母乳育児しながら育休中に普通運転免許を取った話
2023年7月に第一子出産後、産後4ヶ月〜6ヶ月の約3ヶ月でオートマ普通運転免許を取得しました。
(32歳がぴちぴちの高校生や大学生に混じっていたので、自分めちゃめちゃおばさんだなぁと感じました。一回り以上若い人が大半の中で勉強する経験はこれから先あまりないだろうなー)
3ヶ月と書いてますが年末年始を挟み、また2週間ほど予約が取れなかった期間があり実質2ヶ月半での取得。
教習所へ通っていない時は5-7回/日の母乳育児をしながら教習所へ通っていました。
産後4ヶ月目×母乳とミルク混合育児×夫婦ダブル育休で学生が多い絶賛繁忙期に免許取得に至るまでに意識していたこと、やっていたことをまとめます。
まずは
育児と両立するための教習所の選び方
なるべく教習所へ通う回数及び時間を減らして赤ちゃんとの時間に充てたい!
それには教習所選びが大事!
私は以下のポイントで4校を比較しました。(優先度高い順からご紹介)
ほとんどの学科講習をオンライン受講できるか
家から通いやすいのも重要ですが、オンラインで学科を受講できるのはかなりありがたい!教習では実際に教習所や路上で運転する実技と、教科書を読んで先生と一緒に授業を受ける学科の2つがあり、学科は第一段階と第二段階合わせて約30弱のコマがあります。
※そのうち、応急処置などの実技が伴う学科講習はどこの教習所でも対面必須となっているようです
オンラインで受けられるなら学科講習の約30時間分を自宅で過ごせます。通学時間も交通費もフルで削減できる!育児中の方にとってめちゃめちゃありがたい制度だから、オンラインで学科授業を受けられるのは必須でした。私の家から通えそうなところは4校ありましたが、内2校はオンライン授業は取り扱いがなく、通いだったのでこの時点で残り2校。多少総額が高くてもオンラインで受講できることを重視。
※お子さんが日中1時間も寝てくれない、だったり教習所と家が超絶近くて託児所や家族などに高頻度でみてもらえる場合はオンラインではなく通いでも良いかもしれません。
家から通いやすいか(時間、交通手段共に)
次に重要なのがこれ。学科はオンラインでも実技は最短でも約30時間(だったかな、記憶あやふや)を要します。スムーズに予約が取れると1日2-3時間連続受講できるので30回通うということではないですが、やはり育児中で赤ちゃんと過ごす時間に重きを置くなら通いやすい方が良い。
大半の教習所は送迎バスがあるので、家の近くが送迎ルートか?送迎ルートから遠ければ公共バスでの乗り換えを含んだ交通費と移動距離を加味し予算内か確認しました。
総額は予算範囲内か
3つ目に金額。私のように学生の冬休み時期ともろ被りの時期に受講する場合、通常コースではほとんど予約が取れないことが多く、オプションで優先予約できるコースへ課金が必要です。特に学生の夏休みと冬休み(7-9月、12月-3月)が繁忙期らしいです。
私は11月-2月に通い11月は割とコンスタントに予約が取れましたが、12月からは1ヶ月先の予約しか取れませんでした。この調子だと卒業できるのが初夏になりそうだったので、途中から最短で予約できるコース(最も高いコース)=10万を課金しました。上記期間に重なる場合は課金も想定しつつ予算範囲内か吟味しましょう。
子の月齢で預かってもらえる託児所があるか
講習中、赤ちゃんを誰かにみてもらう必要があります。
私は夫が育休中だったので託児所を活用せず夫に見てもらいましたが、普段ワンオペなら託児所を利用できる教習所か(ないところもある)、通学期間中に預かってもらえる月齢か(生後半年以降しか受け入れてないところもあります)、ぐずったらミルクをあげてもらえるか、ミルクをあげてもらえないなら授業前後に授乳できる場所、時間がありそうか確認します。
完母だと冷凍母乳を温めて飲ませてくれるかどうかなども確認が必要です。
託児所の保育士さんとちょいちょい話す機会がありましたが、私が通っていたところだと育児相談的な雑談もできそうな感じだったので、普段ワンオペであれば保育士さんとの会話もちょっとした息抜きになりそうだと感じました。
教習所に託児所がなく家族にもみてもらえない場合は、民間のベビーシッター制度を利用するのも良いかもしれません。
自治体によっては年100時間ほど補助が出るケースもあるので、事前にお住まいの自治体のベビーシッター制度を調べてみるのも良いと思います。
勉強の進め方
実技①スケジュール調整
短期で卒業検定合格を目指すなら、卒業検定までのスケジュールを一括で確保し、ゴールをあらかじめ設定しておくことをおすすめします。
課金しない通常コースだと、1ヶ月先の予約が取れないこともありゴール設定が難しいので、繁忙期での通学や短期合格に重きを置くなら通常コースでないコースをチョイスするか、途中からコース変更が出来るか入校前に確認しておいて状況に応じてコース変更もありかと思います。
実技②最短合格に向けて取り組んだこと
私は第一段階の進路変更とクランチS字か苦手で2回延長されてしまい、最短ではなかったのですが笑
(センスなさすぎて延長したときは落ち込みました涙)
仮免検定・卒業検定とも一発合格できました。
個人的に、実技はセンスも必要だと感じています。実技が苦手だった私は、
教官から指導されたポイントを終了後メモ
→帰宅し進路変更に関する学科復習&YouTubeで進路変更やクランクとS字のコツを学ぶ
→次の教習で、進路変更とクランクとS字が苦手なので時間とってもらいたいですと伝え実践
→感覚掴む
を繰り返すことで身につき、仮免検定では切り返しせず一発でクランクとS字をクリアすることが出来ました。
あと、やっとコツを掴んでも次回実技まで日がが空いてしまうと感覚を忘れてしまうことがあるので、①で書いたスケジュール調整を確実にしてコンスタントに予約を取るのがマストかと思います。
※延長になると教習所にも寄りますが1回あたり3-5,000円前後の追加料金が発生するので要注意。
学科
前述の通り、学科はオンライン(私の場合は最初の学科と応急処置の講義のみ通い)、実技は通いなので、学科はできるだけ早めに受講を進めて実技4時限目くらいまでに第一段階の学科は終わらせました。
進め方として、私の場合実技1回目と2回目の間を1週間空けて、その間に学科を家でひたすらオンライン受講。日中、お子が午前1時間、午後1時間ほど寝てくれるのでそのタイミングで1時限ずつ受講をほぼ毎日繰り返しました。
午後に学科を受講できない時は、子が夜に寝たタイミングで受講して学科を早く終わらせる作戦。そして日中お子が起きているタイミングで面倒みながら学科の復習をしました。
学科を早めに終わらせておくと、実技で実践しながら運転できるので知識の定着が早くなるだけでなく、受講すべき学科を終えていると検定までの残りの期間は復習に充てられるぞ〜と気持ちの余裕も生まれます。
オンライン学科受講中、夫もその間家にいましたが、お子が寝てるタイミングなので基本夫も好きなことをしていて、時々泣きそうな時は見てもらう、夫が席を外している時にぐずったときはお子に少しだけ待っててもらうか、一瞬だけお世話して(おもちゃ渡したり)すぐ画面の前に戻るようにしてました。
ちなみに私が通っていた教習所では、オンライン学科は1分に1回ずつくらいのランダムなタイミングで居眠りしていないか(真面目に受講しているか)の確認でカメラオンで写真を撮られ、受講後その写真をもとにちゃんと受講していたかを教官が確認し、クリアすると‘学科受講‘とみなされるシステムでした。
赤ちゃんを抱っこしながらの受講もNGで、赤ちゃんが映り込むとちゃんと受講していないとみなされもう1度その講義を受講することになるので、オンライン学科を導入している教習所の受講ルールも入校前に知っておけると良いです。
学科を全て受講し終えて隙間時間が出来たら、教習所で指定された学科試験合格用アプリを活用し模擬問題をひたすら解いてました。
通学中などのちょっとした時間で問題を解いて知識定着ができるから、紙の問題集を使わずアプリで完結できるのは有り難かったです。
母乳育児しながら教習所通いするために工夫したこと
産後4ヶ月頃に勉強していたので、当時は7回前後/日の授乳=3-4時間おきの授乳間隔でした。通いの場合、家を出る前に授乳し、自宅出発〜実技受講〜帰宅まで4時間を超す日も少なからずありました。
通い回数を減らそうとすると連続2時限受講日も出てくるので、その日は教習所に到着してから実技講習開始までの20分間で、トイレに篭り音姫を鳴らし続けながら電動搾乳機で搾乳してました。(私は乳腺炎になりやすい体質なので搾乳しないとおわる)
赤ちゃんを託児所でみてもらうなら、実技終了後近くで授乳できるか、教習所によっては託児所内に授乳スペースが設けられているところもあるのでそこで授乳するのが良さそうです。
卒業検定を合格すると、免許センターで学科受験〜免許証受け取りまで1日かけて済ませます。その際お子を同伴できなかったので授乳できず&電動搾乳機を忘れてしまい10時間程授乳できなかった時間がありました。(産後7ヶ月頃)
そこで母乳が溜まりすぎて乳腺炎が長引き、白斑ができてしまい完治まで1ヶ月ほどかかったので、乳腺炎になりやすい方は免許センターへ行く際に搾乳機をお忘れなきよう…
(余談ですが、乳腺炎になりやすい私も産後10ヶ月頃になるとびっくりするくらい乳腺炎にならなくなり、快適な日々を過ごすことができています)
最後に
育休中の普通運転免許取得がおすすめと思われる方
こんな思いがある方は、ぜひ育休中の運転免許取得を試みていただければと思います!!
・育休中なにか自身のスキルを増やし、今後に活かせることを身に付けたい
・運転免許を取り損ねたが、将来子供と出かけたり習い事送迎する時に運転できるようになりたい
・長期的に学習できるタイミングは今だけかもしれない
・育児の他に、頭と身体を動かしたい
・社会との接点をもちたい
・勉強できる環境がある(パートナーや祖父母等が子供の面倒をみてくれる機会が多くもてそう)
この記事が少しでも参考になれば幸いです。