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思い立って資格を取るまでのお話(8)
1科目め一巡!
うまく勉強が進まなかったり集中できなかったりしたけれど、2021年7月。最初に手をつけた「保育原理」の内容をさらい終えた。6月に本格的に勉強を始め、途中子どものお休みなどもあったため、約1ヶ月かかった。
私流「内容の一巡」
このとき持っていたテキストは、ひとまず内容把握のための物ととらえていた。なので、一巡とは文字通り「テキストの内容を一通り進めた」という意味。
ただこれだけでは内容は何となくわかっても「知識」にまでは落とし込みきれておらず、恐らくすぐに忘れてしまうだろうことも、想像できた。テキストにも項目ごとに確認問題が数問ずつはついていたが、これを1回やるだけでは不安はぬぐいきれない。
そこで私が活用したのは、再び過去問題。なので科目の内容一巡は、
1、科目ごとにテキストの内容を一通りさらう(途中確認問題付き)
2、科目ごとにテキストを一通りさらい終わったら、過去問題をやる。
この2つを終えて、「科目の内容一巡を終えた」と言っていた。動画の撮影も、他に特に内容がなければ科目の内容一巡ごとを目処として撮影している。
過去問題は、古いものと割と新しいものと、2回分ぐらい。何もわからずに問題を解いていたころに比べたら割と解くことができ、2回とも合格点に到達していた。最初に比べて「これはこっち」と解答を迷わず選べることが増え、実際に点数に現れたことで、現在地は「何も知らずにいたところから数歩先」という実感にもなった。その意味ではしっかり勉強「したなという気分」にはなれた。
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そう、あくまで「したなという気分」。これを、残り8科目分繰り返しているうちに、きっと「保育原理」の内容はだいぶ忘れてしまう気がした。慎重すぎるのかもしれない。けれど途中でもどこかで復習をはさまないと、せっかく覚えた知識を取り戻すのに余計に時間をかけることになる気がした。
なるほど、目の前の一科目だけでなく、全体に目を向ける必要があるのか。確かに大変だと、この時改めて痛感した。
残り8科目を「一巡」しただけでは足りないだろうから、試験前にもう一度このテキストで一巡するか、あるいは別のテキストを買って勉強するか、(2021年7月時点では)わからないが、全科目一巡後にさらい直す時間も必要になると考えると、併せて欲を言えばこれでもう大丈夫だろうと万全の状態までもっていくことも考えると、いつもの私の思考のクセ、「まだまだ時間あるし」で先送りしていては、そのうち時間が足りない!だの対策が足りないだのの油断につながるのではないか? と、少々不安になってきた。