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【一発屋なんかじゃない!】ゴリエのぺこりエクササイズ撮影秘話

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どこかで見かけてくれたかな?

フィットネス動画LEAN BODYの新プログラム、「ゴリエのぺこりエクササイズ」!

2020年4月、LAでの偶然の出会いで意気投合しプロデュースに至った「令和版ビリーズブートキャンプ」のリリースから約1年半。

資金調達をして、オフィスを移転して、メンバーも増えて確実に景色は変わってきてはいたが、私は一発屋芸人かのような気分になっていた。

ビリーをリリースしてから、次なるヒットコンテンツを作ろうと、フィットネスのイメージのある著名人へ企画書を作って送るを繰り返したがなかなか花は開かず。ただただ著名人を使えばいいわけではないという現実にも直面していた。

自社スタジオを作り、ライブ配信の立ち上げを行うべくまた違うベクトルで毎日必死こきながらも時は流れていった。

でも私達はあのヒットコンテンツのインパクト、売れっ子芸人になったようなあの感覚を知っているから、やっぱり挑戦しようよ。(いや、マストです)ということになり、経営会議の議事録TODOとして

「鞍立(roko): ヒットコンテンツの企画立案」

と記載された。

もちろん使える予算は無限ではないし、お金を使ったからと言ってヒットコンテンツを生み出すことはできない。綺麗な企画立案のフレームワークが整っているわけではないので、Keynoteでフィットネス動画のヒット要素、思考プロセスを図解・整理し、閃きを待ちながらも迫る期限までカレンダーを指折り数えていく日々だった。

もちろん仕事はそれだけではないので、日々の撮影も行う中、いきなりふつふつとアイデアが舞い降りてきたのは、「明日は7時集合の撮影!」という前夜、深夜1時。

私は1日平均3-5時間はYouTubeを見るYouTubeラヴァー、いや依存症だ。

いつものようにYouTubeをザッピングしていたら、試行錯誤したフレームワークにぴったりとハマる企画が舞い降りてきた。

「ゴリエちゃんだ!!!!」

YouTubeオタも無駄ではなかったと思わざるを得ない瞬間だった。

企画書をまずは女子メンバーに見てもらって「めちゃくちゃいいじゃないですか!」と背中を押してもらってから代表にもプレゼンした。社内の人間に対してなのにまるで資金調達のピッチでもするんか?もしくは、企画コンペにも参画してるんか?くらいの意気込みと不安と緊張で迎え、無事に一次審査(代表のGo)を通過する。

いくつか予備案も出してみたものの私の心はもう「ゴリエちゃん」で固まっており、その日からは毎日アサインできますように、アサインできますように…と緊張が止まらなかった。(ゴリエちゃんのCMを見るたびに息できなくなるほどだった笑)

そして、関係者のたくさんの方々に支えられて「もうここまでに撮影しないと年末のプロモ間に合いません!」くらいの滑り込みでなんとか決定することができた。

アサイン決定を喜ぶ暇もないくらいに、もう本当にいろんなことがギリギリ。年末のリリースに向けて1ヶ月ちょっとしか時間がないのだ。

ビリー隊長の時とは違って自分たちで0からメソッドを作り出す必要があるのでインストラクターさんのアサインから音楽や衣装、スタジオ選び、振り付け確認、プロモ戦略や合同練習などもうそれはそれは凄まじく時間が過ぎていった。インストラクターは総勢28名。リズムエクササイズを中心とした、ダンス・筋トレ・ヨガと様々なジャンルをつまみ食いできる欲張りコンテンツ。常に何かに追われている私にとって、今まで一緒にたくさんの動画を撮影してきたインストラクターさんの存在は本当に心強かった。


そして本番当日。

ゴリエさんは本当にすごかった。約8時間に渡る練習会を終えてから本番までの約2週間。毎日練習を重ねてくれた。本番はほぼ全て一発OK。

完璧な振り付け、フォームに加えて、苦しい顔で全力で汗を流しながらもクスクスと笑ってしまう合いの手がポンポンでてくる。笑いで腹筋も鍛えられそうなほど。

「フィットネスって楽しいんだよ!」「何歳でも挑戦できるんだよ!」

私たちが伝えたいメッセージをこれでもかと表現してくれた。

ゾクゾクとビリー隊長の撮影に感じたあの高揚感が舞い戻ってきた。最高すぎた。スタッフみんなが笑顔になる、そんな現場だった。


こんな最高の撮影、ちゃんと成果でお返しをしなければ。鼻息をフンガフンガさせながら、急ピッチで仕上げて行くために私も久しぶりに編集の世界へ舞い戻る。昼夜逆転ドライアイの日々。忘年会は全て断って、コミットした。

でも今回は1年半前とは違ってそれぞれの役割で任せられる頼もしいメンバーがいたので孤独ではなかった。チームでヒトハナ咲かせようという感覚。あのビリーのリリースからの景色の変化を見てなかった新メンバーには絶対にあの景色を見させてあげたいし一緒に作り上げたいと思う。


そしてリリースされた今もなおずーっと考えている。

コンテンツ力ってなんだっけ。

情報収集→抽象化→自分色に染める(ブランド化)

これの繰り返しだなぁと思う。常にアンテナを張る。分解する。言語化する。作る。その繰り返し。

本当にそれの繰り返し。


そして、今回新たにポジティブな発見もあった。

それは、ここにはLEAN BODYにしか作り上げられないものがあること。

ゴリエさんの関係者が「ゴリエさん今まで見たことないくらいこの現場、スイッチ入ってます。」とこっそり教えてくれた。それはまだまだ若いメンバー達、そして何よりもエネルギッシュでハッピーなインストラクターさんが「場」を作ってくれたからだ。キャスティングはお金があればできるかもしれないけれど、きっとこのチームが作り出すあの雰囲気、そしてそこから生まれる最高のフィットネス動画はLEAN BODYだからこそできるんだろうと実感できた。この4年で作ってきた600本ものフィットネス動画の叡智なんだろうと。

はぁ、また熱くなってしまった。


最後に、撮影後にゴリさん(ゴリエちゃん)に渡したラブレターをぺたり。

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私たちは一発屋ではない!成果はいかに!?

熱量を可視化するのも、成長を実感できるのも成果でしかない。どきどきでまだまだ今日も寝れなそうだ!


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