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滋賀県が推し進めようとしている交通税その必要性は如何に?

1.近江鉄道さん苦しい営業環境

・米原⇔貴生川駅間
JR 草津乗り換え
1時間1分 1170円
近江鉄道 直通
1時間37分 1050円
車 名神道経由
58分 920円+ガソリン代

・彦根⇔貴生川駅間
JR 草津乗り換え
54分 1170円
近江鉄道 直通
1時間21分 1010円
車 名神道経由
52分 920円+ガソリン代

早いのは車→JR→近江鉄道の順と言う感じで
休日のお出掛け需要に応えたくても
観光輸送に応えられるだけのものが
備わっていないけど
料金の安さでは
近江鉄道→JR→車の順になるので
まだその点では勝負が出来そうですね。

2.車利用者が鉄道に乗るか?
と言っても。鉄道に乗って欲しい
特に今まで利用した事ない人達に利用して欲しい
と言う事で近江鉄道さんの最大の敵である
車の利点を列挙し考察してみた。
車の最大の利点は
自家用車なら自宅or自宅近くの倉庫から
エンジンを始動すればいつでも行ける
そして。何より人混みに巻き込まれずに
目的地まで行ける。

その利点を凌駕するだけのメリットを
鉄道が利用者に提供出来ているか?
と言われるとこれを見る限り。否である

そもそも。通勤時間帯で近江鉄道を使うかと
問われると車を使い慣れている人が
鉄道利用に行くかと問われると
そこまでの距離ではないし
利用しないかなって言うのが本音であろう

京阪神間への通勤なら利用する価値を見出せるな
そこは営業範囲外であり
滋賀県内完結になっているのが利用者から見たら
利用しづらい点ではある

2-1.近江鉄道さんに打つ手はあるか?
先に結論を言うと打つ手はある。

その一つとして
もっと通学に特化したダイヤにして
学生が利用しやすくした方がいいと思う。

3.現実の利用実態は?
旧甲賀の国と旧近江国の
国境で利用者が少ないんだよね

水口近辺⇔貴生川エリア
八日市⇔近江八幡・彦根・米原って感じに
なっている。

って事はそこを結ぶ都市間輸送は
近江鉄道ではなくJRや車に
もっていかれているのが実情である。

じゃあ。
米原始発の貴生川行き電車を設ける必要は
なく日野始発貴生川行きと
八日市始発の米原・彦根・近江八幡行き電車に
分割した方が利用実態に即した感じになり
無駄も省けると思う。

その中間にあたる駅は
昼間の時間の利用状況を把握した上で間引き
運転も視野に入れてダイヤを
組んでもいいと思う。

交通税 を設ける
大義名分はウソって事になりますね

shigaken-gikai.jp/voices/GikaiDo…

4.本来、近江鉄道さんが
組むべきダイヤ構成とは?

再三。書きましたが
利用実態に即したダイヤを組むべきである

例えば。平日の昼間
米原⇔貴生川まで直通運転
しても始発から終点まで乗り通す利用者って
そんなにいないんだから。系統分離をして
利用客が少ない区間は2時間おきにするなど
間引き運転も視野に入れてダイヤを構成すべき
だと思う。

土・休日なら一定数いると思うけど
通勤型電車で観光地まで利用したいか?
問われると。
「それは。イヤ」ってなるからね
例えば。少しだけ席に工夫を凝らすなどをすれば
利用してもいいかなって気がするけどね

shigaken-gikai.jp/voices/GikaiDo…

いずれにしても。もっと改善できる所は
まだまだあると思いますよ。

5.近江鉄道さんの実際の経営状況とは?
交通税を欲している位
さぞや。赤字経営なんだろうねと思い
官報の決算データベースで調べたところ
ビックリ仰天😮
実は。直近6年で赤字だったのはたったの2年だけ

https://catr.jp/companies/26077/22381

それ以外の年は最終的に黒字になっているでは
有りませんか
今年はなんと。なんと
約3億9000万円の黒字ですよ

https://catr.jp/settlements/c3166/314394

いや。税金投入しなくても
会社自体黒字じゃないですか
交通税なんて要らないでしょ
って感じの経営状況でした。

6.税金を投入して地域に寄り添う事なんて出来るのだろうか?
今。現在この国の行政に於いて税金の使われ方を
公開してもその使われ方を第三者機関に
精査している所は
ほぼ無いに等しいくらい納税者である住民との
コミュニケーションが無いが乏しい状況です。
そんな中。税金を投入したら
どうなるでしょうか?
多分、予報されるのは
初年度は大人しくしていると思いますが
税金の味をしめた翌年度以降は
何の精査もなしで
大そうな大義名分とお気持ちだけで
無尽蔵に請求され予算に組み込まれて
執行されるでしょう。
そうなると、正直沿線の住民の利便性など
どうでも良くなりとりあえず
税金が欲しいから鉄道を走らせるって
事になると思います。
それってさ。住民と運行会社にとって
幸せな事でしょうか?
いや。何かそれは違う気がしてならないのは
気のせいでしょうか
「鉄道があって良かった」
「駅員さん、運転手さん
いつも早朝から頑張っているね。お疲れ様です♪」って沿線住民から思われるように
鉄道会社は日々の努力をするべきだと思いますよ
それこそ。鉄道会社と沿線住民との心が近くなり
不要論を跳ね返しそして利用する人が増える道
だと感じますがどうでしょうか?

7.総括
って事でここまで約2400文字近くに渡り
つらつらと書きましたが
近江鉄道の利用状況を見ている
限り現実に即したダイヤを組み

営業利益に即したサービス提供を
すればいいだけじゃない?って
思うけどな

わざわざ。交通税 を設ける
ほどのものじゃないかなと感じた。

今、近江鉄道に必要なのは
「経営努力」です

新たな税金を作る事では有りません

まだ。近江鉄道さんの営業係数は125です。
瀬戸大橋線や仙石線などと同じレベルの
営業係数です。

先ずは。利用状況を踏まえた上での
ダイヤの見直し

そして。高コスト体制の見直し
古くてメンテナンスにお金の掛かる車両は廃車

予備車の削減、幾らでもやる事ある。
頑張って下さいよ。

そして、何より
鉄道を維持するのには
住民に必要とされる事・沿線住民から愛される事
使われなくなったら単なる鉄の棒と鉄の塊ですよ

芸備線みたいな救いようがない状態
じゃないんだから。さ

って事で。最後までご覧頂きまして
ありがとうございました。

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