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思い立って資格を取るまでのお話(9)
やらないときはやらない、休む時は休む!
2科目めに選んだのは「保育実習理論」。買ったテキストのチャートどおりに進めていくと、初めて勉強する場合は「保育原理」に始まり、「教育原理」、「社会的養護」・・・と、テキストのチャートどおりの順がいいようだが(★)、「保育原理」の次に「保育実習理論」に飛んで進めるのもアリなようだった。
「保育実習理論」は自分としては好きな科目。何もわからずにやった過去問題でも合格点に達していた科目のひとつだ。可能であれば、途中内容を飛ばして取りかかることもできるかもしれない。
モチベーション維持のために「教育原理」よりも先に「保育実習理論」に取りかかることにした。2021年7月、前の「保育原理」が終わってすぐのことだ。
「保育実習理論」は好きだからサクサク進められそうだという理由と、もうひとつ。連休を利用して旦那の実家へ帰省の予定を組んでいたので、できるのであれば帰省前に一巡を終えてしまいたかった。勉強のリズムがようやくつかめてきているところ、数日間中断することでこのまま資格取得への情熱が尻すぼみになってしまうのではないか。あるいは、再びリズムをつかむのに苦労するのではないか。
そう考えたら、区切りまでやってスッキリした状態で帰省をしたかった。
結果、「保育実習理論」はかなり早いペースで進めることができた。色彩関係は中学までの美術の知識が残っていたのと、音楽はコードネームの構成をマイナーコードまでなら完璧、セブンスはうっすら理解していたので一部飛ばすことができたのと、伴奏の構成のところはややこしくて飛ばしたのもあって、2~3週間程度で終わったのではないだろうか。目標どおり帰省前に一巡することができた。3日間ほどまったく勉強ができないことになるので、この分のロスを見込んで少し詰め込み気味にやったのもある。
そして迎えた連休。この間、勉強は一切しなかった。旦那や子どもにも内緒にしているのだから、義両親にも資格取得に向けて勉強中だとは言わなかったし、ひとりになる時間は当然ないし、だから帰省の間は勉強のことは一切忘れて、家族で観光するなどして過ごした。
勉強のことが気にならなかったと言えば嘘にはなる。けれど休む時には徹底的に休むといったメリハリをつけることも、私は大事だと思う。日常の中でも「夜は子どもと一緒に寝る」ことにしているのは、この理由からだ。
(★)筆記試験の出題順は、
1日目:保育の心理学、保育原理、子ども家庭福祉、社会福祉。
2日目:教育原理、社会的養護、子どもの保健、子どもの食と栄養、保育実習理論。