実は熱く、すごく前向きに考えている姿勢に、「すごいなあ」と尊敬していました。最後、送別会を企画してくださった時は本当に幸せでした。
インターン後半は、「となりの.納涼祭」の企画をさせていただきました。段取り力とか、イベントの企画力って、まだまだだなあ、と気づかされると同時に、住民さんやスタッフの皆さんに助けられ、無事当日開催できたこと、とても嬉しかったです。
日常的に続く拠点という場、日々の、何気ない、でも意図されて生まれる声掛けとか、挨拶とか、そんな地道で小さな積み重ねに、大きな価値があることを学びました。となりの.に関わる全ての人に、大変お世話になりました。ありがとうございました。
東京、神奈川に行くときにはまた、となりの.にお茶しに伺います!
つづく)
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