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こんな世界なら私はどんな選択をするかな

今、息子と一緒に読んでいる『百年法』

「不老化処置」というものが存在する世界のお話です。

この不老化処置は20歳になったら受けることができるのですが、これを受けた国民は、処置後100年経ったら、生存権を始めとする基本的人権を全て放棄しなくてはいけないんです。

それが「百年法」

処置を受けたら肉体はずっと若いまま。

でも適用年度になったら、人生を終えなければならない。

身体がずっと若いままでいること⁡

老人のほとんどいない世界⁡

法律で人生の終わりを決められていること・・・

それが人間にどんな感情を抱かせるのか、
ということを、登場人物を通して感じています。

登場人物がめちゃめちゃ多いけれど、それぞれの立場で感情もいろいろなので、そこが面白いです。

⁡そして、「生きるとは?」「人生とは?」って考えちゃいます。


加えて、この世界の社会構造やテクノロジーの凄さにも、びっくりです。
現代もすでにオンラインで何でもできて、情報の伝達も入手も簡単・便利な世の中ですが、さらに上をいく世界。

ちょっと話が逸れますが、生活を豊かにしてくれるテクノロジーは大歓迎ですが、人間と連動するテクノロジーは、その技術が適切に発揮されるために人間側が「正しく」「すばやく」「はっきりと」しないといけない気がするんですよね。

実際、我が家のアレクサも、あいまいな指示・タイミングの悪い返答・中途半端な言葉には従ってくれません。

となると、そういうスキルが人間に求められるようになると思うのですが、「それってITに人間が合わせるの?ITが人間に合わせてよ。」ってちょっと思ったりするのです。

さて。本を読んでの自分への問い。⁡

仮にこの世界に生きるとしたら、私は不老化処置を受けるだろうか...
不老化処置を受けたとしたら、その後どんな100年を生きたいか…
関わりのある人の中で、自分だけが処置を受けないとしたら、どんな軸で人生を歩むだろうか…

ちょっとしたDiscussionが出来そうですね。

⁡息子と私、お互いに気をつけないとネタバレするので、「どこまで読んだ?」という会話には気を使ってます。早く読み終えよう。

(以下、楽天アフィリエイトを利用しています)


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